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(2001/3/1 木)

来週に淡路島で有機分子素子の国際会議なので準備におわれています。昼間はほとんど研究に時間がとれないのでアフター5が勝負なのですが、どんどんずれこみ不安(汗)。

 10年後にはコンピュータチップはシリコンでなくて有機分子にしようという会議です。この根拠は

1.ムーアの法則により予言されるCPUの10年後のシリコン細線は電子のトンネル電流が無視できない程細くなる(数ナノ)ので、シリコンは使えない。

2.ムーアの第二法則によるとCPU開発の設備投資も加速度的に増えてきていて10年後には全世界の総生産量をつぎこまないとCPUの新規生産ができないといいます。

そのためには、

1.合成で有機分子を最適機能でつくりこむ。

2.分子へのアクセスを確保する。

3.自己組織化と壊れた場合の復元力についてさらに検討。

4.量子コンピュータもしくは量子アルゴリズムの開発(なぜなら電子移動は量子論的確率に左右されるから)

といわれています。

しかしこれまでにもシリコンの限界は何度も撃ち破られてきました。ちなみに今の分子素子フィーバーは原子間力顕微鏡や近接場光学の発展でもりあがっています。

分子の自己組織化についてはまだ機能分子とはいえないけど脂質やタンパク質の集積化がたしかにすすんでいます。

 予算的な裏づけはアメリカでは国歌プロジェクトに採用されているとか。ナノテクノロジーはアメリカ化学会のキーワードにもなっています。

2/27は大学にいってあれこれ打ち合わせ。大学院生に装置の使い方などを教えました。僕がいたころあたりまえのようにやっていたことが、伝わってない。

 円二色性の原理とかホトマルの原理とか量子論の基本原理やカラムのつめかたとか、カラムでわける原理とかもなぜか気がつくと説明している私。

 それこそ電子の順位や半導体とのからみなど接合には課題が大きいですね。

論文やプレゼンをみていると自分で考えることと、既知のものを自分の議論にとりこむことというのはなかなか難しいようですね。うまいドキュメント程、仕事がのこってないように書かれているものです。

MacOS public betaでMac MP3 for Xをつかってみたのですがデコードの音質がひどい。それでMacOS9.1にリブートしました。Mac OS Xの最初のリリースではiTunesがふくまれないそうで悲しい。Mac OSXでは今のところクラシック環境でiTunesうごかないのよ。

ねむい。寝る。目が33って感じです。今はシューマンの「詩人の恋」がかかっています。

2/27は父が亡くなって2年。月日のたつのははやいもの。すでに3月。年度末はまたいそがしくなるね。

(2001/3/8 木)

昨日までの分子素子、分子エレクトロニクスの会議は刺激的で今後の展開をするにはいい場であると感じた。政治的な動きをキャッチできそうなので、こういうのはさらりとひろっていかないと。

 IBMの20年来の分子素子研究家に他の研究者が実用化の予定は?ときくとない。とのこと。うーん、理解に苦しむ。これではだれもついていけないのでは?

 しかし半導体の人からも分子エレクトロニクスに確実にうつりつつあるようだ。特にナノメートルにアクセスできるプローブ顕微鏡の発達が大きい。

 私は素子というよりも量子論の基本原理をタンパク質膜中で再現しようと考えているのだけれど、ずっと絵に描いたもちだと思っていたが若い物理学者におもしろいよ、それ、といわれてやる気になった。というか、その彼にそれをやるには・・・と・・・がいる。自作すればいい。。。。と一方的に攻められた。

 私のいる公的な研究機関では予算は自分でとってくる必要がある。なにもしないところ、考えないところにはなにもふってこない。

光合成のページ書き続けてよ、といわれるのだけれど、どうしたものか。2年でゲノムとか解析したことなども盛り込まないといけないのに私はそちらがわからないので総論にならない。というか、それをどうしたものか考えていてらちがあかない。好熱細菌のゲノムと細菌のゲノムを突き合わせて膜タンパク質を見比べてみたいのだけれど、なにから手をつけていいのか。。。

明日は印刷関係で3Dグラフィックの講演のセットアップ係。Open GLをつかうそうだ。ただしWindows。

今日は光合成関係の講演会でボスがホストなのでせっせとでかける。今回は先生が大物先生がそろっていて、壮観。いつもは忙しい先生ばかりでなかなか顔をあわせられないのだけれど。最近読んだ論文で10年くらい前に先駆的な仕事をされた先生に「改めて読むと量も質もすごいですね」とか伝えると(これはおべっかでなく本気)「君はますます口が達者になってきたな」とおっしゃられた。だから、みなさん僕のいうこと本気にしないように(笑)。実のところ、私のところで手法をすこしまねしようとしたらなかなかうまく行かず、十年前にそういうのを共同でやったりそろえたりプロジェクト化して人や金を動かしていた背景の学問や政治力には脱帽というのが正直なところ。

今週はまさに忙しいの一言。こういうのはよくない。忙しいことを自慢げにいう人もいるけど、僕はすきじゃない。行事は分散してほしいな。

なんか仕事の話ばかりになってしまった。話はもどるけど淡路島でとまったホテルはウェスティン。安藤忠雄氏設計。夢舞台はたしかに見た。みなはすきかっていっていて無駄だよなあ、とか安藤氏らしいとか。。。私はアーチや列柱がない、とかって思っていました(笑)

 宿泊費は普段だと4万円くらいするようだ。でも今回は1万円ちょっとで泊れた。今回は(も)自費参加なので3月のお小遣いがなくなってしまった(涙)

  で、会議は英語なので夜疲れた頭にはショパンのノクターンがよかった。

 ポスター発表なんだけど、外人一人、後は日本の方で5人くらい。プレゼンテーションタイムが45分でちょっと短かめ。タンパク質系でポストシリコンってのもへんだけど聞きにきてくれた人には感謝。光合成の同業者は2人(笑)。

 論文別刷りのべ20部をもっていってもらい、これはこれでうれしいのだけど、もってった人は聞きにこーい(笑)。

BGM ショスタコーヴィッチ 交響曲5番。シューマン詩人の恋。

次は高分子分析国際会議(@名古屋)の予稿集を練らなきゃ。

(2001/3/10 土)

昨日は講演会が引けた後、自分の仕事にもどり、ゲラ刷りをチェックしはじめた。恩師は一文気に入らないところがあるらしく、なやんでいるらしい。私はネイティブになおしてもらった上にエディタがすこし直しを入れた文章をなおす度胸はないので、そのままでいいやって感じ、なんだけど、どこかでミスした前置詞いれかえを一ケ所と、データがポジティブなはずがなぜかマイナスになってるところをみつけなおしていた。なにしろすりあがり7ページなので結構時間がかかる。

今週は出かけるのが続いてつかれていたのか、そのままホットカーペットの上で寝てしまった。いつもなら30分もすれば起きてお風呂に入るのだが気がついたら朝だった。なんかつかれがよけいひどくなったよ(笑)。

木曜日の講演会で研究の展開の重要さを思い知った。今ある実験データを補強するアクセサリーのデータとともに、それを発展させる小手先でない展開が重要。なにかおもいつけばいいけど。

 木曜日の会では生物物理の国際会議にもだしてねと知り合いの先生にもいわれ、え、って感じ。生物物理は過去一回しかいってないし、ちょっと基礎的すぎて私のようなエンジニアリングの人間(よければオッケーってな具合)にはなぜかを追求するのは不向き。これは7月のおわりから8月。この直後高分子研究会の合宿があり、ここでもポスターはっとかなくてはいけないから、どうしたものか。そうかゲルでいこうか。

今日は午後職場でテーマを考えようかと準備中。したがってロマネスクも音楽も書けません。あしからず。もう一つの問題はfwiサーバの調子がわるくひどくftpが遅い。サーバ引っ越ししようかな。

メール:romanesque@mac.com

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