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(1998/03/11 Wed)
山本君からの手紙 その6
物理学的法則の客観性、普遍性とは少しで多くの人が考えないですむ状況を仮定したものなのだろうか?しかし、これほど専門化した知をすべての人々が理解できようはずがない。つまり、巨額の資金を投じた特殊な装置のもとで生じる異常な条件下で立ち現れる、もしくは推測される現象を物理学者が専門知をふりしぼって説明したものを人々は無批判に(つまり考えずに)客観性、普遍性として受け入れるわけである。多くの人々の場合、物理法則とは、それを理解せずとも生活世界に何らかの一定の作用を及ぼすことに有効であればそれでいいわけで、その作用とは生活世界をそれらの法則にしたがって作りかえていくこと(=自然開発)に他ならない。
物理学者が私の法則は普遍であるといったときその法則は、時間に左右されないというニュアンスを含んでいる。つまり、ある一定の条件を作り出せば、例えば、BC 3000年のエジプトに真空管を持ち込んだとしたら、物は同時に落ちるだろうということである。しかし、同時に、これは時間に対する物理法則の側面性を言い表している。つまり我々と世界とのactualな関わりの流れとしての時間(歴史)は、一定の法則性という視座におさまった物理学者の説明できるところではないということである。
物理学はまさに、このとき、この場所で成立した生き生きとした現象を記述できようか?−たとえそれが可能であったとしてもそれはおそらく無意味であろう。記述という行為自体が、時間という老人の娘である学の宿命であるとするなら、人文・社会諸学とは別の意味で科学もその限界を知るべきなのである。
mireiさんのサイト(Exception Handling)表紙が変わりました。このException Handlingの語の由来は?
水野さんによるシェーンベルクのディスコグラフィ。追加しておきました。もうすぐカウンタも300突破ですね。
がーんロストロポーヴィッチの対談見るの忘れてました。ロストロポーヴィッチがバッハの無伴奏チェロソナタを録音したところはフランスのヴェズレーにあるロマネスク教会です。私もかつてそこを訪れました。そりゃもう美しい教会です。こちらを御覧下さい。
先日はなしにでた「永久保存版」から呉智秀氏についてのページを含むTHn's Home「All about 呉智英」に飛ぶ。私も一時期呉氏の本にはまって数冊読んだ。「百聞は一見にしかず」ということわざが誤りえるかが地動説で説明されていた。これは私にとっては科学的思考と日常的思考がいかにはなれたものであるかというよりも、いかにそれらを切り離して考えるようになっているかということを認識できた文章だった。
ちなみに私は氏が莞爾として微笑んだということを説明した文章も忘れられない。
THn's Homeでは東洋史もあつかっておられ、フランスと中国の18〜19世紀におけるおける結びつきについては興味深い記述を読むことができた。
私の職場にAdobeと大日本スクリーン製造の方を講師でよんでPDFの講演会を開いた。90人はやってきた。まずまずの成功。このwebもPDFでやる?というほどレイアウトにはこってないか。
その後は大学の恩師のMacのハードディスクが不調なので新たに購入してもらって、そこにインストールをしてきた。先生はコンピュータに詳しくないので卒業しても私がメンテしている。
インストール、機能拡張のいくつかをインストール。2時間ちょっとで完了。メールボックスをどうするかというのは結構なやみのたねだ。先生にファイルをいろいろな変換させるのは無理だ。
調子の悪いハードディスクは私が一旦引き取ってなおすことにした。2年前のOSなので結構ハードディスクツールが変わっていてなやむ。まあ、急ぎでないから明日以降だなと。
先生とは中華料理屋でラーメンと餃子で1時間半くらいねばる(笑)。家にかえったら1時前でした。
あ、そうそう研究室に等身大綾波レイちゃんの振り返り垂れ幕がはってあった。私はあんぐりとして、学生君達に聞いた。だれの趣味?みんな否定する。彼です。いや彼が。まあ、まあ、みんなその気があるのね。結構はまってる人おおくておどろく。僕はもう一回ここに記事を掲載するつもりだったけど推敲しているうちにどうでもよくなってきてやめてしまった。そういや映画版をテレビでやったやつも見たけどもうさめてしまいました。だって興味が他に移ったんだもの。たんに女の子にスポットがあたらなくなったせいだという説も濃厚。なんでせっかくの機会なのにちちももまずに見るだけなんだお前は。みたいな。ついでにいうと村上龍と組むより村上春木と組んでシンジ君に父親譲りの能力を発揮させてごたごたいわずに女の子3人ともと・・・(以下自粛)
(1998/03/13 Fri)
今日は光合成のページを仕上げるべく書き足していましたがまだ人には見せられない状態です。今回は光合成が行われている場所を解説しようと細胞からイラストを書いているのでちょっと手間取ってます。今週末かかるかもしれません。
日比さんの連載掲載しました。ぜひお読み下さい。
シューベルト魂の野道 第4章その3
その3 虚無感の音がライエルマンの手回し風琴の渇いた音色ではあるが、それもF=ディスカウの時間への覚悟であった。
今回はセクションのわりかた失敗しました。あとで直す予定です。
一週間てはやいですねえ。今週末は暖かくなるのでしょうか?毎日春めいていきます。
チャイコフスキーのくるみ割り人形と白鳥の湖の組曲にはまっています。いやーいいですねチャイコフスキー。うきうきしてくる音楽を聴くのってモーツアルト以来かな?
(1998/03/14 Sat)
私のwebの内容がわかりにくいというコメントはいただいたことはないのだが、先日の振り返りレイちゃんのポスターを研究室にはった学生君碇シンジ君が私に苦言を呈してくれた。
それを部分掲載して血祭りにあげよう。こういうことは趣味ではないが、まあ、後輩なのでそれもゆるされるだろう。
等身大綾波レイちゃんの振り返り垂れ幕がはってあった研究室の碇シンジです。上の文章を書いてもらったのを記念してメールを書きました。光合成のページを楽しく読ませていただきました。
[中略]
光合成のページの感想として、テーマが違うひとではほとんど理解できていないようでした。なぜ効率よく光を収穫し、効率よく電子伝達を行うために、それらの分子の配列や配向が必要なのか分からない人が多かった。特に、バクテリオクロロフィルは光収穫系にも電子伝達系にもあり、その機能の違いが電子を貯めてエネルギー移動することと、電子を流すこと(また、電荷分離も含め)の区別がつかないようであった。今後このホームページに期待することは光の収穫から電子伝達によりプロトン勾配ができ、ATPが合成され、エネルギーとして使われるまでの過程を14歳の僕にも理解できるように書いていただけると大変うれしいです。また、タンパク質の3Dで表示する事にも興味があるのでその作成法を詳しく書いていただけると幸いです。
まず、いきなりシンジと名乗れちゃうところからオタク度全壊、あ、ちがった。全潰、あ、これもちがった、全開。感服する。
それはともかく、具体的に書いてきてくれたので、レスポンスのしようがある。
「分子の配列や配向が必要」
私だって知らない。そういうデザインで光収穫や電子移動が効率良くなってるとしかいいようがない。いまのところは。君しってるの?知ってたら教えて。
「エネルギー移動と電子移動の違い」
そもそもエネルギー移動メカニズムも電子移動メカニズムもはっきりしていないのだから書きようがない。また、エネルギー移動と電子移動について理論的なことを詳しく書くのはここではめんどくさかったのでやめた。「光の収穫から電子伝達によりプロトン勾配ができ、ATPが合成され、エネルギーとして使われるまでの過程」
今苦労して一般向けの文章を全面改定しています。なお、中学生向けではなくて高校生向けくらいで考えています。
「タンパク質の3D」
プロテインデータバンクに検索サイトからはいって、名前を登録すればデータは君の物だ。だけどこのサイトは英語なんだ。シンジ君は勉強苦手なようだからアスカちゃんにやってもらうといいと思うよ。きっとまた、あんたばか〜っていわれるだけだろうけど(爆)。
そうそうこの分野でも投稿オッケーだから君書いてくれるとうれしいな。まあ、実験が忙しくてやってられないと思うけど。実験がんばってくれ。レイちゃんによろしく。ちなみに私は振り返りレイちゃんより精神汚染で体にチューブがはいってきたような絵のほうがエログロホラーまんまという感じですきです。
さらに最後に、メール、MSのアウトルックエクスプレス使うのはいいけど、メール送信はテキストでやるように、HTMLで送信しているよ君は。もう1つ、週末は電話でPPP接続しているんだからいきなり132Kのメールなんて送ってくるなよな。
というわけで今日も光合成の一般向けを書いています。今週末でとりあえず一節は仕上がるでしょう。
週末といえば例のものが届く日クラシック音楽とヨーロッパ系映画のTV番組お知らせメール。届いてない方で欲しい方は私にメール。
ではみなさまごきげんよう。カシャ。
(1998/03/15 Sun)
光合成の絵をだいぶ書きました。もう少しでアップロードできそうです。光合成による物質の生産について書き足しています。もう1つは進化についても書き足したいですね。しばらくメンテナンスモードですがお許し下さい。
驚いたことに私が運営している北高同窓会web人が増え始めました。これは広めてくれる人が出てきたため。人があつまるのは楽しいことだ。でも全然コンテンツないんだよな〜。
なぜかファイル名が1998_03_11.htmlではFTPでputできなくなってしまった。なぜだろう。とりあえず1998_03_11_1.htmlにするとファイルがとおるのを確認。よくわからん。PPPやり直せばすむ問題かもしれないが、これで当座をすごそう。
再び私の出身の研究室の碇シンジ君からメールがきたので紹介しておこう。また投稿してくれ。
* * * ホームページでの回答ありがとうございました。
シンジ「ねぇ、研究て何なのかな?」
アスカ「あんた、バカ?」
「ワケわかんない連中(某N先生?)が攻めてくるのよ。
降りかかる火の粉は取り除くのが、あったり前じゃない。」
シンジ「綾波はなぜここで研究するの」
レイ 「絆だから」
シンジ「絆?」
レイ 「そう・・・絆」
シンジ「先生との?」
レイ 「−−−みんなとの」
シンジ「強いんだな・・・綾波は」
レイ 「私には何もないもの」
シンジ「他に何もないなんて」
レイ 「じゃ、さよなら」
* * * まあ、N先生が攻めてくるというより学会や論文の締め切りが攻めてくる(やってくる)といったほうがいいかもしれない。そんな君にはおかえししておこう。
「研究とひとつになりたい?それは、きっと、とてもきもちのいいことなのよ」
ここもエヴァサイトになったりして(笑)。君にとってセカンドインパクトとゼーレが何に当たるのかぜひ教えてほしいものである。ちなみに私の在籍中アニメを見る人はほとんどいなかったのに、かわればかわるものだ。
今日はジャンヌダルクをようやく見終わった。これは実写である。そのうちまとめてみます。女優はサンドリーヌ・ボネール。乙女というには肉感的ではある。
音楽はジョルディ・サバールでエスペリオンXXでした。
ジャンヌダルク終了後、NHKの歌舞伎で勧進帳をおわりのちょこっと見ることが出来た。結構面白い。なにをやってるのかさっぱりわからないが、新鮮なせいかしばらく楽しんだ。レパートリーに加えるのもいいかもしれない。
家人がいうには、「勧進帳でのアンサンブルの見事さには呆れる。指揮者なんていないのにアンサンブルは保たれている」。この手の音楽を取り入れた曲を日本人は書いているはずだ。われわれは評価できる耳を持っているだろうか。
クセナキスのCDで高橋悠治氏が振ったのがある。「暗い瑠璃色の国へ」というとんでもない曲で、ずっと前に買って、は〜んという感じだったのだが、今となっては冒頭にはいっている曲、ヴァレーズの「アンテグラル(積分)」とともに楽しめた。この間のテレビ番組でクセナキスの聴き方のこつがかなりつかめた気がする。CDはfontecのもの。このCDのトリはマセダの曲なのだが、トーンクラスターでつくったミニマルミュージック風の曲。
クセナキスのチェロ独奏曲アルファノモスを一度聴いてみたい。お勧め盤ご存じの方は教えて下さい。
光合成は今晩アップロードします。ようやく第二章を書き上げた。毎週4回連載になります。
(1998/03/17 Tue)
昨日のクセナキスの曲アルファノモスと書いたがWebernについて執筆してくださった水野さんからノモスアルファだということで連絡をいただいた。データ部分だけ転載します。ありがとうございます。
1997/10現在の国内盤のカタログによると、CDでは
1.クセナキス「弦楽とピアノのための室内楽作品集」
2枚組15曲入
エルフェ(Pf)アルディッティSQ
モンテーニュ IDC-6114-5(国内盤)\5,097
2.クセナキス「作品集」
4曲入
ストローク(Vc)、ブーレーズ/アンサンブル・アンテルコンタンポラン他
エラート WPCC-4953 \2,854
以上の2組があるようですが、1しか聴いたことありません。
とってもドライな演奏です。
それからLPで持っているのですが、
《ジークフリート・パルム・チェロ・リサイタル》(DGG)にも入っています。
他にカーゲル、ウェーベルン、シュトックハウゼン、ペンデレツキ、
ツィンマーマン、ユン、ブラインの作品が収録されています。
CD化されていればこれが絶対のお薦めです。
* * * 水野さんがテンポラリーに送って下さるディスコグラフィはどこかにまとめたいですね。どうしたらいいかな。この間はB. A. ツィンマーマンのディスコグラフィ送ってもらったし。名古屋栄のCD屋さんにそろそろいこうかと考えています。
昨日はベルクのバイオリン協奏曲をルイスクラスナー/ウエーベルンで聴きました。これいいですね!それから管弦楽OP6はマーラーをもっと華やかにした感じですが、やはり両者に共通した美への憧れというものがあるのだと感じました。これはレヴァイン盤。ルル組曲ははじめはあの激しさと繊細さについていけなかったのですがいまではその両方を楽しんでいます。これはアバド盤。グラモフォンの最近のもの。
もう1つシェーンベルクのヤコブのはしごもCDだけどひさびさに感動した。心が病んでいるのだろうか?これはインバルのフランクフルト交響楽団でデンオン。ここらへんCDでしか聴けないから残念ですよね。
シェーンベルクの浄められた夜と弦楽三重奏曲をライブで聴いた時はそれはもう涙で前が見えなかった(嘘)。
というのは嘘だとしても本当に感動したのだ。その時はベルクの弦楽四重奏OP3がやっていた。その曲はヘレーネに捧げられた曲である。ベルクはどこの馬の骨かわからない作曲家だったころヘレーネと結婚したのだ。後年叙情組曲はハンナ・フックス・ロベッティンに捧げられているわけだから皮肉なものである。
シェーンベルクは歌曲というかシュプレッティヒゲザンク(?)という音の高さにあわせて語る方法を発明したがベルクはそれは一部しか使わなかった。
シェーンベルクの辛気くささは特に男の声でこれをやると極まるかもしれない。モーゼとアロンも色気なし。ヤコブのはしごも色気なし。
一方ルルは男を破滅していく女の物語だ。色気過剰である。
今はストーリーをどう書こうかなと漠然と考えています。もうすこしまって下さいね。ベルクの曲って
ピアノソナタ
弦楽四重奏OP 3
クラリネットとピアノのための4つの小品
作品6
室内協奏曲
叙情組曲
ヴォツェック
ルル
ヴァイオリン協奏曲
くらいかなあ。
あ、アルテンベルク歌曲集があるか。
それに弦楽合奏版はとても曲の名のとおりリリックだ。
本人が気にするように数は少ないかな。でも評価は高いからね。僕は何度もいうけど叙情組曲が一番すき。
光合成も一段落つきそうなのでロマネスクの関係をまとめていきたい。まずはアベラールとエロイーズ。今週末がつぶれそう。。。。最近は写本が手に入るといいなあと思います。
完全に内輪ネタだが件の碇シンジ君に光合成に関する新しくアップロードした私のページをコメントしてもらった。かれはシンジ君になりきっている。なかなかおかしいので今日も掲載しよう。エヴァを見た方ならにやにやしてみるのではないだろうか。パロディ文化が盛んなのが納得できる。
それはともかく、文科系のみなさまは私の文章を読んで同様に思われたでしょうか?この文章はもともと受験生用に一年前に書かれたもので、今回そのサイトがとじたので大幅に加筆して自分のサイト内に再掲載しているものなのです。文科系の皆様がわからへんということであればまだまだ書き加える必要があります。私の光合成の文章とあわせてお読み下さい。また、このメールで指摘された部分はすこし手直ししました。
* * * From Shinji Ikali
光合成の一般向け解説の連載について
光合成とは太陽エネルギーを植物が水と二酸化炭素をともに用いて、
糖と酸素に変換している反応であり、
また、光合成は葉緑体で行われていることも理科の授業で聞いた覚えがあります。
しかし、「葉緑体の膜そのもので行わ れているのです。膜が光合成をしているのです。」
の記述で膜とはなんなんでしょうか?
理科の授業で、細胞膜という言葉を聞いたことがあるのですが
これは中のものと外のものを仕切るためにあると聞きました。
これとはどのように違うのでしょうか?
アスカに聞くと
「あんたてぇ〜 ほんとバカねぇ!」
「葉緑体の中にさらに膜がたくさんあるでしょ。」
と言っていました。
よく絵を見るとなんだかそんなような気もします。
でも、2年A組では生物の授業がないためよく分かりませんので教えてください。
また、このページは高校生向けとあったのですが高校では文系でもこのようなことは習うのでしょうか?
対象は理系の人でしょうか?
中学2年の僕がつまらない質問ばかりして忙しい時間を割くのも申し訳ないのでそのようでしたらもう少し勉強してから質問したいと思います。
(爆)。
(1998/03/18 Wed)
[環境ホルモン]
環境ホルモンてご存じだろうか。いま盛んに話題になってきている。これは女性ホルモンを認識する酵素が環境ホルモンとよばれる物質をあやまって認識してしまうために問題になっているのである。このため男でも、細胞レベルでは女性ホルモンがたくさんあるかのように細胞が認識していることになる。つまり細胞は自分は女だって行動をとるようなのである。魚の例では精巣の中に卵巣ができ初めている例もあるそうである。
この物質は放射能だとか毒ガスのような手に入りにくいものだと思いますか?
実はどこにでもある。
その1つはビスフェノールAという物質である。コンパクトディスクはこのビスフェノールAからできるポリカーボネートという樹脂からできている。だからCDをぺろぺろなめてはいけない。なめるわけないって?
あまい。
食器はポリカーボネート製の物が多いのだ。今日夕刊でやっていたが5200以上の小学校がポリカの樹脂製の食器をつかっているという。
だが、もっとすごいことには、ポリカはほ乳びんとして使われている。
君(男)が美少女アニメにはまってもえもえ〜としているのはこれのせいなのかもしれない。なぜならこのほ乳びんを使わずにそだった世代のマンガには美少女は出てこなかったではないか。今の美少女系は少女マンガが開拓してきた絵で、意識の表出も自意識過剰の少女マンガに近い。これは昔からあった。「東京ラブストーリー」の作者も10年前とくらべてもみあげの男をかくことがなくなったってよろこんでいたけどね。彼女の美学に反するんだと。
これの影響はマンガにとどまらず社会全体に広まっているのかもしれない。フェミオ君とかね。
じつのところポリカーボネート樹脂がどれだけビスフェノールAを放出しているのかしらない。だが化学を知っている人はわかるのだ。樹脂は含まれているビスフェノールAを放出するというわけではなくて、この樹脂そのものが水で分解してビスフェノールAを放出することを。もちろんこれはとてもゆっくりした反応である。だが化学反応は熱をかけると速く進行する。そしてポリカーボネート樹脂の割れの原因とし加水分解は知られているのだ。はじめに書いたように実際に有害なのか出ていても無害なのかは定量的には私はしらない。
さて、この環境ホルモン。もう1つの例は洗剤に含まれている。これもベンゼン環に水酸基がついたもので、ビスフェノールAと構造がにている。どこにでもあるものなのだ。
洗剤をなめないように。なめないって?
でも排水しているでしょ?これは下水処理しても完全にはとれてないでしょうね。
ちょっと暗くなったけど、今話題になりはじめたので。あとからいうのは面白くないから。
しかし、プラスチック業界にしてみればポリカーボネート製の食器やほ乳びんのリプレースという笑い顔がとまらない事態ではあるのかもしれない。
(1998/03/19 Thr)
高校では私は化学部化学班に所属していた。(そのまんまやないけ、という関係者はまあそう慌てずに)
とーぜん部員には変なのがいる。というかみんな変なふうにみせるこつを心得ていた。結構したたかだ。なぜって同じ土俵にのったら負ける人々でもあったから。でもこれは当時認識していなかったことだ。否定するひともいるかもしれない。だけどみんなうまく周囲にとけ込めてなかった人々だ。僕が保証する。その中の一人が高校の同窓会web用にアンケートを答えてくれて私のことも書いてくれた。よんでて面白いので、私がどんなことをしていた人間か、ある程度はわからせてくれる内容だ。よき仲間である。ここを読んでいる人も多かれ少なかれ同じタイプの人間であることであると僕は思う。類は友を呼ぶというからね(爆)。
Y. A. さんがかたった名古屋北高時代:
> エピソード
化学実験室を、塩酸の煙でいっぱいにしたのは私だけじゃなかったはずです。
毎日石鹸作りに明け暮れて、最後に指紋をなくしたのも、飯田君のはずです。
花火作って、事件を起こしてたのは大木先輩です。(げんきでしょうか?)
実験室で変な数式を書いて妙な世界を展開してたのは、飯田君と丹下君です
卒業する時に、化学実験室の前の柵だけが妙に錆びていて崩れそうだったのは、丹下君と飯田君と大木先輩と誠子先輩とあず先輩と、その他もろもろの人々が、悪魔のような実験を毎日繰り返していたからです。
テスト中に3時ごろまで自転車置き場で遊んでて追い出されたのも、飯田君と丹下君です。
iidaのコメント
何してたんでしょうね。(笑)
[石鹸作り]
なぜかこのころせっけん作りに燃えていた。なぜかは思い出せない。せっけんは油を水酸化ナトリウムで水と炊いてやれば加水分解がおこってせっけんができる。このとき水酸化ナトリウム水溶液をよく触っていたので指紋がなくなった。
[花火]
このとき私はいあわせなくて残念だったが、なんでも火薬をつめた るつぼ がテニスコートまで飛んでいったそうだ。けが人はさいわいなし。もちろんテニスコートには学生達が練習していたという。
[実験室で変な数式]
高校一年のころから丹下氏と微分積分を計算しあったが彼の方がまちがいなくかしこかった。ちなみにディラックが導いたシュレーディンガー方程式とポアッソン括弧の話しと、シュレーディンガー波動方程式とハイゼンベルクの行列力学で調和振動子と水素原子を計算した際に計算がどう違うかを検討したのもこのころ。私は後年生体類似環境での電子移動について検討した時には役立った。
これが変かどうかはあまりY. A.さんは言えない。彼女は数学が得意だったはず。僕は全然ダメ。
[悪魔のような実験]
髪の毛からシステインというアミノ酸を抽出する実験をやっていた。塩酸で炊くので高校の貧弱なドラフトでは当然塩酸で実験室がさびる。さらに、私が枯れ草からパルプをとるのだと思い立って(なぜこんなことを思ったのかよく覚えていないが)塩素ガスを発生させ(次亜塩素かなにかをつかった。記憶にない)リグニンの漂白をくりかえした。気分が悪くなって倒れる部員がいた気がする。
[テスト中に3時ごろまで自転車置き場で遊んでて]
試験勉強なんてなんの興味も持てなかったので多分彼と微分積分について議論していたのだろう。微分積分といってもフーリエ級数やらルべーグ測度やら知ってる?フーリエ級数は級数がいつ収束するのかわからないということがあって、そういうもののためにリーマンの積分測度ではなくてルべーグ測度を議論する必要があった。
そしてそれらが量子力学の基礎数学となっていたのだ。ディラックのデルタ関数とかね。基礎数学は計算には役にたたないけど必要なんですよね。
くり返すが私の御学友達は成績がよかった。私はぜんぜんだめ。かれらはその上でさらに勉強していたようだ。かれらは偉かった(皮肉なしに)。ちなみに私は今はこんな高級な研究はしていません(笑)。でもいまでもオリジンはここらにあることを確認した。
ちなみにちょっと前にここらへんのことを自分で思い出して書いてみた。それはこちら。
さて今日は、日比さんのシューベルト「魂の野道」最終章にはいりました。この章は複数に分割したくないつくりなのですが涙をのんで二つにわけました。シューベルトの最晩年のピアノソナタには興味があります。私にはシューベルトってまだ対象外ですね。時間がかかります。次の連載はモーツアルトです。
そして、水野さんのシェーンベルクディスコグラフィも更新しました。昨日私はシェーンベルクのピアノ曲をグールドで聴き、大変満足しました。なぜってそこにはむき出しの感情がバッハのような構成感におしこめて演奏されている気がしたので、ただこれはグールドの「ゴールドベルク」に私が深くはまっているからかもしれません。
今日訪問したページ(リンク許可申請中)、”Cyber Machine 2 Scene Labo電脳機械通信研究室”にはストア派の哲学文献のオリジナル和訳がある。古典時代の哲学は中世ヨーロッパの本をよんでいるとよく出てくる。ヨーロッパ中世で興味をもっているのはまさにこの点で、古典主義時代の文献とキリスト教の聖書の教義をどう結び付けてきたか?ということですね。そしてギリシャ・ローマの哲学書をよむといかに今の思考方法と異なるかがわかります。というか何が書いてあるのかさっぱりわからないことが多い。そんなわけで何が理解できる概念か理解できないのか具体的に洗い出さないとぼや〜と流すだけで中世に流入したものを見ていけませんね。また、哲学好きのためのSF評もある。私はPKディックの「電気羊」が好きなんですがタイトルだけで記述を見つけることは出来ませんでした。また、ハインラインは昔よく読みましたが、かつてSFものにサイエンスを求めたため、いまではSFとは離れてしまいました。ときどき現代音楽に関する記述も見られます。
過去の思考方法がいかにわれわれとかけはなれているか知るために、自然科学分野での記述をケプラー(1571-1630)の例で簡単に示しましょう。
どういうつもりで研究していたかその手紙を読むと狐に包まれたような気がするでしょう。
「私は世界の大多数の物に対する原因は神の人間に対する愛から演繹できると信じている。神は世界にすまいをつくるさい、いつも将来そこにすむものを考慮したことはだれも否定しようとは思わないだろう。なぜなら、世界とすべての被造物は人間のためのものであるから。それゆえ私は信じている、神は、創造者の真の模像を載せ、そしてそれを、養わなければならない地球が、その軌道の内外に同数の惑星があるようにして惑星の間を周航するのが意味があると考えたと」(宇宙学的神秘より)[現代物理学の自然像 Wハイゼンベルク みすず出版 尾崎辰之助 訳]
あなたはこういう自分より上位の存在のこと考えて研究したことある?キリスト教徒でないとそういうものは持ちにくいかな。私もキリスト教徒はございません。あしからず。ちなみにハイゼンベルクはこの本で力学的唯物論あたりまでたどっています。シュレーディンガーの「生命とは何か」とあわせて読むとおもしろいかも。