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2008年05月16日

世界陰謀説

陰謀説のサイトを先日のぞいたら国際社会の動向が面白く解説してあった。

よくあるユダヤ人が世界を動かしている、とかそういうたぐいである。
世界情勢については自信を持って判断できないので、へー、そういう考え方も
あるのか、くらいに思っていたが、二酸化炭素地球温暖化について
あやしい、とか反対派の意見列挙を見て、ようやくこの陰謀説はあかんなこりゃ、と
見切りがついた。

そのサイトによればIPCCははじめに結論ありきで、反対派の声を威圧的に消している、
とかデータがあるとか、いうのだが、
アメリカ化学会監修の化学の教科書を読むと、
実は科学者も温室効果ガスの地球温暖化効果や最近(数十年)の温暖化が
ただしいかどうか、まだ間違いである可能性をのこしていることを認めながらも、
政治や経済へのアクションをしなくてはいけない段階であることを
うたっている。実際にためそうったって地球は一つなのだから、と。

よく観測例だけで温暖化が語られるが、その基礎はあまり語られない。
一方化学者は二酸化炭素の分子振動スペクトルから温暖化がおきる
理由を説明していく。

実は私も地球温暖化についてはあやしいなあ、とんでも科学か?と
思っていたのだがゴアさんが人気出る前に、
物理の大化のフリーマン・ダイソン(ノーベル賞受賞)の本を読んで、
1960−70年にかけて物理学者は必死にシミュレーションをしていた
ことを読み、急に信用することになった。
当時海洋にどのくらい二酸化炭素がとけこむのか?土壌にはいった二酸化炭素は
どうなるのか、など急速に研究が進展していたようである。

なのでIPCCが太陽変動説の学者があらわれても、もうすでにシミュレーションに
組み入れている、というのは当然なのだ。
つじつまの合わないデータがあるのも整理されている、
その上でのもっと大きい議論や検証をしなくてはいけない、段階、
といわれると、そうか、という気がする。

ちなみに私は光合成も研究しているが、国内の光合成の人たちは
今の状況に利用されるのがいやであまり積極的には発言してこなかった
ように思う。それもすこしかわりつつある。
光合成初期過程には二酸化炭素固定は関係ない、というか
光合成でひき起こされた電子で光とは関係ない酵素間の反応になるし、
カルビンサイクルはカルビンがノーベル賞もらったくらい研究されたわけだから
今はあまり研究されてなくてもあたりまえ、かもしれない。

こういう話は研究内容というより研究予算をとってくる話に
なるので書きづらいのでここでやめる。

推敲してアップしたいがいつになるかわからないので、これでアップします。

投稿者 iida : 2008年05月16日 06:26

コメント

お久しぶりです。
二酸化炭素の海洋吸収については名古屋大学の水圏研究所も
かなりがんばって観測してましたよ。色々成果も出ていたはずです。
地質的にはジュラ紀付近(酸素濃度も高かったけど気温も高かった)が
現在と比較できそうかも、とか話していました。
ジュラ紀の後は白亜紀で二酸化炭素をたくさん固定するんですが、
こちらは実はあまり気温が高くなかったらしいです。

投稿者 あんどう : 2008年05月18日 00:35

ご無沙汰しております。

コメントありがとうございます。
地球環境の変動要因のキーファクターが明快に
説明できて、マスコミに専門家はまだ地球温暖化に諸説ある、
といわれないようになりたいものですね。
ちなみに私のまわりの化学者はいまだに懐疑的というか、
他分野の原著論文よんで判断するひまないのが実際のところですね。

投稿者 iida : 2008年05月18日 21:06

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