« ちょいワル | メイン | アップルが30周年 »

2006年04月02日

村上春樹

村上春樹の「スプートニクの恋人」を読んだ。

村上春樹を読んだのは15年ぶりくらいか。
あるいきさつがあって、私は村上春樹を読まなくなった。

だから読むとあるいきさつがあったころをいろいろ思いだしてしまい村上春樹の不思議な小説世界でのいごこちとともに悪魔の汗のような幻惑に入り込むようだ。

村上春樹の小説の主人公はたいていうまくいきられない人で、要領よく生きているように見えるが実は内面は空虚。で現実的な人がぶつかってくる。一番親密な人も空虚な世間擦れした人である。

現実にフィルターがかかり2段がまえで現実をぼかす。

スプートニクの恋人は妄想の描写が巧みである。たぶん。そんなとこ。

村上春樹氏はカフカ賞を受賞という事で最近の作品を読みたくなった。
ずっと封印していたわけではないが、小説は読まなくても生きていける。
カフカ賞を受賞するとノーベル文学賞候補になるようだ。

うまくいきられない人の感覚を描いてあって、それが評価されているのが不思議である。皆自分はうまくいきられないと思っている人が多いのだろうか。読書諸氏においてはほとんがそうなのだとか。

この小説は「ピアノレッスン」を思い出させる。
ピアノレッスンは最後に主人公の女性が船にのっているときに碇を下ろすロープについ足をいれて海底にひきこまれる妄想を描いて終わる。だから妄想なんだか現実なのか、そうしなかった事が現実なのか、そうした事が現実なのかよくわからず終わる。

現実か夢かというのは中国の蝶の故事にもあるが、私は時々思うのだが、現実が私の夢ならこんなにいろいろなことは起きないだろう。だから今は現実。

先日夢でアフターシェーブローションを飲む夢を見た。現実の反応はねながら吐き出していた。
髪結いの亭主はずっと昔に見たきりなのだが。

虚構の描き方を前衛的にアプローチした筒井康隆氏とは別のアプローチ。

あと村上春樹氏はブランド好みですよね。
出てくる音楽や文学作品は地元親交のあるものでなくてバーチャル(例えばCDとか)で評価のさだまったもの。
コンサートだってアルゲリッチ/シノーポリとか。そんなの旅行中にチケットとれないと思うのですが。
ピアニストは20人いればいいとか。CDになるピアニストは20人いればいいのかもしれないけれどCDでなくてそこまでいかなくいいから生で聴きたいと私は今は思うのです。
昔は同意していたのに今はちがうという部分でしょうか。地元バレー団に見にいったことを上でかいて思い出したので追記。

たしかに村上春樹節に夢中になり4時間くらいで読み終わった。
最近小説読んでない人はいかがですか?

投稿者 iida : 2006年04月02日 07:11