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2005年08月05日
枕草子
枕草子、後半にはいると自賛談炸裂ですが、引き込まれます。
高校生の頃、枕草子を読むのが苦痛で苦痛で。
今は境遇やらお手柄やら人付き合い、というものを一通り経験してようやく枕草子を理解できるようになった、といえるでしょう。読んでるテキストは実は高校生の参考書
「枕草子セミナー」河北 騰、野村精一著 学生社 昭和51年版
古本屋で昔入手したもので、テクスト、詳細な注、設問、セミナ、通釈、解説、となかなか詳しく、受験が終わっていれば読んでも苦のない量です。
読めば読むほど、当時古典なんて文法から単語からまったく理解できていないことがわかりました。
高校生の頃はマンガの「あさきゆめみし」という源氏物語のパラフレーズがはやっていたのでそういうのは読んで、原文もよんでましたが、たどっていただけですね。。。。
今よんでいていて切ないのは絶頂時代に内侍になりそこねた、悲哀です。
女房とはいえ組織の人間である事が浮かび上がります。
海月(くらげ)のいつわにはウケました。
こういうのを子供に読み聴かせたいと思います。
意味はわからなくてもいいのです。言語は音、リズム、発話の美しさ、そういうものを自然と頭に入れてもらいたいな、と思います。学ぶべきものは最高峰にしかない。それ以外はすべて時間のムダ。最高峰まで、せめてどんなに低くても山の頂上までいく達成感を覚えなければ努力なんてほとんど意味のないものです。
内容について言えば、男女のやりとりなんてどう理解させたらいいのか(笑
そこに最大の面白さが入っているわけですから。
高校生でも政治や遊戯のたっぷりはいった手紙のやりとりの意味はわからないでしょう。
出世がちらついているのですから。定子一家の没落もあります。こういうことは類似の事を経験しないとピンとこないでしょう。
いや、編纂箇所も面白いところがあるかも。
みの虫の話も面白かった。
このテクストは1000年の間筆写に耐えてきたテクストです。強力でないわけがありません。
わたしだってこうしてblogにかいてこのテキストを何らかの形で応援しているわけですから。
後一週間くらいで読み終わるかな。。。。
この先生方のテキストの強度は強がってますが、やはり負けてますね。清少納言を評する公家のつもりで解説をかかれたという意味では面白い趣向です。
今、ぱらぱらと最後のフレーズを読んで、高校生の頃感じていた、そして今忘れていた、本の終わる物悲しいさびしい感じ(ライ麦畑・・・)が胸にわいてきて再度私を驚かせました。
投稿者 iida : 2005年08月05日 01:08
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