2003年04月17日
シェーンベルクOP 29
シェーンベルクの作品24のセレナーデはユーモアたっぷりと無調のきしりとがとけあってなかなかに前衛っぽい一品でありながら、やっぱり古い作品らしい(100年ほど前という意味で)という感じのいい曲。それで前後をその雰囲気で聴くと聴き方もかわるかしらんとおもったらOP 29の第二楽章がやっぱりそういう雰囲気。
シェーンベルクの音楽は音に溢れメロディに溢れているところが特徴。そういう意味ではベルクもいっしょだけど、シェーンベルクはより古い音楽の形式に戻っていった、というか音の時間軸への配置はやはり古いやり方がすきだったように思う。
ベルクの叙情組曲を聴いても(スコアを見ても)分かるとおり、時間軸へのマテリアルの配置は新しさを感じさせる。最晩年のバイオリン協奏曲にはコラールが12音技法で鳴り響くように12音音列を組んだというが、それでもその部分があってももう一段階上の音楽の進行は新しさを感じさせるような作曲をしている。
シェーンベルクも最晩年の表現主義っぽい、ナチスのユダヤ殺しの実態を聴いてからの彼の激烈な音は、まったく新しいマテリアルの配置かもしれない。しかし、これらの曲は例外だ。あの歳でこれだけの若々しさというか強靭さというか、そういうものが保てるどころかさらに展開するのだからまねできそうにない。
ウェーベルンは実は恥ずかしながら私はさっぱり受け付けないのですよ。関係者すいません。
投稿者 iida : 2003年04月17日 01:42
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