『そうだ、村上さんに聞いてみよう』 村上 春樹 著  朝日新聞社

書ききれませんでしたが、題名には続きに
 
 と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶっつける282の大疑問に
 果たして村上さんはちゃんと答えられるのか?

とあります。村上氏のおちゃめぶり考えても、これ全部題名だと思います。
絵は、『村上朝日堂』シリーズ(?)などですっかりお馴染みの安西水丸氏
です。
村上氏の大人気ホームページ「村上朝日堂」によせられた「質問・相談」
メールに当のご本人がばっしばっしと答えるやりとりを一冊にまとめた
もので、おお!博識〜と思うモノから、おちゃめだなあと笑える回答、
真面目なコメントまで、あのベストセラー人気作家がここまで遊んで
下さるのか!と感心しました(笑)。

質問の内容はほんとに様々。

「ランバダって何ですか」
「尻尾をつけるなら、どんな尻尾がいい?」
「ポールサイモンに似ていませんか?」
「「ごちそうさま」の返事は?」

おいおい、ほんとに何でもアリなのね(笑)。
もちろんあの村上春樹氏へのメールですから、恋愛に関すること、音楽の
こと、翻訳のこと、執筆のこと、作品にたいしての考察メールなども沢山
あります。

楽しいのは、とにかく村上氏の返答。
その質問の特長を的確にとらえ、メールを送った人は「もう村上さんったら」
と口元をゆるませてしまうユーモアたっぷりの回答の数々。
私は就寝前に読んでいたのですが、何度も「にやり」としてしまいました。

村上春樹ってあまり読んだことないし・・・何だか好きじゃないのよ
というあなた。
本書はかなり楽しめます。もしかすると、本書を読んでちょっと村上春樹も
読んじゃおっかなあ、と思うかも知れません。

かくいう私も、実は村上は村上でも「村上 龍」派なのです。
春樹氏の作品は人から借りたりして読んだ経験だけ。
(あ、『アンダーグラウンド』は持ってます)
でも、こんな素敵な「村上さん」が書いた作品世界、ちょっと覗いてみたい
なあとうずうずし始めています。

940円でこのおもしろさ。
あちこちの本屋さんで平積み(よく売れる本を積んでおいてあること)、
面陳列(めんちん、とも言うそうです。書棚に表紙を見せて並べること)
されているので、すぐに見つかるでしょう。あ、もう見つけました??




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