『シュリ』 鄭 石華(チョン・ソクファ)・姜 帝圭(カン・
ジェギュ)著 金 重明(キム・チュンミョン)訳
文春文庫現在上映中の話題作『シュリ』のノベライズ作品です。
CS放送の映画情報チャンネルなんかでも、少し前に頻繁に紹介されていた
し、あちこちから「いいよー、泣けるよー」の絶賛の声が聞かれるものだから
書店で見つけて迷わず購入。
ちなみに、書店で平積みされてたのはもちろんですが、かなり売れてました。
他の平積みのものより、段が低かったし(笑)。北朝鮮特殊部隊「特殊第八軍団」の任務を受けた女性諜報員「李芳姫(イ・
バンヒ)」。過酷な訓練に耐えた彼女は、第8軍団のだれよりも優秀な狙撃
の腕をもち、それゆえに1人韓国へ任務遂行のため、旅立つ。ところ変わって、韓国。
表向きは冷蔵企業「漢城冷蔵株式会社」だが国家の最高の1級秘密諜報機関に
つとめる諜報員、柳重遠(ユ・ジュンウォン)と李将吉(イ・ジャンギル)。
2人には要人を次々に殺害していく李芳姫の身元確認と確保、事件の解決が
任されていた。
柳重遠と李将吉は、李芳姫やその後韓国を訪れた「シュリ作戦」遂行の隊員達
と銃撃戦をかわし、時に仲間を失い、事件解決に向けて少しずつ彼らとの
間合いを縮めていく。生死をかけた毎日の中で、柳重遠の唯一のやすらぎは熱帯魚店で働く恋人の
李明顕(イ・ミョンヒョン)と過ごす時間だけだった。強力な破壊力を持つ爆破物質「CTX」をシュリ作戦隊員に奪われた2人。
彼らは身代金を要求し、要求がのまれない場合はCTXを使った爆破の
予告をしてくる。
爆破はどこを狙うのか?北朝鮮諜報員と韓国諜報員の戦いの行方は?
李芳姫を彼らはとらえることができるのだろうか?!この紹介文を読んでも、想像つくでしょ?
はっきり言って、物語自体は新しいものでもないし、登場人物が出そろうころ
には李芳姫の正体とか、柳重遠と李将吉、李明顕がこの先どうなるのかとか
ほとんど読めてしまいます。
え?李芳姫の正体ってもしかして?って思ってます。
その推測はきっと99%正解です(笑)。しかーし!
映画が元のノベライズもののせいでしょうか、すごく物語にぐいぐいと引っ張
り込まれる力強さがあります。迫力の銃撃戦や、柳重遠と李明顕の出会いの
シーンや2人だけの場面など描写が素敵!
先はわかっているんだけど、どうもやめられなーい!!と床についてから
読み始めたことに後悔しました。おかげで就寝3時でしたもん。きっと映像でみたら綺麗なんだろうな。せつなくなるんだろうな。
迫力あるんだろうな・・・と思う1冊です。映画館へゴー!面白かったんで、ついつい長くなりましたが失礼しました。良かったよー。