『離婚バイブル』 下田 浩美 著 新潮社
「妻は本当に被害者なの?」
この腰巻きのコピーに目がいって、ちょっと立ち読み。
単なる「妻よ強くなれ!離婚をうまくはこべ!」的な本かな・・・と
思ったら、とっても「大人としての自覚」を促す素敵な1冊でした。最近、TVや雑誌などのメディアを通じても「離婚」に対しての
イメージが変わってきましたよね。
特に「女性の人権」「妻の人権」に基づいて、「奴隷ではないのだから
我慢しないで、離婚を考えよう」とちょっと離婚を美化している気が
します。もちろん、暴力や責任放棄、そのほか様々なことで苦しんでいる
方も男女問わず多いことでしょう。かくいう、私の両親も結果的には
離婚しております。結果として、周りの人間がみなある程度の心身の
安定や様々な意味での「幸福」を得られれば、離婚して良かったと
言えるのでしょう。しかし、本書に書かれているのは「離婚する必要がなかったのに
子供じみた感情で騒いでしまったために、誰もが大きく傷ついてしま
った例を取り上げ、「夫ばかりが本当に悪い離婚ばかりなの」?と
問題提起しています。例えば、実は妻の全くの勘違い(妄想?)から「夫は浮気している」と
思いこみ騒ぎ立て、挙げ句の果てには取れるだけ慰謝料などを
取って離婚してしまった例。
夫に単身赴任を強いて、毎週の訪問の約束が数ヶ月単位でしか守ら
れず(最終的には夫は1年待つ)、夫が「離婚」を口にしたとたんに
「浮気している」と決めつけ、それからは毎週のように「浮気してる」と
やってきては夫を責め続ける妻。最近彼氏に「あれして、これして」しか言わないあなた。
こんなに愛してるのに、彼が冷たくなってきたわ・・・と感じるあなた。
本書を読んで、「愛情とはお互いに与え会うもの。慈しむもの」という
ことを再認識してみましょう。人のふりみて我が振り直せです。