『とんでもない母親と情けない男の国日本』 マークス寿子 著 草思社
ずいぶんと前に売れていた本なのですが、この題名になんとなく抵抗を感じていたのでしばらく手に取らなかった一冊です。
この手の本にありがちな、「欧米万歳!最低日本!」的な内容なら買わないでおこう、と立ち読みを始めたのですが・・・。うーん、いやいや。
言葉はきつくても非常にごもっとも!と思うご指摘。息子中毒の母親やマザコン男の批判本かと思いきや、子供から大人(いわゆる”親”と冒頭には政治・企業腐敗にまで)まで、「ちょっとそれ、おかしいんじゃないの?」と何げに思うことがびっしり(笑)。
私も一番共感してしまったのが、第7章「家事を分担させたがる主婦たち」
最近、TVでも「お風呂掃除と、ゴミ捨てと、皿洗いは夫の分担」といった具合に、おうちでもお仕事をお持ちの男性も多いようですね。ま、やってくれないよりはやってくれた方がいいけど、昼間家に一人
でいる専業主婦の「うちのだんなは手伝ってくれない」発言はどうかと常々思ってたんです。おいおい、君も仕事しろよって(笑)。マークス氏も言います。
「妻が働きに出ているような場合には、夫にも家事を分担してもらいたいというのは、納得できる言い分である。(中略)家事を夫に分担させることによって、夫がそれだけ自分に関心をはらってくれている、あるいは家庭にそれだけ注意をむけているということを確認したいがためのようだ。」鼻につきそうだったのに、読後は妙にすがすがしい(笑)。
人の振りみて我が振り直せです!良い大人になりましょう。
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