『法医学教室の午後』 シリーズ3冊 西丸 與一 著 朝日文庫
『法医学教室の午後』『続 法医学教室の午後』『法医学教室との別れ』と、西丸氏の「法医学教室」エッセイのシリーズ3作です。
法医学・・・って学問や連想されるお仕事は、もうドラマなどでもすっかりお馴染みになりましたね。
国内でも、この西丸氏の作品をヒントに、TVドラマが作られてましたし、海外では(特にアメリカ)「Medical Ditective」といった番組やら何やらで、「ああ、人が亡くなったときに事件性があるのかどうか調べるお医者さんね」というイメージは容易になりました。本書は「この事件の時に、こんな小さな傷から犯人が絞れました」という事件性に的を当てたものではなく(多少はありますが)、どちらかというと、この「法医学」という学問に対する西丸氏の姿勢や、仕事に対しての熱い思い、そして、日々の中で思うことを中心に書かれています。
法医学教室でであった「困ったちゃん」やら、これから医学を学ぶ人々に望むことやら、西丸氏の「やってしまった」微笑ましい失敗談(仕事じゃないですよ)などなど、話題は盛りだくさんです。
読後「ああ、西丸氏のような考えをきちんと学校で学べたお医者さんばかりなら、安心して病院にもいけるのになー」としみじみ思いました。
とっても、西丸氏の人間性にひかれてしまった3冊です。