『ちっぱーみたらいくん』 島田荘司 今井ゆきる 著 原書房
島田荘司氏の「御手洗 潔」シリーズのファンの方、多いでしょうね。私も、実は御手洗シリーズに出会うまで国内ミステリってほとんど読まなかったのです。
思えば、ホームズに始まり、ルパン、明智小五郎、早川ミステリと小学生の頃にいわゆる「名探偵」の皆様と出会い、毎晩毎晩「はやく電気消して寝なさい」と怒られながら、こっそりと枕元の明かりを照らしながら、胸躍らせた日々・・・。
私が「ミステリ」というジャンルを認識したのは、やはり「名探偵」の存在あってこそだったわけです。
ところが、国内の作家を見てみるといわゆる「社会派」の作家ばかりが有名で、あれはあれで素晴らしいのですが、やっぱり物足りなかった。そんな時、書評で読んだ「御手洗」シリーズ『占星術殺人事件』を手に取ってからというもの、「なんだ!国内作家も捨てたもんじゃない」と、読みあさり始めたわけです。
そんな御手洗潔を愛してやまない今井嬢の4コママンガと、島田氏原作のマンガ、そして、島田氏の書き下ろし作品と、御手洗ファンにはたまらない1冊です。
ちょっと、石岡君が私のイメージよりもかわいいかなあ・・・という気はしますが、御手洗シリーズの作品別に4コマが書かれているので、ファンの方には「ああ、あれね」と思わず笑ってしまう場面もいっぱい。
未読の方でも、読後には「ちょっと読んでみるかな」と思うことうけあい?
かわいい御手洗君の魅力が盛りだくさんの1冊でした。