『色彩の息子』  山田 詠美 著  新潮文庫

 私の大好きな作家の、山田詠美氏の一番のお気に入りです。

 この本も何年も前に買った物ですが、思い立つ度に何度も何度も繰り返して読んでいる一冊なんです。

 山田 詠美・・・といえば、沢山の代表作があり中・高生にもファンが多い人気作家ですよね。今では教科書にとりあげられている作品もありますし。

 どれもステキなのですが、私はこの本で彼女の虜になりました。

 とにかく表現が美しいんです。この作品は特に顕著に感じることができました。

 『色』をモチーフにまとめられた短編集なのですが、どの作品も読後にまさしく「色」が印象に残ります。

 それから、色と一緒に肉体の一部も目に焼き付いてしまうこともあるでしょう。それは血であったり、唇であったり、背中であったりします。

 短編集といいましたが、本当に短いです。

 12pから25pくらいのものばかりですので、ひとつひとつはすぐに読めてしまうでしょうが、深いです。作品の善し悪しって、長さじゃないなあ・・・って痛感。

 いろいろ書きたいのですが、読んで下さいね。

 ああ、これでは紹介になってない(^^;;;)。

 ちなみに、私が一番好きなのは「声の血」という作品です。

 理由?

 「ああ、声のだなあ」と納得したから。

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