『有栖の乱読』  有栖川 有栖 著  リクルート ダ・ヴィンチ編集部

 ご存じ、ミステリ作家の有栖川氏の初エッセイです。

 第1部で、氏の読書遍歴を中心とした幼少から現在までをたどり、第2部では「有栖が語るミステリ100」と題して、おすすめ(?)の100冊を紹介。各紹介と共に5つの項目に対して★による5段階の評価あり。

 また第3部では、氏のこれまでの作品についてそれぞれに語られています。

 エッセイでは、初めての1冊(幼稚園入園のちょっと前くらいにお父様が買ってこられたもの)から、氏がどんな本に出会いながら成長しているのかがつづられています。

 さらっと読めます(エッセイですしね)。自分の読書歴と見比べてみても面白いかな。

 ちなみに、私の初めての1冊は、ブリタニカ社の百科事典のシリーズでした(書名はぜんぜん覚えてません)。「宇宙」とか「爬虫類」とかにわかれている全20冊くらいのもの。全部英文でなんのことかさっぱりでしたが、写真がとても綺麗で、爬虫類がいたく気に入っていました。両親が読んでいたんでしょうが、我が家には本があふれていていつでも自由に手に取れるところに置かれていたので、片っ端から眺めていました。

 私の幼少時代は、読書と爬虫類飼育(カエルとかヘビとかトカゲとか・・・ ^^;)、昆虫虐待(子供は残酷)の日々。母親はよく我慢していたと思います。ママ、ごめんね(笑)。

 おっと、余談が過ぎました。

 有栖川氏のファンの方には言うまでもないのですが、「なんか面白い本ないかなあ」的な欲求にも答えてくれる1冊です。

 ミステリ読まない方には、どうか・・・とは思うのですが、それでも「ミステリとして読める」という大枠で選ばれているので、大丈夫ではないでしょうか。

「おお!この本をそう読むのね!」

「あ、これ読んでない」

などなど、なんだか書評のホームページを読んでる感じです。だって、「プロフィール」もあって「本の紹介」があって「自分の作品」も載せてるんですから、まさに「有栖のページ」です。

巻末には、インデックスまで付いてます。作家・作品どちらからでもOK。

有栖川氏が好きな方(もう持ってるか)、面白いミステリを探してる方、ミステリの初心者、ものすごくお金がないけどいろんな本をとりあえず読んだ気になりたい方(それは私)、是非どうぞ。

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