『フロスト日和』R.D.ウィングフィールド/芹沢恵 訳 創元推理文庫

 『98年版 このミステリーがすごい』 宝島社 の海外編第1位・・・ということだったので、読んでみました。

 フロスト警部のシリーズとしては、2作目のようです。(1作目は『クリスマスのフロスト』 創元推理文庫)

 下品で役立たず、ぼんくら、行き当たりばったり。額の後退もちょっぴり進んでるし、周りの忠告もお構いなし。

 こんなさえないオヤジのフロストですが、時折見せる本物のやさしさ、文句だらだらでも、不眠不休であっちへこっちへと部下のウェブスターを引きずり回しての捜査。

 今回の作品はひとつの犯罪を追うのではなく、浮浪者の死体・連続暴行魔・ひき逃げ・失踪した少女の捜索等々、次々と事件が起こります。行き当たりばったりのフロスト警部とウェブスターは、休む間もなく街をかけずりまわります。

 フロストのいい加減さに、ひねくれ&直情型のウェブスターの無愛想さも絶好調です。

 一見、無関係な事件だらけですが、ちょっとずつ連なっていて最後にはすっきり爽快。フロスト警部のやさしさにも、ホロリです。

 海外モノって、複雑だと読みにくかったりするケースも多いのですが、さすがに1位・・・、さらっと読めました。(結構ページ数もあるんですよ)

 でも、上司だったらかなりイヤだな・・・フロスト警部(^^;)。


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