凡例
1)作品名は《 》内に、「作品名(日本語)」、「作品名(原語、文章中で初めて表れた場合のみ記載)」、「作品番号(必要な場合のみ記載)」の順で示す。ただし、歌曲集(注1)の中の曲名は〈 〉内に示す。
2)作品番号はすべて「Op.12-2」 の様に示す。
3)譜例(注2)の番号は各譜例の左側(または左上)にコンマ( . )のついた数字で示してある。例えば、譜例1は「1. 」と示す。
譜例の中の、小節の左上に小さく記された数字はその曲の小節番号である。
また例外的に「 T. 24 」( =24小節目、Takt )と示すこともある。
4)本文中に明記されていない譜例中の歌唱声部は「 Stm 」(Stimme) と示した。 それ以外はピアノパートである。
また、多くの譜例では楽曲構造が分かり易いように原曲からいくつかの音を省略している。
特に必要性が感じられる場合を除いて、譜例の中の歌詞は省略してある。
5)モチーフの変化形の略号とその意味は以下の通りである(注3)。
O 原形 (Origin)
I 反行形 (Inversion)
R 逆行形 (Retograde)
RI 反行形の逆行形 (Retograde Inversion)
以上の略号を、モチーフの名前の後に続けて示す。
例えばAモチーフの逆行形は「 AR 」と示す。
また上記以外の変化形を、もとのモチーフ名にダッシュ( ' )を付して「A'」のように示している場合もある。
6)音程構造に関する略号とその意味を以下に示す。
M 長音程( Major )
m 短音程( minor )
↑ 上行
↓ 下行
例えば「長3度上行」は「M3↑」と記す。
7)引用文への筆者による補足や修正は[ ]内に示す。
注1 連作歌曲集だけでなく、《4つの歌曲、Op.2》などのように、同じ作品番号にまとめられた複数の歌曲も歌曲集とみなす。
注2 本論文中の譜例はすべて、Finale 97. Version 3. 8. 2, for Power Macintosh(日本語版)を用いて筆者によって作成された。Apple 社と Coda 社の皆様に謝意を表したい。
注3 アルノルト・シェーンベルク『音楽の様式と思想』 上田昭訳、東京:山一書房、1973年、145頁に示されている方式に従った。