第1章の注
注1 詳細については後述。
注2 それぞれの作品の作曲年代は、J. Rufer, Das Werk Arnold Schönbergs (Kassel: Bärenreiter, 1959) に従った。
注3 《グレの歌》はOt 様式であるがもともとはPt 様式での連作歌曲集として構想された。シェーンベルクの師であるツェムリンスキー Zemlinsky は次の様に報告している。「シェーンベルクは[ピアノ伴奏の歌曲集の]懸賞に応募しようと思い、ヤコブセンの詩に曲を付けていくつか歌曲を書いた。その曲を私はシェーンベルクの前で弾いてみた。なんともいえない美しい歌曲だった。そして実に新しい歌曲であった。しかしシェーンベルクも私も正にそのためにこの歌曲集は入賞の見込みがないという印象を受けた。それでもシェーンベルクはそのヤコブセンの詩集全体に曲を付けた。それはもはや一声部だけの声楽曲ではなくなった。大合唱、メロドラマ、序曲、間奏曲が加わり、曲全体が一大管弦楽曲に編曲されたのであった。[それが《グレの歌》であった。]」(ヴィリー・ライヒ『シェーンベルク評伝 --- 保守的革命家』 松原茂、佐藤牧夫訳、東京:音楽之友社、1974年、26頁。)
注4 それぞれの楽譜には次の様に示されている。《期待》は Monodram 《幸福な手》は Drama mit Musik というように。
注5 A. Schönberg, Pierot lunaire, Op.21, Wien: Universal Edition, 1914
注6 《月に憑かれたピエロ》第9曲目〈ピエロへの祈り Gebet an Pierrot 〉より。
注7 《ワルシャワの生き残り》より。
注8 ハンス・ハインツ・シュトゥッケンシュミット『シェーンベルク』 吉田秀和訳、東京:音楽之友社、1959年、34頁。
注9 調性期後半に作曲されたジャンル別の曲数は以下の通りである。Pt 様式の歌曲は15曲あまり、Ot 様式による歌曲は6曲、器楽曲3曲、合唱曲1曲。