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2004年12月31日
よいお年を
今年最後に聴く曲は?
といのがこのサイトを立ち上げたときのMさんのといかけでした。
皆様は何になりそうですか?
私はシューベルトを聴きたい気分です。
iTunesでシューベルトを抽出してかけっぱなしにしようか、どうでしょうか?
ブルックナーもまぜるといいかもしれませんね。
新ウィーン学派は家族も一緒に聞けるものをすこし。それこそグレの歌をすこしというところでしょう。
ではみなさん来年もよろしく。
投稿者 iida : 12:27 | コメント (1) | トラックバック
2004年12月26日
浄夜の次の曲は?
シェーンベルクの浄夜はテレビやコンサートで取り上げられる機会が多いと思いますが、この曲に興味持ってもらったとしてその次にどんな曲をお勧めしたらいいのでしょうか?とよく思います。というのはシェーンベルクで検索されてくる方の何割かの方はあまりシェーンベルクに親しくなくて、でもなにか情報を拾うために検索しているのですから。
で、私としては、
ロバートクラフトのCDをお勧めします。
Op 16 オーケストラのための5つの組曲
Op 46 ワルシャワの生き残り
Op 24 セレナード
がすばらしい出来だと思います。
「Op 21 月に憑かれたピエロ」でしたら
Peter Etövösのものがお勧めです。
もちろんブーレーズのCDは美しさから一級なのですがあまり怖くないのがちょっと不満です。
この曲はちょっと怖いくらいの雰囲気のある演奏の方がとっつきやすくてつかみやすいと思います。
弦楽四重奏ならばラサールがよいと思いますが、弦楽四重奏はちょっとマニアックなジャンルですね。
が弦楽四重奏の2番の外へのエネルギーを秘めた静謐な声楽の楽章はお勧めです。
いろいろあるかとは思いますが、思いついたものを3点挙げてみました。
投稿者 iida : 22:41 | コメント (0) | トラックバック
スピーカーケーブルを変えた
というとたいへんオーディオマニアのようにきこえますが、実は今使っているケーブルは20年以上前にかったときのBoseの小型スピーカーにおまけでつけてもらったようなごくごく細い、しかも赤黒のケーブル。
で、ずっと前、ひょっとして一年くらい前にELPAのPCOCCケーブルAD704を買ってきました。10mで千円くらいのもの。もちろんスピーカーケーブルで一番安いやつ。
で、なかなか配線が面倒で、ついついほっておいたのですが、今日大掃除のついでに取り替えてみました。
それにしたらすごくよくなって、B&Wのスピーカーからライブがきこえてくるようです。というのは大げさかもしれませんが、中域以下がすごく豊かになって、え、スピーカーでヘッドホンのように聞こえるの?と驚きました。
もちろん音質の向上は音楽の世界へのスィッチをさらに進めます。マーラー5番、9番/ブーレーズ、ショパンノクターン/アファナシエフ。
美しすぎる。マーラーの複雑な音の折り目がきれいに見えるのでコンサートに行ったような満足感が得られます。
特に音の減衰と立ち上がりがかさなるときがクリアになったように思います。これまで容量の小さいケーブルでデータが完全に送られていなかったんですね。
また、あるメーカーのUSBアンプに満足いかずPowerMac G5のアナログポートから直接アンプに入れるようにしました。PowerMacのD/Aは十分高音質ですね。
今はヘッドホン(これも千円くらいのやつ)でシェーンベルクのトリオ/ラサールで聞いています。ラサールの演奏は安心できるので好きです。
投稿者 iida : 22:26 | コメント (0) | トラックバック
2004年12月19日
音楽について何を語り、何に意義を見いだすのか。
音楽について語ると、いつも語った曲の文章を曲を知らずに読んだ場合、当てられるだろうか?という、表現力の貧困さを感じます。
私がシェーンベルクのピエロという曲について述べたとき、曲名なしでも当てられるでしょうか?
曲にスペシフィックな記述ができない。
私はwebをはじめてすぐ自信を無くしました。
ではある演奏について述べた場合、それは演奏の印象なのか、曲の印象なのか、わかりやすく分離して書くべきなのか、どのみち分離できないんだからごっちゃに書くべきか。書いてみても自分の文章の意味がわからない。
はぎれの悪い自分の記述に文章量は激減しました。
で、アドルノの「美学」とか読んでみます。??????意味がわかりません。翻訳者は芸術知ってるんでしょうか
というわけで客観的なふりをして書くことより、主観的に書くことが自分にとっては一番あっていると思えるようになりました。
投稿者 iida : 17:16 | コメント (1) | トラックバック
今日のドライブは
マーラーの9番。
ドライブといっても子供を動物園に。
長女の出産のときに家人はこの曲のバーンスタイン指揮(全集版)のCDをiPodにいれて立会人の私が分娩室でセッティングしました。長女はなかなかでてこず4回だか5回目の9番の第4楽章で生まれたのですが、そんなこと長女にいっても帰りの道でぐっすり。
今日はブーレーズの演奏を選びました。
バーンスタインのベルリンフィル演奏のCDはちょっとこわれていて強烈すぎます。ラトルの演奏のCDは録音がダイナミックスを拾いきれていない気がします。
このブーレーズの演奏はスタティックな美しさが光る一枚。やはり濃いめのシノーポリのものもギンギンぎらぎらな録音ができてすばらしいですが、頭がくらくらします。
ノイマンの演奏もすばらしいですね。残念ながら解像度はあまり高くない。ギーレンのもあまり解像度が高くないですね。
西洋音楽の極点。今後も様々な解釈ですばらしい演奏がでそうで楽しみです。
投稿者 iida : 16:29 | コメント (0) | トラックバック
2004年12月16日
シェーンベルクの弦楽三重奏曲
シェーンベルクの人間のぬくもりがなくなった曲。
最高傑作の一つで私も好きな曲。
シェーンベルクが心臓発作後に書き、心臓への直接注射を表している、ときいたことがあるが、たしかに激しい。12音音楽が忘れていたシェーンベルクの表現主義の核を再び持ち始めた。
しかし、この曲の白眉は緩徐楽章。
12音技法をつかっても美しい音の推移を記述できるんだと、妙に感動する。
この曲は技法云々というよりも一度は忘れてしまった表現主義に再び戻ったと解釈している。
愛聴盤は
ジュリアードカルテット/1992のもの。
ラサールもよいがこの演奏が一番しっくりくる。
やはり新ウィーン楽派を聴き始めたときの一枚。
かつてアルベンベルクカルテットの実演を聴いたが、かれらはまだCDにしてないのではないか。
もちろんすばらしい演奏でした。
投稿者 iida : 00:45 | コメント (2) | トラックバック
2004年12月14日
マーラー交響曲10
マーラー交響曲10番は高校生のころから中年(笑)の今までずっと好きな曲。出張の帰りの新幹線と今その続きを聴いています(第4楽章)。
第一楽章のトーンクラスターのように聞こえる咆哮はいつも極寒の地のオーロラが目の前に見えます。
感情は咆哮しますがかなり統制されているようにも感じます。
マーラー節といったらそれまでなのですが、あの混沌とした咆哮の中から諦めの感情になるように誘導するのがすごいと言うか、それは最終楽章でも同じですが。
クックのオーケストレーションは薄いとか言われたりもしますが、私は全曲演奏版が好きです。たしかにマーラーの9番のような厚みはないですが、私の青春にインパクトを与えるには十分な内容の曲です。。。。。
シェーンベルクのいうようにもはや人間のぬくもりを失った音楽なのでしょうか?
シェーンベルクがそういうならそうなのかもしれません。しかし人間の感情の野望、羨望、渇望、絶望、失意、諦念、それらの入り交じった音楽は私たちの内面を見るように促すように思います。
この曲を聴くと自分というものと向き合いなさい、というマーラーのメッセージを受け取ります。
今、第5楽章にはいって、7分ほどたったところです。
すばらしい。。。。。
投稿者 iida : 22:31 | コメント (0) | トラックバック
2004年12月12日
ダーリオさん
ドライブ中(実家から帰宅中の)にFMをつけたらへんな外人さんがイタリアオペラやモーツアルトの魔笛のイタリア語版(しかもカラヤンのモノラル!)を紹介していた。きいているとどうもNHKテレビイタリア語会話のダーリオさんのよう。最後まで聴くとたしかにそうでした。
今は日本ヴェルディ協会の理事だとか。さらにヴェルディオペラの演出もやっているとか!
多彩な芸風に関心。才能ある方は(たぶん努力もすごくして)どんどん仕事を広げられますねえ。
イタリアオペラはあまりきかないので最近iTunesのスマートプレイリストで抽出してかけるようにしています。
投稿者 iida : 21:53 | コメント (0) | トラックバック
2004年12月11日
Brahmsのピアノ五重奏 Schönberg室内交響曲
Brahmsの室内楽は珠玉ぞろいだがマニアックな面は否めない。
ハーゲンカルテット/パウル・グルダのコンビのピアノ五重奏は若々しい魅力あふれたすばらしい演奏。
だとおもっていたんだけどヘッドフォンできくとかなりのりのりの演奏して悪く言えばかなり荒い印象。テクスチャーがにごることもしばしば。
スピーカーできいていたときはそんなことおもったことなかったのに印象は変わるもんですね。
それともこちらの体調が思わしくないときだったからそう思ったのか。
それでもシェーンベルクはかなり慎重にあわしているように聞こえます。推移する音色などものすごくあわさないと音として表現できないところもあるのですから。そういう意味ではWebernの編曲はよくできてますね。
私が新ウィーン楽派を聴き始めたときの愛聴盤の一つです。しばらく聴いてなくてひょんなときにCDラックでみつけてRippingしてすごく懐かしく聴きました。
投稿者 iida : 12:02 | コメント (2) | トラックバック
長女のリクエスト くるみ割り人形
2さい11ヶ月の長女のリクエストはチャイコフスキー くるみ割り人形。くるみ割り人形かけて?と夜リクエストします。
車の中ではアンパンマンとかおひな様なのですが、家では私がモーツアルト、ハイドン、ブラームス、ブルックナー、マーラー、ベートーベン、あとオペラハイライトしかうけつけません。
車の中はたいくつさせてかわいそうだと思って子供のリクエストをうけつけています。
すると家ではくるみ割り人形かけて?といってくるではありませんか。
これは子供用CDとしてアンパンマン、童謡、ハッチポッチステーションをRimixしたついでにこっそりくるみ割り人形、魔笛、ワルキューレなどを仕込んでおいたので、それに反応してくれたようです。
たしかにメロディはキャッチーだし私もお風呂の前後のときとかかけます。
いやあ、それでもさすがチャイ様、という感じです。こうしてチャイ様ファンは増えていくのですね(笑
ちなみにうちにあるのはNaxosとカラヤンの2枚がiTunesにとりこんであります。特にどちらが好きと言うこともないのですが、、、
投稿者 iida : 11:52 | コメント (0) | トラックバック
2004年12月03日
ベルクのルル組曲
ベルクのルル組曲をアバドの録音で通勤電車内で聴きました。
ベルクの曲は濃厚すぎて最近は敬遠していました。ふてんさんの書き込みがあったので聴くことに。
私が最近(ここ1〜2年)もとめているのは私を明るい気分にしてくれるもの。
だからあまり新ウィーン楽派は聞かなくなりました。といっても1、2日に一曲はなにか聴いていますよ。昨日はクラフトのシェーンベルクOP24。
ベルクはやっぱり旧来のロマン派を新しい技法で再構成した音楽家ですよね。
新しい語法ができたから新しい音楽を、というタイプではないわけです。
サックスのルルのテーマはほんとに官能的で退廃的。美しい。ためいきがでる。でも私はこの世界にいたくない。すいません。抜け出せない怖さを感じます。どーっぷりはまりんこ(オズワルドのデイジーのセリフ)、という自己完結的で外への感情が感じられないかも。叙情組曲もそう。思い出すだけで背筋がぞくぞくします。
昨日やっぱりすごいと思ったのはマーラーの交響曲5番/ブーレーズ。
演奏もすごいけど、演奏がきれいだと曲にほんとに集中できます。
あ、こんな風に解釈してるな、とかそういうこと考えないので、マーラーすごいと、思います。どうしたらこんな風に時間をオーガナイズできるんだろう。どうして私の感情はマーラーについていけるんだろう、と思います。音楽の語彙はないので書きたくてもかけませんが。
解釈が気になるが優れた演奏はシノーポリです。マーラーの3番を聴くと音が沸騰しています。9番では感情の絶叫からあきらめ、微笑み、の相がめまぐるしく、シノーポリに味付けされている感じがします。バーンスタインのマーラーは壊れてるし、バーンスタインの音楽という感じです。
さ、朝ご飯食べましょう。