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2003年10月23日
4−5.【声楽曲】
作品番号のついた作品は半分以上が声楽曲である。特に中期の作品は全て声楽曲、そのほとんどが独唱曲、それもソプラノ用が特に多く、また無調から十二音への移行はこの時期におこなわれている。。また、彼はシェーンベルクとは異なりシュプレヒスティーメは採用しなかったし、オペラにも全く手を出さなかった。
歌詞については、初期はゲオルゲなど著明な詩人の手によるものであったが、後期には女流詩人ヨーネの叙情詩だけになっていった。余談だが、ヨーネの書いたウェーベルンの肖像画が残されている。
私は声楽曲は苦手である。おまけに持っているCDは輸入盤である。たとえ、英訳が付いていても、詩となるとそのまま訳しただけでは用をなさない。そういったハンディがあるので、声楽曲について語る資格はない。だから以下はあまり参考にはならないと思う。
独唱曲
ウェーベルンは独唱曲を結構たくさん作っているが、旋律は無調、十二音となるにつれてわかりにくくなってくる。
初期の美しいメロディーのものはドイツ歌曲らしからぬ明るさと軽さを備えているが、無調以降の曲になると、ピアノ伴奏付のものは特に、モノクロームの世界にいるようである。このギャップはかなり大きい。
合唱曲
独唱曲とまったく印象が変わる。これは結構イケる。何といっても響きが多彩である。これは、ウェーベルンが合唱指揮者をしていたことと関係があるかもしれない。
幻想的な響きを持った無伴奏の《軽舟にのってのがれよ OP2》、伴奏のアクセントが面白い《2つの歌曲 OP19》、官能性すら感じさせる《眼の光 OP26》、そしてウェーベルンの器楽と声楽と集大成と思わせる《カンタータ第1番 OP29》、《カンタータ第2番 OP31》のすべてがそれぞれ個性的な音響空間を形成している。
声楽曲には
最後に余談ではあるが、ウェーベルンの作品番号の付いている曲の中で一番演奏時間が短いものは《チェロとピアノのための3つの小品 OP11》で演奏時間が2分半から3分、最も長い曲でも《カンタータ第2番 OP31で15分前後である。番号のないものでは初期の《夏風の中で》が14分から16分が一番長い。
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投稿者 iida : 2003年10月23日 23:54
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