>シェーンベルクにとって、一般的に言われている所謂「調性」と「無調」 >という対立はあまり意味が無い 全然意味がないとも思いませんが、それだけで音楽表現の性格が決まるわけ ではないのは確かですね。ベートーヴェンの作品を初期、中期、後期に分け るのが便利なのと同じで、シェーンベルクの創作を調性時代、無調時代、十 二音時代、と便宜的に分けることはできますが、それは一種のレッテルにすぎず、あまりこだわると後年の調性的作品を見損なったりもするわけです。 無調、十二音とされる作品の中でも調的ニュアンスを感じさせる部分はあち こちにあるのですが、そうした事柄について十分なアナリーゼに基づいた、 きちんとした研究はどの程度なされているのでしょうか。 暫くお蔵になっていたプロコフィエフのLPやCDを引っ張り出してきて聴き返 しているのですが、解説を見ると第2交響曲だの第7ピアノソナタだの、少々 響きのきつい曲になると「無調的」なんていう形容が安易に使われているよ うです。これはほとんど嘘じゃないでしょうか。 アナリーゼの裏づけがなければ「無調的」というのは単に「耳ざわり」とか 「わけのわからん」とかいう意味にしかならないのでは、と思います。 (文句言ってないで自分で調べれば、という声が聞こえそうですが、聴音もできず和声学の知識もないので手が出ないんです (;_;)。)
この曲、ルペルト・フーバー指揮の合唱で聴きましたが、非常に感動的な作 品でした。 この曲は、シェーンベルクの調性から無調への移行期に作られた作品なので すが、そういったことはこの作品の美しさには関係が無いと言って良いでし ょう。聴いて素晴らしいと純粋に思えます。 以前まっちゃん@シリウスさんが書き込まれたことと記憶していますが(違 っていたら済みません)、シェーンベルクにとって、一般的に言われている 所謂「調性」と「無調」という対立はあまり意味が無いということが、よく 分かると思います。このこと、実は「3つの風刺」という作品でシェーンベ ルク自身も表明していることなのですが(この演奏もすてきでした)。
センさん、情報有難うございました。最近はネットサーフィンなどやらなく なってしまい、こういう店があるとは知りませんでした。早速ブックマーク しました (^_^)。
まっちゃん@シリウス様、情報ありがとうございました。 もう一度調べなおしたら、YAMACHIKUの通販ならアバドの輸入盤も入手 できるようです。 お手数おかけしました。
ブーレーズがシェーンベルクの合唱曲を振った2枚組のCDに入ってますけど、 輸入盤はまだ手に入ると思います。 「コール・ニドレ」など録音の少ない曲も収録されています。 ただし特に「地の平和」などのアカペラの曲では 合唱団のアンサンブルの悪さがかなり出ていて、 そうした曲に関しては先日紹介した ルペルト・フーバーのものをお勧めします。
下の投稿、改行がうまくいかず見にくくなってしまいすみません。 ところで、シェーンベルクの「ワルシャワの生き残り」は、アバド 盤がDGから出てましたが現在廃盤で入手困難です。他に現役盤の いいものをどなたかご存知ありませんか?なかなか見つからないの ですが…。
ギーレンのエリオット・カーター管弦楽曲集、スクロヴァチェフスキ他ザール ブリュッケン放送響のヘンツェなど、見逃せません!メシアンの「世の終わりのための四重奏曲」、デュティユーの交響曲集などがあることは知ってましたが、シェーンベルク合唱曲集があるとは知りませんでした。 アルテ・ノヴァはYAMACHIKUの通販 http://yamachiku.co.jp/cdsall/ だと一枚たったの480円で購入できます。まとめ買いすると断然お得です。 その他、ゲテモノっぽいけどそそられたものを列記します。 ●中央アジアの現代作曲家の音楽〜ギヤ・カンチェリ:ドゥダックの方へ...(1995)、ベンヤミン・ユスポフ:ノーラ〜各種フル ートと弦楽オーケストラのための協奏曲(1994)、フィクレート・アミーロフ:バヤーティ・シラーズの花の庭(交響的ムガーム)( 1968)、アウェット・テルテリャーン:交響曲第3番(1974/75)、マティアス・ヅィーグラー、アラウック・バカティクヤン 、ヴァズゲン・マカルヤン ミヒャエル・ヘルムラート/ドレスデン交響楽団 74321 82556 2 2枚組 960円 DDD *ARTE NOVA ●ロシア未来派の音楽〜アレクサンドル・モソロフ:ピアノ・ソナタ第4番作品11・第5番作品12、トゥルクメニアの夜、弦楽四重奏 曲第1番、アレクサンドル・F・ゲディッケ:劇的序曲作品7〜大オーケストラのための、戦場にて(死んだ兵士の日記より)作品26〜 オーケストラのための6つのインプロヴィゼーション、ホルン協奏曲作品40、トランペット協奏曲作品41、ジュリアン・クレイン:チ ェロとピアノのためのソナタ=幻想曲、チェロとピアノのためのソナタ=詩篇、ミハエル・F・グニェシン:《ストーン・ゲスト》のため の3つの特徴的なメロディー作品51、交響的断章《シェリーにならって》作品4、レクィエム作品11、ピアノ,ヴァイオリンとチェロ のための三重奏曲作品63、放浪騎士の歌作品28、アディゲヤ作品48、何もない町の舞踏会でのユダヤ・オーケストラ作品41、ゲオ ルク・キルコール:チェロとピアノのためのソナタ作品7、ニコライ・ロスラヴェツ:弦楽四重奏曲第1番・第3番、レフ・クニッペル: 弦楽四重奏曲第3番 ダニエレ・ロンバルディ、キリル・ロディン、アンドレイ・ピサレフ、アレクセイ・ネステレンコ、モスクワ・ソロイスト・アンサンブル 、ノヴォシヴィルスク・フィラルモニカ弦楽四重奏団 コンスタンティン・クリメッツ/ロシア・フィルハーモニー管弦楽団 74321 73725 2 5枚組 2,400円 DDD *ARTE NOVA それとこれ。由緒正しいって感じですね。ホグウッドといったらメジャーレーベルのアーティストですし。 ●新古典主義の音楽/バーゼル室内管弦楽団のために書かれた作品集 マルティヌー:トッカータと2つのカンツォーネ(1946)、ストラヴィンスキー:弦楽のためのニ調の協奏曲《バーゼル協奏曲》(1 946)、オネゲル:交響曲第4番《バーゼルの喜び》(1946) クリストファー・ホグウッド/バーゼル室内管弦楽団 74321 86236 2 1CD 480円 DDD *ARTE NOVA
まっちゃん@シリウスさん: >そしてルペルト・フーバー指揮によるStuttgartのコーラス(このコンビによる >シェーンベルクの合唱曲の演奏も素晴らしいです) このシェーンベルクの合唱曲のCDゲットしました。 あの廉価レーベル、アルテ・ノヴァのCDでしたね。ナクソスもそうですが、最近は 廉価レーベルといえども、こうした珍しい曲を収録したCDを出しているので侮れま せんね。
ふてんさん、無事にCDゲットできたようで嬉しいです。 ヴェルト・パーラメントはたしかに「声の織物」といっていいような非常に 精緻な音楽だと思います。 そしてルペルト・フーバー指揮によるStuttgartのコーラス(このコンビによる シェーンベルクの合唱曲の演奏も素晴らしいです)の演奏が絶品です。 「日曜日」にもこの複雑で精緻で美しい作曲技法をさらに発展させた合唱曲 がいくつかありますが、そちらも早くCDで聴いて見たいものです。
注文してから、ほぼ2ヶ月船便でようやく届きました。 忙しいので、とりあえずヴェルト・パーラメントを聴いてみましたが、 様々な声が織りなす美しい響きには驚かされるばかりです。
ハウアー情報有難うございました。音源はいずれダウンロードして ゆっくり聴こうと思います。「ヴァイオリン協奏曲」は昔放送で一 度だけ聴いたことがあります。そのときは別に変哲もない音楽じゃ ないか、と思いましたが、もう一度聴いたらどうなるか・・・ ハウアーの曲には、シェーンベルクに比べるとああいう強烈な表出 性はないようですし、それにどうもリズムがえらく単調に聞こえま す (^_^)。
批評に関するお考えには同感です。 新ヴィーン楽派、特にシェーンベルクの作品は決してとっつきの良 い音楽ではないので、好きな人が少ないのは仕方がないとしても、 知識も興味もない音楽について知ったかぶりされるのは困りますね。 新ヴィーン楽派に限ったことではありませんが、自分の耳で音楽を 聴いて考えたのではない、孫引きと「無難な」コメントでまとめた 文章には情報量も訴求力もなくて当然です。 まあ演奏会やCDの批評だと、よく知らない曲についても、自分の 担当範囲であれば何かもっともらしいことを書かなければならない、 ということもあるかもしれませんが (^o^)。 しかし、ただでさえ小難しい音楽であるところへ、解説で逆行反行 がど〜たらいう話ばかり聞かされたんでは、客は逃げちゃいますよ ねぇ。
ロックファンのクラシック音楽に対する趣味については、憶測です ので別に固執はしません。ただ、「ドイツ音楽嫌い」というとき私 がイメージしていたのはシューマンとかブラームスで、ドビュッシ ーはそれとは対照的ということで・・・シェーンベルクはやはりドビ ュッシーよりブラームスに近いんじゃないでしょうか。 そういうわけで >逆にオペラを勉強している人でドイツ音楽嫌い、という人は山ほ >どいます。 これも何となくわかります (^_^)。 ちなみに私自身はドイツ音楽に著しく偏っています。といってもフ ォーレやドビュッシーは尊重しますし、「コッペリア」の音楽は好 きだったりするんですが(爆)。
>まっちゃん@シリウスさん 航空便についてのご説明有り難うございました。 以下にある詳しい注文方法のご紹介も拝見しました。 http://tierkreis.web.infoseek.co.jp/weblog/archives/000116.html#more >一度注文の流れを覚えてしまえば、タワーレコードで定価の倍の価格で買 >うのが馬鹿馬鹿しくなると思います。 まったくそうですね。
ちょっと長くなったので分割して。 国内にもハウアーに言及した立派なサイトはあるようです。 「マティアス・ハウアー」で検索してたら、 http://www11.plala.or.jp/komposition/ ↑のサイトを知りました。日を改めて読んでみたいです。 海外では、やはりドイツ語のサイトが多いようですが、 音源を提供してるサイトがありました。 http://www.burgmueller.com/tondichterhauer.html いやあー、これ、面白いんじゃないですか? けっしてつまらん音楽とは思われないです。 ↓のハウアーのリンク集からでした。 http://www.musiker.at/sengstschmidjohann/links-hauer.php3 Googleで「josef matthias hauer」をキーワードに検索すると、 かなりの件数がヒットしますね。 まずは上記のリンク集を手がかりにしていけばいいのかな。 ドイツ語のサイトが多いようですが。 日本では、ハウアー研究の現状はどうなんでしょう。 また話は変わりますが、マーラーの交響曲第一番『巨人』の 標題のもとになったというジャン・パウルの小説『巨人』は、 翻訳も出てるし(Amazonで購入可)、 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4336039666/qid%3D1053634990/sr%3D1-1/ref%3Dsr%5F1%5F0%5F1/249-2455346-4143560 ジャン・パウルのページもあるんですよね。 http://okumedia.cc.osaka-kyoiku.ac.jp/~kamei/jeanpaul.htm ところが、見てると、この作家もまた日本で知名度が低い割には、 キワモノ的な「巨人」だったようです。 歴史の陰に隠れて日本では知名度は低いけど、実は知の巨人だった、 そんな人物を追求していくのも面白いかもしれません。 いわば、新ウィーン楽派の周縁を漁るという作業に魅力を感じます。 ただ、私はドイツ学や音楽学とは無縁の人間なのですが…。 大学は出ましたが、今はただのフリーターですしね。 もしもこのあたりに詳しい方がいらっしゃいましたら、 コメントいただければ嬉しいです。 それと、私は以前から「いっきゅう」とか「蓮華蔵」とかいうハンドルで、 iida様にメールを送ったり当掲示板に書き込ませていただいておりました。 最近は芸術・学術系の掲示板では「セン」で統一しております。 改めてこのハンドルでよろしくお願いします。
反応ありがとうございます! 先程「12音音楽」と自分で書いておいて「しまった」と思いました。 要するに、西洋古典音楽の系譜上に位置する、 前衛的な現代音楽の大作曲家を尊敬し、 作品を愛聴してます、ということです。 何も現代音楽といっても「12音音楽」に限らないですからね。 でも、現代音楽と申しましてもいろいろありますが、 私が主として考えているのは、ポピュラー音楽ではなくて、 CD店のクラシック音楽売り場の「現代音楽」コーナーに 並んでいるところの、いわゆる「現代音楽」というやつです。 おのずと、無調あるいはそれの洗礼を受けた作品全般を 志向することになると思います。 クラヲタCD派的に、音楽史を網羅するように 幅広く表層的に聴いてるので、 どの曲が好きと言えるほどの専門家ではありません、すみません。 自分の中の音楽史は、「マーラー以前以後」だったり 「シェーンベルク以前以後」だったり、その時々によって変わります。 しかし今は、哲学も現代音楽も、フランスが非常に盛んで、 現代における代表的な哲学者や作曲家を考えると、 フランス人であることが多いような。 話は変わりますが、マティアス・ハウアーという作曲家。 シェーンベルクと同時期か、それよりも早く無調の理論を考案し、 膨大な作品を残したが、現在はほとんど演奏されてない。 かろうじてAmazonで検索すると2枚のCDが現役です。僕は未聴です。 この人の話を読んでいて面白いと思ったのは、彼が 中国の易の理論を応用して作曲していたという部分。 「易と現代音楽」といったら、まっさきに思い浮かぶのが、 ジョン・ケージです。ケージは易を作曲に取り入れてましたよね? 私の記憶違いだったら以下申し訳ないのですが、 ケージはシェーンベルクの弟子だったし有名になったけど、 シェーンベルクのライバル(?)的存在だったハウアーは、 少なくとも名声においてはシェーンベルクたち新ウィーン楽派に、 明らかに負けてしまっているのが現状です。 しかし易の理論を作曲に応用するという点において、 ハウアーは後のケージを先取りしていたのではないか? なんて空想が湧いてきます。 僕は全然音楽学と関係のない人間なので、空想の域を出ないのですが、 ケージはハウアーの音楽を知らなかったのか? そして、シェーンベルクどころかケージの先駆者でもあったかもしれない ハウアーという人物に、再びスポットライトが当てられるべきではないか? そんなことを最近考えています。 僕が音楽学を専攻する人間で、現代音楽を研究できる立場だったら、 ハウアーなんかはかなり面白いのではないかと思うのですが…。
書き込みありがとうございます。 12音音楽といってもいろいろありますよね? どの曲が好きなんですか?
こないだ@niftyのクラシック音楽フォーラムのチャットに入ったら、 「2ちゃんねるに行ってるなんて不良だ」なんて言う人がいて恐縮しました。たしかに2ちゃんねるは見るに耐えない板が多いけど、結構本音が 語られていて参考になることもあるし、個人的には2ちゃんねる独自の 絵文字って笑えるから好きなんですが…。 で、2ちゃんねるのクラシック板で、「シェーンベルク、ヴェーベルン、ベルク」スレが立ってます。ほとんどヨタ話みたいなものかもしれないけど、 なによりも、冒頭の新ウィーン楽派3兄弟のアスキーアートが好きなんです。 まあ嫌いな人もいるかもしれませんので、特におすすめはしませんけど、 以下のURLです。僕は12音音楽マンセー!ですし、 サブカル的な笑いの要素もあっていいと思います。http://music2.2ch.net/test/read.cgi/classical/1056894422/l50
一度注文の流れを覚えてしまえば、タワーレコードで定価の倍の価格で買うのが 馬鹿馬鹿しくなると思います。 航空便の料金ですが、私はCDを注文する時にはだいたい楽譜と一緒に注文するので 分かりませんが、かなりバカでかい楽譜を頼んだ時で5,6千円くらいだったような 気がします。 CDだけだとはるかに安くなると思いますが、いくつかまとめた注文した方が 割安な感じになると思います。 注文の方法としてはあらかじめファックスで注文する商品のリストを 送って航空運賃を照会します。 多忙な時期でなければ2,3日で返信のファックスがもどってくるので それにしたがって送金、オーダー用紙を送付します。 うまくいけば送金後2週間弱で商品が届きます。 もちろん、船便だと送料サービスになるので、急がなければ こちらの方が当然安いです。
>まっちゃん@シリウスさんへ >Welt-Parlamentはとても素晴らしい曲です。 期待して待っておきます。 まっちゃんさんのサイトも読ませて頂きました。そのなかの「シュトックハ ウゼンと合唱」は、こちらにとって「そうだったのか」と思うような新鮮な 内容でした。有り難うございます。 あのなかでWelt-Parlamentのことを大傑作と評価しておられるので、こちら の期待は高まるばかりです。 >ちなみに、船便、航空便のどちらで注文しましたか? 船便で注文しました。航空便の場合の値段が分からなかったものですので。 注文のしたのは、8月下旬です。船便だと2ヶ月ぐらいかかると聞きました ので、10月ぐらいに着くのだろうと思った次第です。 申し訳ありませんが、航空便ですといくらかかるか、目安でかまいませんか らお教え願えませんでしょうか。 注文手続きは、やってみたら案外簡単でした。これでしたら、円が下落する 前に注文するべきだったと少し後悔しています。それはともあれ、今月の給 料が出たら、また別のCDを注文してみます(今度は航空便にしてみよう か)。
>ふてんさん Welt-Parlamentはとても素晴らしい曲です。 シュトックハウゼンはここ10年の間に、緻密で複雑で、しかし響きのとても美しい合唱曲を沢山書いていますが、この作品はその走りといっても良いと思います。 あまりに好きなのでスコアも持っていますが、こちらはカラーで印刷されていて、ほれぼれするほど美しい楽譜です。 ちなみに、船便、航空便のどちらで注文しましたか? 航空便で、かつファミリーが演奏会やレコーディングなどで多忙でなければ送金後2週間ほど(運が良ければもっと早く)で商品を手に入れる事が出来ると思います。
いささか感情的になってしまい恥ずかしいです。 しかし、新ウィーンに対する偏見は根強い所がありますね。 >あと、無調や12音技法に対するアレルギーは皆さんもよくご存知の >Y松という作曲家が助長しているところもあるので、 >なかなか難しい所です。 この人については黙って作曲だけやっていればいいものの、と思っています。 所謂現代音楽批判の文章を読むと、いつも「本当か?」ということばかりで すし、現代の作曲家や作品に関する具体的なことになると、とたんに内容が 曖昧になるような気がしてなりません(つまり本当の所はよく知らないので は?)。 以下はY松氏についてではなく、最近思うことですが… 雑誌・ネット上の批評(音楽に限らず)を読んでいると、次のような傾向が よくあるなと私などは思うのですが、みなさんはどうお考えでしょうか。 ・口調が攻撃的で激しくなればなるほど、主張する根拠は弱くなる。 ・「本質的」などという大仰な言葉や形容詞を振り回し、文章を飾り立てる ほど、内容は空虚になる。 個人の好悪があるのは致し方ないでしょうが、それだけを振り回すような批 評にはうんざりします。 それも素人の意見ならまだしも、そうした傾向が職業的批評家にも見られる のはどうしたことでしょう。 個人的に好きになれないにしても、その作曲家なり演奏家なりのスタンスを 公正な態度で、読み手に分かるように説明することが出来るあたりに、批評 家の実力が問われるのではと最近思うようになっています。 ですが私自身も偉そうなことはいえないので、これぐらいにしておきます。 >シュトックハウゼン 手続きが面倒そうで敬遠していたのですが、最近になってようやくCDを注 文しました。 最初なので注文したのは3点です(「ミクロフォニー」「シリウス」「ヴェ ルト・パーラメント」)。最後の一点は、どんな曲かという好奇心で注文し たのですが、却って興味がそそられます。 届くのは十月になりそうです。楽しみです。
> 全くの憶測ですが、こういう人たちはロックがメインでクラシックは添え物 > 程度にしか聴かないんじゃないでしょうか。そういう人がドイツ音楽嫌いで > ドビュッシーやストラヴィンスキーを好むのはそれなりに分かる気がします。 個人的な経験ではあまりそういうこととは関連がないと思います。 むしろ、クラシックをメインに聴いていない人の方が変な先入観なしに 現代音楽に親しめる例の方が多い気がします。 ビートルズのアルバムのジャケットに「偉大な人物」の1人として シュトックハウゼンのイラストが描かれているのは割と有名な話 ですし、ビョークもメシアンやシェーンベルクの音楽を愛好している という話も聞いた事があります。 ハードロック好きでヴァーグナー好きという人に出会った事もありますが、 逆にオペラを勉強している人でドイツ音楽嫌い、という人は山ほどいます。 あと、無調や12音技法に対するアレルギーは皆さんもよくご存知の Y松という作曲家が助長しているところもあるので、 なかなか難しい所です。http://tierkreis.web.infoseek.co.jp/
ふてんさんご紹介のCDレビューを見てみました。 数年前に某ボードで同じような考えの人とやり合ったことがありますが、こ れはまあやり合うこと自体が遊びみたいなもので、当然ながら何の成果も得 られませんでした。シェーンベルクについての事実誤認を指摘したら、それ は認めたので、敵失1点か (^o^)。 全くの憶測ですが、こういう人たちはロックがメインでクラシックは添え物 程度にしか聴かないんじゃないでしょうか。そういう人がドイツ音楽嫌いで ドビュッシーやストラヴィンスキーを好むのはそれなりに分かる気がします。
でもほおっておいたほうがいいですよ。 どこにでもマイナス点しか述べない人はいます。 そのぶんこれらの曲の魅力をあますところなく紹介するのをおすすめします。 というわけで私は今日はブーレーズの牧神への〜92年録音DGを聴き先日のラヴェルや バルトークに似てるってはこの演奏はあてはまらないなあ、と思いました。 先日の演奏は誰のだったんだろう。 その後はポリーニ演奏の練習曲。磨き抜かれた美しい曲ですね。5曲目がよかった。 あと、チェロソナタ2楽章目の出だしには驚きました。ジャズかなんか聴いているような感じ。 Eratoレーベルです。
iidaさんの日記の中で、ポリーニの演奏するドビュッシーの練習曲が話題に出ましたが、 こんな物を見つけました。 正直言って、ドビュッシーと新ウィーン楽派を愛好する身としては、激怒しています。 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005FI0H/qid=1062773737/sr=1-2/ref=sr_1_2_2/249-2637248-0374763 ベルクのピアノソナタについて「モロ十二音階で気違いじみてる」とは何たる言い草! それにまあ「十二音階」とは。無知丸出し。 「新ウィーン楽派はこの程度の知識で充分」といわんばかりの侮蔑に満ちた言い草には 本当に怒りを覚えずにはいられません。
ふてんさん、RES 有難うございます。 前回のカキコでは少々舌足らずでした。 解説によるとヴェーベルンの三重奏曲の第1楽章はロンド形式、第 2楽章はソナタ形式となっていますが、そういう言葉を聞くとすぐ A-B-A-C-A だとか提示-展開-再現だとかが聴き取れると期待してし まうのが私の悪い癖で (^^;)、その期待が満たされないと「分かり にくい」という印象が強化されてしまうのかもしれません。ヴェー ベルンがそんな音楽を書くわけないのですが (^o^)。 この手の影響されやすさ (?) についてはまた改めて書きたいと思っ ています。 >両者の作曲年は1927年と1928年ですが、この一年の間の >変化は一体どこからくるのでしょうか。不思議です。 たしかに。作曲家にはときどきこういうことがあるようですね(美 術や文芸でも同じようなことがあるのかもしれませんが、無教養な もので分かりません)。御大シェーンベルクも、管楽五重奏曲 (19 24) や組曲 Op.29 (1925-6) では何となくごちゃごちゃしているの に、弦楽四重奏曲第3番 (1927) で急にすっきりした音楽になって いますね。 ストラヴィンスキーの場合だと、「火の鳥」(1910)、「ペトルーシ ュカ」(1911)、「春の祭典」(1913) の三段跳びの変化(これに比べ たら「祭典」と新古典主義の距離なんて小さいものではないかと、 これは私の勝手な持論 (?) ですが)。 その他にもヒンデミット「演奏会用音楽」シリーズ (1930) での、 18世紀風から19世紀風(乱暴な言い方ですが)への急激な変化、シ ョスタコーヴィチのピアノ協奏曲第1番 (1933) やチェロソナタ (1934)と第4交響曲(1935-6) とのギャップなども不思議といえば 不思議です。
TAKIN様: 確かにヴェーベルンの三重奏曲は、ヴェーベルンの作品の中でも特に親しみ にくい部類の作品だと思います。十二音の書法でありますが、時期的には、 中期から後期のちょうど境目に作られたものですので、その混然としたとこ ろが、この作品をわかりにくく感じさせているのかもしれません。 この次の作品が有名な交響曲ですが、こちらは後期のヴェーベルンらしい、 禁欲的で整理された作風に変化しています。両者の作曲年は1927年と1 928年ですが、この一年の間の変化は一体どこからくるのでしょうか。不 思議です。
ヴェーベルンの三重奏曲は実は未だによくわからない音楽です (^^;)。第1楽 章は短いのでまだしも、第2楽章は論理がわからず、あれよあれよという内 に終わってしまうような感じで。 これに対して四重奏曲の方はずっと透明でわかりやすく、力強さ、繊細さ、 荘厳さを兼ね備えた名作だと思います。 ここで「わかる」というのは必ずしも図式的な楽曲構成がわかるということ ではなく、要するに「音楽の流れについていける」ということです。私も悪 い癖があって「この楽章はソナタ形式」と言われると、提示−展開−再現が わからないと気になってしまう傾向がありますが、それは本末転倒というも ので、まだまだ修行が足りません (^^;)。 そういう意味では「前衛音楽」の多くは私にとって「わからない音楽」に属 します。といってもこれが即「つまらない音楽」とはならないのが微妙とい うか面白いというか。
ふてん様: 弦楽四重奏にかぎらずウェーベルンは実は苦手です。なのでこのサイトの内容は水野さんにおっています。 作品の前半というか1/3まではやたら攻撃的で、後半生はやたらおとがぽつぽつするというのにはまだついていっていません。 とかいっていてもしょうがないので今聞きながらスコアを見てみました。 ぽつぽつと音が書いてあっても、シンメトリーだったりカノンだったり、 だいぶ情報がはいると印象がかわりますね。いままでろくにみていなかったもので。 印象に残った箇所は 第一楽章:出だしのところ動と静の対比を感じます。 第二楽章:同形のリズムで統一してあるところ 第三楽章:42小節目のトリルをやりながら他の楽器を共鳴させるかのように かぶせるところ。 しかし相変わらず禁欲的な音楽ですなあ。
は、以下の通りです。 シェーンベルク: グレの歌 期待 室内交響曲第1番 弦楽三重奏曲 3つのピアノ曲作品11 ベルク: 初期の7つの歌 ピアノソナタ 弦楽四重奏曲 3つのオーケストラ曲 ヴァイオリン協奏曲 ウェーベルン: オーケストラのための5つの小品作品10 弦楽三重奏曲作品20 オーケストラのための変奏曲作品30 バッハ=ウェーベルン:リチェルカータ うーむ、iidaさんのお持ちのスコアとあんまり重なっていませんね(笑)。 わりと読みやすいスコアは、ベルクの「7つの歌」「ヴァイリン協奏曲」でしょうか。あとシェーンベルクの 「室内」「3つのピアノ曲」も見やすい方です。 ウェーベルンは読みにくいですね。特に後期の作品は何というか、リズムを正確に読もうとするだけでも一苦労という感じです (これは彼だけに限ったことではないでしょうが)。 でも、「弦楽三重奏曲」のスコアは、音形が描くシンメトリカルな形をただ見ているだけでも、きれいだなと思ってしまいます。 彼の「弦楽四重奏曲」はどうですか?
自分の投稿の後で書き込みが少ないと何となく落ち着かないので (^^;) ほっとしました。 閑古鳥が鳴くのも寂しいですが、それでも罵詈雑言や荒らしで埋まっている困った掲示板より数等ましですよね (^_^)。 遅ればせながら、湯浅卓雄指揮のシェーンベルク作品集 (Naxos) を買ってきました。室内交響曲第2番、映画の一場面のための伴奏音楽、浄夜の組み合わせです。演奏は期待以上で、これで1000円以下は儲けものです。
Takinさんに書き込みいただいてすでに1か月経過してしまいました。 失礼しました。 ベリオの曲は私もあまり聴かないですね。 シェーンベルクのCDは今は弦楽四重奏の1、2とヤコブの梯子を中心に 聴いています。このころの音楽が一番私にはしっくりくるような気がします。 あらためて聴いても弦楽四重奏1番の複雑な動きと、その機能的な曲の 運びに舌を巻いています。
調性崩壊の方にも書きましたが、ルチアーノ・ベリオが亡くなったそうで す。合掌。といっても私はベリオはあまり聴いてないので、格別の感慨も わきませんが (^^;)。 シェーンベルクでは最近弦楽三重奏曲(Op.45)とヴァイオリンの幻想曲 (Op.47)を繰り返し聴いています。両方ともかなり前から知っていたつもりの 曲ですが、気を入れて聴いてみると実は全然わかっていなかったことがわか った、という・・・(^^;)。 手許にはシェーンベルク・アンサンブルのとクレーメルのと、いずれも両曲 揃った音源がありますが、先日図書館で借りて聴いたアルノルト・シェーン ベルク・トリオ(ベルリンフィルのメンバー)の三重奏曲は凄かったですね。
iida様 有難う御座います。 実はこのCD Yオークションに出ていたものです。 安いので買いました。 未だ聴いていません。 今は、雅楽の練習が忙しくて。 1年前から笙も始めまして、雅楽の和音の移り変わりを楽しんでおります。 複数の音を同時に出せる楽器は始めてでして、珍しく張り切っています。 明日は名フィルのモーツアルトにお付き合いです。
皆さん、はじめまして。june と申します。 下記の URL は、追加したリンクのお知らせ、 というのようなもので、実際には、 こちらのページ(http://a.hatena.ne.jp/SQB/)からリンクさせて頂きました。 とりあえず、御報告まで。 よろしくお願い致します。http://www1.linkclub.or.jp/~jsr/blog/
SONOGRAPHS' QUALIA BLOG ノイズミュージックや韓国のサムルノリという音楽が紹介されています。http://www1.linkclub.or.jp/~jsr/blog/
『浄められた夜』は泣けました。http://homepage3.nifty.com/chibacom/index.htm
快挙!夏木マリさん。N饗アワーで夏木マリさんが演じた「ワルシャワの生き残り」 「ピエロ」(舞台の一部?)、「浄められた夜」の朗読後、クリヴィヌ氏による 同曲の演奏が紹介され、一同、いい曲ですねえ、と評価されてました。 シェーンベルクがこれだけ肯定的に取り上げられたことはなかったように思います。 いやあ、彼女は偉いですよ!
Kaoru様: こちらこそご無沙汰しています。和楽器の方はいかがでしょうか? 遅くなってすいませんが、私はこのCDもってません。どなたかいかがでしょうか? この曲自身私はあまり親しんでないのもあって購入時に見送りました。 皆様はいかがでしょうか? 私の方は最近はシェーンベルクの Op. 24, 26, 29あたりが楽しんで聞けるようになってきましたが、 最近あれこれいそがしいとブラームスのピアノコンチェルトNo.2を 繰り返して聴いています。
ご無沙汰しております。 本日は教えて戴きたいことがあります。 ケーゲル、ライプチヒの「モーゼとアロン」の印象(or評価)を教えて下さい。 CDを買うかどうか迷ってます。
というのは勿論そうなのですが、私の場合、ただ、ぼーっと聞き流すこともあれば、 意識して細かく聴きたいという時もあるし、そういう時にはポケットスコアも 見ることもあります。単純に録音がきれいだからそれを聴いてみようと思うこともあります し、演奏同士の比較で、なにがこれだけ聴いた印象が違うのだろう?と思って比較すること もあるし、同じ人でもいろいろその時の気分で聴き方が違いますよね。 情報は一度捨てるともとに戻らないのでできればたくさん記録しておいて、 あとは自由だと思います。そのおかげで私はコンピュータのMP3,AACファイルは Macで最高レベルの320kにしています。これは家人とベートーベン/ラトルの第九 の第4楽章のチェロの激しいところがエンコードできてるか、というのに基づいて 低ビットレートから順に流して決めました。ふだんはBGMなんですけどね。おっ、と 思った時にじっくり聴けるように、です。
私は缶詰派なので(^^;)ホールのことはよくわかりませんが、CDでも安物のCD ラジカセなんかだと惨めな音しかしないと思っていたら、ヘッドホンで聴いた らすごくいい音で驚いた、なんてことがあります。解像度が格段に違いますね。 シェーンベルクやベルクは解像度がモロに利く音楽だと思いますが、「ヘッド ホンで聴かないとわからない音楽」というのも変な話で、声部の絡みやら細かい 動機操作やらを全部聞き分けないといけない、あるいは聞き分ければ曲がわかる、 というものでもなかろうと思うんですが・・・よくわからないところです。 一愛好者個人としては、聴いて満足すればそれでいいのですが (^o^)。
>私はお金がなんとかなれば(笑)なるべく前にすわりますがふてんさんは >いかがですか?後ろ派ですか?音がブレンドしたほうが好きという方もい>らして好みいろいろですよね。 確かに、好みが分かれるところでしょうね(ちなみに先日のトッパンホールでは、私の席は 最後列でした)。実はそれまではなるべく前のほうを選んでいたのですが、今回のような 体験をすると、案外後ろも悪くないのかもという気もします。また、曲の性格によっても いい席というのは違ってくるかもしれません。ベルクの作品のように音響が複雑な曲でしたら、 やはり解像度を重視して前を選んだ方がいいのか?などとも考えたりします。 当たり障りのない回答ですが、このあたりは、実際のコンサートを繰り返しきいて、自分の 耳で確認しなければいけないというところかもしれません。
ふてん様: それはすばらしい体験でしたね。 メシアンの「鳥のカタログ」は私もいつか生で聴いてみたいものです。 武満氏の評価が高いのはいわずもがなとして、細川氏も最近ずいぶん耳にします。 もちろん生では未聴ですが2曲も選曲されていておどろきました。 ホールでかくも違うのですね。名古屋では愛知県芸術劇場か金山の市民コンサートホール のどちらかでオーケストラはやるのですが、新しい芸術劇場のほうが低音がよく響いて したがってぎゅっと音のつまったいい演奏に聞こえます。 市民コンサートホールはその点音が抜けてしまっているような気がします。 私はお金がなんとかなれば(笑)なるべく前にすわりますがふてんさんは いかがですか?後ろ派ですか?音がブレンドしたほうが好きという方もいらして 好みいろいろですよね。
iida様へ: >私はこのベルクの「管弦楽のための・・・」曲、マイケルティルソントーマス/ロンドン交響楽団 >の組み合わせをウィーンで3年前(?)聴きました。 >熱気のある演奏で、正直びびってしまいました。 それはすばらしかったですね。私の今回聴いたGMJOの演奏では、そこまでは行っていませんでした。 やはり、曲自体が難しいからなのでしょうか。第三曲など、何がなんだか分からなくなってしまい ましたから。また、マーラーの6番の第3楽章あたりも、CDの演奏に比べるといささか陰影が…という 気がします(やや厳しいかな?ですが、ナマで初めて聴くベルクとマーラーのこの曲には大いに期待を かけていたのです)。 さて、昨日の25日、トッパンホールで行われたブーレーズをゲストに招いたコンサート 「ブーレーズに選ばれた6人のソリストによる特別公演―鳥がつなぐ東洋と西洋の出会い―」を聴きに 行きました。 結論を述べれば、21日を凌ぐ満足感を味わえました。非常に贅沢なコンサートといっていいでしょう。 曲目と演奏メンバーは次の通りです。 1.メシアン:「鳥のカタログ」よりヨーロッパウグイス(ピアノ:エマール) 2.細川俊夫:ウィンター・バード(ヴァイオリン:諏訪内晶子) 3.武満徹:鳥が道に降りてきた(チェロ&ピアノ:ジャン=ギアン・ケラス&エマール) 4.メシアン:黒つぐみ(フルート&ピアノ:ウォルフガング・シュルツ&エマール) 5.細川俊夫:歌う庭(六重奏、指揮:細川) 6.マルセル・トゥルニエ:「イマージュ第4組曲」より魔法の鳥かご(ハープ:吉野直子) 7.モーツァルト:歌劇「魔笛」より抜粋(フルート&オーボエ:シュルツ&フランソワ・ルルー) 8.ハンスペーター・キーツブルツ:六重奏曲(指揮:ブーレーズ) (5と8は、この演奏会のための委嘱作品) 特筆すべきは、トッパンホールの音響のすばらしさです。サントリーホールの音響よりもずっといい 気分で聴けました。比較的小さめのホールですが、それゆえ音の分離とブレンドとのバランスが最高 です。細かいニュアンスと、豊かな広がりがどちらも感じられるこのホールの音響が、演奏に深みを 与えていたのは間違いないでしょう。 エマール・ケラス・諏訪内・吉野らの演奏も、ブーレーズの指揮も、当然と言っていいぐらい期待通りの (8番目の曲は、ちょっとブーレーズの「デリーヴ」のようなところがある曲でした)出来映えでしたが、 ここでは、5と7の曲について書いておきます。 細川の新作は、全体的には非常に緩やかな周期で、音が弱→強→弱→強を繰り替えすというものでした。 神秘的で繊細な雰囲気の感じられる曲でしたが、そうした中でも個別の楽器には、時に激しい断片が あらわれます。ホールの音響バランスが本当にいいので、こうしたところが私でもはっきりと聴き取 れたのは、うれしいことでした。 またシュルツ&ルルーの二重奏によるモーツァルトも絶品でした。たった二本の楽器でありながら、 オーケストラとまるで遜色ない豊かな音色の広がりと、曲の細かいニュアンスとが、隅々まで 感じられたのは、本当に信じがたいことです。演奏もノリに乗っていました。私を含めた客席方も、 演奏側のそうした雰囲気を感じ取ることができました。とにかく楽しくてしょうがない感じ。第一曲目 のパパゲーノの鳥刺しの歌が終わったところで、客席側から笑いと拍手が自然と起きましたから。 ゴチャゴチャ長くなってしまいましたが、とにかくホールの音響が違うとここまで満足感も違うかと いうことを、改めて思い知った次第です。それでは取り急ぎここまで。
ふてんさん: ブーレーズの演奏いいなあ。聴きにいきたいなあ。東京だから無理か。 グスタフ・マーラー・オーケストラがベルクよりもウェーベルンのほうが うまかったというのは意外ですね。 ベルクの方がずっとマーラーに近い(ように思いますが、、、)ので そう思いました。 私はこのベルクの「管弦楽のための・・・」曲、マイケルティルソントーマス/ロンドン交響楽団 の組み合わせをウィーンで3年前(?)聴きました。 熱気のある演奏で、正直びびってしまいました。 複雑な音響もさることながら演奏が「恐かった」という強烈な記憶があります。 ブーレーズのマーラーの六番はCDで聴く限りとても好印象です。 いいなあ、とかさねがさね。 そういや、最近はコンサートでかけてないですねえ。 今日のシェーンベルクは帰りの通勤で作品 26、弦楽四重奏3番を聴きました。 作品24ー30あたりはあまり聴き込んでないので最近親しんでいます。 もう一件、以下のページにまっちゃんからのシュトックハウゼン・コンサートの感想を アップロードしたお知らせとシュトックハウゼンの同志社での コンサート情報をリンクしておきました。興味ある方は御覧下さい。http://www.greengrape.net/weblog/archives/000039.html
舞台の最前列にいたコントラバス奏者の演奏中のアクションが、やたらに派手で、印象強かったです。 大きく前のめりになって楽譜をのぞき込んだり、弓を弦から放す際の動きも周りに比べてかなりオーバーアクション気味でした。 演奏自体には関係ないですが、見ていてとても楽しかったです。
ブーレーズ&グスタフ・マーラー・ユーゲント・オーケストラのコンサート、 聴きに行ってまいりました。取り急ぎ、感想を述べさせていただきます。 オーケストラについて: 非常に女性団員の多いオーケストラというのが第一印象でした。 コントラバスをのぞく弦については、男女比率は2:8(あるいは1:9) ぐらいだったのではないでしょうか。 ホールの音響について: 私の席から遠いはずの、ハープや打楽器類、木管の音がかなり強く聞こえ、 響きはやや乾いた感じでした。(私の席は、一階の22列目31番です)。全奏で 音がややつぶれ気味になってしまったのは、残念ですが仕方ないことでしょう。 曲の感想: 一曲目のベルクの「管弦楽のための三つの小品」についてですが、普段聴いて いるアバド盤などとずいぶん音響が違うので、正直とまどってしまいました。 オケの方も、いささかこの曲をもてあまし気味だったような気がします。何か もう少し整理がつかなかったかとも思います。 二曲目のヴェーベルンの「管弦楽のための六つの小品」は、前曲に比べると遥かに いいと思える出来でした。特に弦の奏でる緊張感に満ちたピアニッシモは、聴いて いて本当に見事だと思います。ただ(多分に聴いている場所のせいだと思います が)、一曲目と共通して、木管は響きがかなり硬く、そのため微妙なニュアンスを 損なっていた気がします。 休憩を挟んで、三曲目がマーラーの第六交響曲でした。さすがに、マーラーの名前 を冠しているだけあって、マーラーの作品を自家薬籠中の物にしていました。演奏 も先の二曲以上に満足度の高かったです。 楽団員が若いせいか、伸び伸びと勢いのある演奏を繰り広げていました。特に第一 楽章と第二楽章での、歯切れのいいリズムの切り方が印象に残っています。ブーレ ーズの指揮も、スッキリと見通がよく、かなりフレッシュな印象でした(マーラー のこの曲には、いささか妙な表現かもしれませんが)。 ホールの音響にややなじめなかったところがあるものの、総じて、クオリティの 高い満足のいくコンサートだったと思います。今週の金曜日には、トッパンホール での演奏会も聴きに行くので、それも楽しみにしています。 それでは、取り急ぎここまで
おぉ懐かしい。私はLPで持ってますが、だいぶ長いこと聴いてないです (^^;)。 私の好みでは第2楽章(スケルツォ)が特に気に入っていました。これはもう このコンビ以外には考えられないような演奏です。かつて友人にこれを聴か せたら「頼むからやめてくれ」と言われました (^o^)。 カップリングされているのはバーンスタインがピアノを弾く五重奏曲で、こ れも名演です。 ジュリアードQはこのころがピークだったのではないかと私も思います。生 では二三回聴いているはずですが、記憶がはっきりしているのは「死と乙女」、 ヴェーベルンのOp.5、ラヴェルです。(当時は暇だったなぁ) シェーンベルクのセレナードは私も彼の一番明るい曲だろうと思います。歌 の楽章より器楽楽章の方がずっと歌謡的なのは妙 (^o^)。
エマールさんは現代音楽演奏家と思っていたのでベートーベンを録音していたとはちょっと意外でした。是非聴いてみたいですね。私恥ずかしながらベートーベンのピアノ協奏曲は5番しか知らないんですよ。もってるのはガーディナーの伴奏のものです。 ピアノがカンカンいって豊かな響きとは180度違いますが、推進力が気に入っています。 最近はまったCDはグールドとジュリアードカルテットのシューマンピアノカルテットの 3楽章。ため息のでるような出だしから切々とした響きに昔からですが最近とくにはまりました。このときこの両者は意見に食い違いがあったとかいいますが実際はどうなんでしょ。見事な演奏です。 ジュリアードのこのころのベートーベンもほのかなロマン性と古典美への造形とあいまってなんというか、生でききたいですよねえ。 シェーンベルクは最近は作品24がユーモラスな感じがしてきにいっています。 この曲がシェーンベルクにとって一番ユーモラスかつ諧謔的な響きなのではないでしょうか?屈折した音楽ですが、最近気になってます。歌もついてますし(笑) バイオリン協奏曲もそのかがやかしい響きからすきですが。
下の録音を改めて聴き直してみましたところ、どれもすばらしい録音でした。 そういうわけで、下の録音についてのコメントは撤回します。 それにしてもエマールのテクニックは見事です。特に「皇帝」の最終楽章では、 ここまで爽快な演奏は滅多にないと思いました。
エマール&アーノンクールによるピアノ協奏曲全集も聴いています。 これもまたすばらしい演奏です。 エマールのピアノはいわゆる熱演というものではありません(これは 以前出たカーネギーホールの「熱情ソナタ」のライブ録音にも共通する 傾向です)。ですが、瑞々しく純度の高い音によって展開される演奏は、 美麗というにふさわしいものです。そしてアーノンクールの指揮する オーケストラも、非常に端整で清潔で(特に弦が)、エマールのピアノと よくマッチしています。 五曲のうち第二番のみがムジークフェラインで録音されていて、録音も この第二番が最も良いように思われます。欲を言えば全曲ムジークフェ ラインで録音して欲しかったと思うぐらいです。 ベートーヴェンのピアノ協奏曲のディスクを買ったのは久しぶりですが、 これも本当に買って正解というディスクでした。
こんばんは。 ラトルの田園、嵐の部分たしかにいいですね。 家人は雨が叩き付けて、生暖かい風がふいて、という描写がうまい〜 とさけんでいました。 私はその前の楽章のレントラーの踊り(?)のところがすごく気に入りました。 プログラミングで音楽を作る方がんばってくださいねえ。>煙突さん、Chibaさん。
みなさんこんにちわ、普段ROMってますが少し私事を投稿させてもらいます。 もし他にもこのようなことに興味有る方が居られるかどうか判らないのですが、 >>パソコンを使って、現代音楽を作曲したいと思っているのですが かくいう私もこの10年来このような事に手を着けているのですが、 私の場合5〜6年前から自分でプログラムを書く様にしました。 (まっちゃん@シリウスさんの言うようにmax etc..とこの分野で有名どころが多々ありますが) >>素人でも抽象的な画を描いて遊べるように、前衛的な音を作って遊べないものかと思っているのですが。 私もこれをはじめたきっかけに、このようなニュアンスが含まれていた覚えがあります。 しかしそれ(プログラム)をやろうと思ったら、色んな事の徹底的な知識も必要だということでコツコツとやってます。 なにか得たときに、また考えが纏まったらそれをノートに書き留めるようにプログラムを書いていくという・・・ その中から、引用にあるような人向けにアレンジ(ある程度の形に)して、この一、二年位内に、(フリーウェアでも)公開してみたいな・・ 出来ればよいな・・などともおもっています。 (特に)この分野の音楽では、作曲行為とプログラミング行為間の共集合部分が多く考えられるとも思っています。 (パフォーマー側の見地からは反論もあがると思いますが・・笑) 結局、このことの目的は「”抽象的な画を描いて遊べるように”音楽をつくる」という事なのだと思います。 ただこの分野の研究文献はまだまだ海外によるものがほとんどで苦戦するところでもありますが、 Chibaさんも紹介されている様な、シュトックハウゼンの日本語による解説がされているページ等を見つけたときには 「おおー日本にもこんなものがあったとは・・!」てな感じでした。(笑 どうもお邪魔しました。
>ラトルのベートーヴェン交響曲全集 私も買いました。確かにお勧めですね。 実のところ、まだ聴き始めたばかりで、全部を聴いているわけ ではありません(特典として付いていたDVDも見ていません)。 個人的には「田園」に一番感動しました。特に嵐の部分などは、 非常にスリリングで、恐ろしいほどの出来映えといえるでしょう。 この「田園」について、iida様はどうでしたか?
ラトルのベートーベン全集かってしまいました。 先に発売されていたNo.5とブラームスVn協奏曲がよかったので。 このNo.5を購入してからかなり頻繁に聞くようになっていたので購入したのですが、 正解でした。 たいへんライブな感じで、しかも端正ですらあります。 弦のこすれる音を効果的につかったり、楽しみました。 家人も「ん?ここ3度低い?スコアいじってるのかな?オリジナル版?」 とかいってますが英語のパンフレットはまだ読んでません。 お勧めです。
「現代音楽・古楽・民族音楽向上委員会」 ↓掲示板の閲覧だけなら、ニフティ会員でなくてもできるようです。http://com.nifty.com/community/C0017039/top.go
こんにちは。 まっちゃん@シリウスさんがこの公演に出演されていたとは…。 @niftycommunityというサービスで私が主催している、 「現代音楽・古楽・民族音楽向上委員会」というサークルのメンバーの中にも、 この公演を聴きに行かれた方がおりました。 その方によると、 「中でも、バリトンは裏声と地声でひとり二役の大活躍。 中間にあるこのバリトンと打楽器ソロの掛け合いは圧巻でしたね。」 という感想でした。 私もまっちゃん@シリウスさんの今後のさらなるご活躍を、 お祈り申し上げます。 ところで、@nifty会員の方なら誰でもログインできますので、 @nifty会員の方でご関心のある方は、 よかったら私の音楽サークルも覗いてやってください。http://com.nifty.com/community/C0017039/top.go
まっちゃんのぼたんをぽちっと押してしまいましたね(笑)。 クセナキスの公演お疲れ様でした。 クセナキスの底なしの音好きの態度には圧倒されっぱなしでした。 まっちゃんはすごかったです。リームもラッヘンマンもまっちゃんの演奏をきけたので すが今度はまっちゃんの演奏がかなりのウェイトをしめ、存分にまっちゃんの声を楽しみ ました。 今後とも活躍を期待しております。
がお好きですか。 私はシュトックハウゼンには相当入れ込んでいて、 Stockhausen VerlagのCDは全部持ってますし 2/14にケルンでドイツ初演された新作の演奏会にも押しかけていきました。。(汗 このハンドルもシュトックハウゼンの曲名から取ってますし。。 楽譜、CDに限らず彼自身によるアナリーゼの文献も数多く出版されてますから 参考にするものはたくさんあるでしょう。 以下にリンクした拙HPにもシュトックハウゼンの多少の情報がありますので 参考にして頂ければ幸いです。http://tierkreis.tripod.co.jp/
まっちゃん@シリウス様、適切なご助言ありがとうございます。 わたしはシュトックハウゼンが好きなので、 彼の楽譜やCDを研究してみたいと思います。 幸い、日本語の公式(?)ホームページもありますので…。http://homepage3.nifty.com/chibacom/index.htm
iidaさん、先日はクセナキスのコンサートへはるばるお越し頂きありがとうございます。 Chibaさん> 一番大きな問題は「現代音楽」が何を示すか、ということです。 ポピュラーからクラシックまで様々な音楽が世の中に満ちあふれていますし 狭義のクラシックのいわゆる「現代音楽」にもひとことで 言い尽くせないくらい多岐にわたる作曲スタイルがあるので 残念ながらお尋ねになっていることにたいする答えは「ない」ということに なります。 コンピューターによる作曲システムとしてはMAXやUPICといったかなり 専門的で高価なものから、シェアウェアのMIDIソフトのような安価で気軽な ものまで様々にありますが、何がChibaさんにふさわしいかは、Chibaさんが どのような音楽を作曲したいか、ということによるかと思います。 書籍にはいわゆる「現代音楽の作曲法」というマニュアル本のようなものは 上記の理由から存在しませんけど、様々な作曲家の楽譜や文献などを 調べることによって自分なりの作曲法を編み出していくべきなのだと思います。 一番近道だと思われるのはChibaさんが理想とする作曲家の作風を徹底的に 分析して、とりあえずはまねしてみる、というところからスタートする、 ということでしょうか。
↓愚問だったでしょうか…。 やはり、本格的な勉強をしなければならないと思います。 しかし私は、これまでそのような機会や人脈に恵まれてこなかったので、 独習したいと思います。 現代音楽へ到達するために必要な勉強のできる本でおすすめのものを ご存知の方がいらっしゃいましたら教えてください。 (レスがないということは、自分で調べろっていうことか、やっぱり)http://homepage3.nifty.com/chibacom/index.htm
こんにちは。 パソコンを使って、現代音楽を作曲したいと思っているのですが、どんなソフトがあればよいのでしょうか、ご存知の方がいらっしゃいましたら教えてください。 前衛的な現代音楽を作るのにも、やはりクラシック音楽の作曲法の知識は前提として必要なのでしょうか。 ちなみに私は、楽譜などほとんど書いたことはありません。音楽に関しては今までCDを聴いてきただけのド素人です。ですから無謀といえば無謀な願いなのですが、素人でも抽象的な画を描いて遊べるように、前衛的な音を作って遊べないものかと思っているのですが。http://homepage3.nifty.com/chibacom/index.htm
初めまして。来る2月28日から3日間、舞台公演でシェーンベルクを題材 にした踊りをやります。シェーンベルクそのものを演るというよりは、様々な角度からシェーンベルクを見て、表現するという感じでしょうか、、。興味のある方は是非 ごらん下さい。 〜LUNATIC〜 佐藤一哉シェーンベルクを見る〜 日時*2月28日(金)18時30分開演 3月1日 (土)14時開演*18時30分開演 3月2日 (日)14時開演 場所*大井町駅すぐ。きゅりあん小ホール 料金*一般3000円/学生2000円 お問い合わせ&チケット取り扱い*コスモスペース演劇工場/03ー3732ー1185(平日10:00〜18:00) どうぞよろしくお願いします!
iidaさん、告知ありがとうございます。 オレステイアはもちろんのこと、エオンタ、プレイアデス、ヘルマなど、クセナキスの名作がこれでもか、というくらいに詰め込まれていますので、関西方面の方は是非お越し下さい!
飯田さんの MSG にあったサイトをのぞいてみましたが、これは凄いですね。 オレステイア全曲が2500円で聴けるとは羨ましい。 私も世が世なら東京から駆けつけるんですが(何じゃそりゃ)。
クセナキスのコンサートにさそわれまして楽しみにしております>まっちゃん。 2003.2.22 豊中市立ローズ文化センター です。とりあえず皆様にお知らせまで。↓http://www.geocities.jp/le_vent_dans_la_plaine91350/nmp/schedule/xenakis/xenakis. html
まったくそのとおりで、シェーンベルクを聴いてそれほどひかれないなら、「無調音楽」の 聞き方と抽象的にとらえるべきでなく、いっそ聴く必要はないのでしょう。 シェーンベルクは私にとってはつらいときに勇気をださせてくれる作曲家で 無調だから、12音だから聴いているわけではないのです。 私を勇気づけてくれるという意味ではバッハやベートーベン、モーツアルトとなんら かわらない存在になっています。 それはともかく、シェーンベルクのピアノ曲はむずかしく思います。 お勧めは弦楽四重奏や協奏曲ではないかと思います。 私はラサールの弦楽四重奏でのシェーンベルクが一番好きで、 このCDはベルク、ウェーベルンもはいっていてブックレットも大変充実した 全集です。また、ピアノ曲をどうしても、ということであればポリーニ盤よりも グールド盤のほうが「歌」がある分ききやすいと思います。 私は先週の帰宅時の音楽はシェーンベルクの弦楽四重奏の4番を聴いていました。 Takin様、こまめにコメントいただきありがとうございます。管理人の私が おそ筆なばっかりに(汗)
[下の書き込みと同一ですが、改行を入れ忘れて読みにくくなってしまったの で、整形したものを再投稿します。管理人さんのお手数を煩わせて恐縮です が、下は削除してください] けいすけさん、RES が遅くなり恐縮です(もう見ておられないかな?)。 シェーンベルクの Op.11 は私もそんなに聴き込んではいないので大雑把なことしか書けません。 ある曲になじむ方法としては、繰り返し聴く以外のことは私には考えつきま せんが、聴きづらいところのある曲の場合は、漫然と聴くよりは何か特定の 目のつけどころがあった方がやりやすいことも確かですね。 曲の聴き方としては、個々の旋律や和声進行を味わうとか、全体的な気分、 情緒やその変化に注目するとか、主題なり動機なりの扱いを追って分析的に 聴くとか、いろいろあると思います。もちろん音楽表現はそれらが渾然一体 となったところに成り立つものではありますが、曲の性格なり聴き手の好み なりに応じて、どれかに重点が置かれることは当然あり得るでしょう。 シェーンベルクの Op.11 の場合だと、全体的な気分としては沈うつなムード が支配的と言ってよいでしょうが、その中でもいろいろ変化があります。一 番掴みやすいのが第2曲で、気分の基調にはあまり変化がなく、その中で音 楽がいくつかの波を描きながら大きく高まってクライマックスに至り、また 沈静していくのを聴き取ることは容易です。旋律は断片的ですし、無調の旋 律は慣れないと捕まえにくいのも確かですが、何度か聴けば比較的少数の素 材の展開で出来ていることがわかります。 第1曲はそれに比べるとテンポや曲想に変化が多く、しかもその変化が一見 唐突なことが多いのですが、その一方で動機の展開は比較的明瞭で、むしろ 第2曲より分かりやすいくらいです。 第3曲はそのような多少とも明確な構成はありませんが、短い曲だし、先行 2曲の響きに慣れていれば特に難解でもないでしょう。気分としては、それ まで抑えられていたエネルギーの爆発と急速な減衰といった観があります。 ・・・といったところで、どんなものでしょうか。 ほんと言えば、なじめない音楽を無理して聴く必要は別にないわけだし、他 人の聴き方を知っても嫌いな曲が好きになるとも限らないのですが、それを 言っては話が切れてしまいますから (^_^)、駄弁を弄しました。
けいすけさん、RES が遅くなり恐縮です(もう見ておられないかな?)。 シェーンベルクの Op.11 は私もそんなに聴き込んではいないので大雑把なことしか書けません。 ある曲になじむ方法としては、繰り返し聴く以外のことは私には考えつきませんが、聴きづらいところのある曲の場合は、漫然と聴くよりは何か特定の目のつけどころがあった方がやりやすいことも確かですね。 曲の聴き方としては、個々の旋律や和声進行を味わうとか、全体的な気分、情緒やその変化に注目するとか、主題なり動機なりの扱いを追って分析的に聴くとか、いろいろあると思います。もちろん音楽表現はそれらが渾然一体となったところに成り立つものではありますが、曲の性格なり聴き手の好みなりに応じて、どれかに重点が置かれることは当然あり得るでしょう。 シェーンベルクの Op.11 の場合だと、全体的な気分としては沈うつなムードが支配的と言ってよいでしょうが、その中でもいろいろ変化があります。一番掴みやすいのが第2曲で、気分の基調にはあまり変化がなく、その中で音楽がいくつかの波を描きながら大きく高まってクライマックスに至り、また沈静していくのを聴き取ることは容易です。旋律は断片的ですし、無調の旋律は慣れないと捕まえにくいのも確かですが、何度か聴けば比較的少数の素材の展開で出来ていることがわかります。 第1曲はそれに比べるとテンポや曲想に変化が多く、しかもその変化が一見唐突なことが多いのですが、その一方で動機の展開は比較的明瞭で、むしろ第2曲より分かりやすいくらいです。 第3曲はそのような多少とも明確な構成はありませんが、短い曲だし、先行2曲の響きに慣れていれば特に難解でもないでしょう。気分としては、それまで抑えられていたエネルギーの爆発と急速な減衰といった観があります。 ・・・といったところで、どんなものでしょうか。 ほんと言えば、なじめない音楽を無理して聴く必要は別にないわけだし、他人の聴き方を知っても嫌いな曲が好きになるとも限らないのですが、それを言っては話が切れてしまいますから (^_^)、駄弁を弄しました。
特に理由がなければ、話はメールでなく掲示板上でしませんか? その方が 議論参加者全員がメッセージを共有できるので面白いと思いますよ。 今ちょっと忙しいので、私のコメントは数日後に書くつもりです(内容はあ まり期待しないでください (^^;))。
僕は都内の学校に通っている大学生です。 最近、友人からシェーンベルクのCDを借りて聞いてみたのですが、 無調音楽にいまいちなじめません。もしよろしかったらシェーンベル クのOp11についてどういう風に聞いたら楽しめるかを教えていた だけませんか? 下記のメールアドレスにご連絡ください m(_ _)m g241103@mail.ecc.u-tokyo.ac.jp
僕は都内の学校に通っている大学生です。 最近、友人からシェーンベルクのCDを借りて聞いてみたのですが、 無調音楽にいまいちなじめません。もしよろしかったらシェーンベル クのOp11についてどういう風に聞いたら楽しめるかを教えていた だけませんか? 下記のメールアドレスにご連絡ください m(_ _)m g241103@mail.ecc.u-tokyo.ac.jp
ご案内のページの「ML機能つきBBS」に上がっているのメッセージを拝見しま した。 まだ2件しかないので今からこんなことを言うのも変かもしれませんが、シェ ーンベルクについて何を議論しようとしておられるのか、今ひとつよくわかり ません。カナリアさんという方のメッセージへのRESを1回か2回つけるぐらい はできると思いますが、哲学的な話は苦手なので、その方面を主に意識して おられるのなら、私はどうも不適任なようです (^^;)。 以下、個人的な感想ですが、一樹さんのとこもそうでしたが、シェーンベルク の話になると、いきなり50年前の前衛の意見のコピペみたいなコメントが出 てくるのがどうもよくわからない感じです (^_^)。
始めまして。 現在わたしのHPではシェーンベルクら新ウィーン楽派について何か書いて 下さる方を募集しております。どうぞよろしくお願い申し上げます。 http://groups.msn.com/linksj 一度訪れて見て下さい。 また管理人の方には相互リンクをできましたらお願い申し上げます。http://www1.u-netsurf.ne.jp/~junichis/
ポリーニによるベートーベンの皇帝を聴きました。 いい演奏だと思いました。 特に第一楽章の構築感というか音楽の推進力というか、 がすばらしかった。 第3楽章はベートーベンの雄大さと繊細さの表現の広さに 感動しました。 シャイーさんの動いているところを見たのははじめてなのですが、 なかなか激しい人なんですね。CDとはだいぶ異なる印象でした。 ロンターノのときなど、曲よりも彼の表情のアップの方が 印象に残るんじゃないかってくらい(汗)濃い表情を しておりました。
もよい演奏でした。 べリオが終わった後、家人に現代音楽って無調とか、12音とか複雑なリズムとか、表現手 段は増えて、内省的ないい曲はいっぱいできたけど聴いていて心底楽しくなるような曲、っ てないよねって批判していた直後、 ロンターノにむかって私が「いい曲だよね」というと、 「あんた今批判していたじゃないか」と突っ込まれながら聴いていました。 重層的な音の重なりがずれたり、管楽器が突出してでてくるところとか、 リゲティのトーンクラスターの音触は好きですねえ。 さてポリーニさんの皇帝がはじまったので、また聴きます。
さんの指揮でべリオのレクエス(?)がおわってリゲティのロンターノがNHKではじまりました。べリオの曲は透明な美しい曲なのですがなんだか最近高音域を強調する曲が多いような気がします。 ロンターノは好きな曲なので今から聴きます。
ポリーニの放送日は6日ではなく5日でした。
6日夜の教育TVでポリーニ・ブーレーズ・LSOの演奏会を見ました。 近藤さんが書いておられたとおり、バルトークはどうも冴えなかったように 思います。指揮者・ソリストはもとより、オケだってこの曲を知らない団体 ではないはずなのですが、いまいち乗りきらないというか・・・ 難しいも のですね。 「火の鳥」はよかったです。といっても個人的にはそれほど好きな曲でもな いのですが、まったく手の内に入った演奏という印象を受けました。 ついでですが、アンコールの「花火」と並べて聴くと、「火の鳥」は初期の 総決算であることがよく分かります。以前どこかにも書きましたが、「三大 バレエ」というふうに括ってしまうと、ここから「春の祭典」までの巨大な 飛躍が何となく覆い隠されてしまうような気がします。暴論をあえてすれば、 「祭典」とそれ以後の作品との距離は「火の鳥」との距離よりは近いのでは ないかと・・・
そして、初めまして! 僕も新ウィーン楽派大好きなんで♪http://www6.ocn.ne.jp/~melodie/
あけましておめでとうございます。 本年もよろしくおねがいします。 昨年最後に聴いたCDは車中ですが ポリーニ/ペトルーシュカ、プロコフィエフのピアノソナタ ウェーベルン、ブーレーズのピアノソナタ2番。 でした。帰宅後は紅白をみました。一年に一度くらいはポピュラーの 動向を見ておかないと(汗)。