ヴェズレー/Vézelay
Ste-Madelene(サント・マドレーヌ)寺院は小高い丘のうえにあり、とにかく白色で美しい。
フランスのブルゴーニュ地方にある国鉄駅セルミゼール・ヴェズレーから12キロのところにある。
伝えによると9世紀ごろに創建され、キリストの弟子の聖女マリヤ・マグダレーナの聖遺物を集め11世紀ごろ人気があったという。ロマネスクの巡礼地、サンティアーゴ・デ・コンポステーラへの起点の一つでもある。
また十字軍遠征に先立ちシトー派の異端宣告人クレルボォーのベルナールが1146年3月31日に演説したことでも有名である。
この教会のタンパン彫刻は大変美しく保存状態もよい。タンパンや柱頭彫刻にはロマネスク芸術の本には必ずといって出てくる。(写真はクリックで大きくなります)
この場所にはフランスで一・二を争うシェフがいて、わざわざパリから食べにくる人がたえないという。そんな一人がわれらがチェリスト・ロストロポービッチであった。彼はこのレストランに食べにきて、まさにそのシェフに「いい教会があるからぜひ行くといい。」と勧められてこの寺院を見に行った。そして、かれはここをバッハの無伴奏チェロ組曲の録音場所に選んだ。この演奏は同時にレーザーディスクにもなっていて、その素晴しい演奏とともに、われわれはこの教会の彫刻を存分に味わうことができる。
私は一度しか行ってないが、私の友人の山本君はニ度めの調査旅行のとき私に手紙を送ってくれた:
1990年9月5日
飯田君だろうか。Fontenayの後Vézelay, Autunを経て今Parisに向かっている。Gard de Lyon(パリのリヨン駅)につくのは真夜中になりそうだ。Vezelayへは今回Avallonからバスで行った。途中でOさんというご婦人と一緒になり、不肖案内役を務めた。なんでも娘さんがフランス人と結婚しており毎年訪ねるのだという。Vézelayへはご主人が一度いらっしゃったことがあって、ぜひ行くようにと勧められたそうである。私のつたない解説のあと、これからたくさんのロマネスク教会を興味をもって見てゆきたいとおっしゃって下さったのはうれしいことであった。
1997/8/14 iida 記
1998/3/25 改訂
2000年6月末に再訪を果たすことができた。身廊部のほぼすべての柱頭を撮影でき、現在9割り方を公開している。
現在タンパンなどの写真を公開予定です。
また上記のホテルおよびレストラン「レスペランス」にも宿泊および食事をすることができた。食事は素晴らしかったです。
2003/1/20 付記
▼INDEX
ヴェズレーのタンパン(2003/02/11 公開開始)
ヴェズレーの柱頭彫刻(写真90枚+ 公開中)
関連リンク
Ste-Madeleineの遠景/STE-MADELEINE
北側廊のタンパン/NORTH PORTAL IN NARTHEX
タンパン全体/THE MISSION OF THE APOSTLES