ベズレー/Vezelay

柱頭彫刻

番号に対応するプラン図はまた後日製作予定

2000/8/18  16-23

写真はクリックで大きくなります。

16.貧者ラザロの死と金持ちラザロの死

 ラザロはキリストの到着がおくれ死んでしまった後に生きかえらされたあのラザロ?

 ではマルタとマグダラのマリアがいるのかな。左側のかごにはいった乳幼児はなんだろうか?その左下の男の仕上げはてきとうなところでやめちゃってる感じ。

16.貧者ラザロの死と金持ちラザロの死

 上のものを右側からみたもの。男の上に悪魔が二匹いる。右側の面の葉の形は珍しい。パルメットの変型したもの?

17.カインの死

 カインのアベル殺しは聖書上はじめての殺人で有名だがカインの死についてはよく知らない。

18.4つの風(?)

 ここでは撮影しなかったが右面と左面にも同様の男がいるようだ。これは隠喩かなにからしい。

19.ダビデとライオン

 ダビデとライオンの物語はしらない。ダビデは後でゴリアテとの戦いがでてくるのでお楽しみに。

21.教師と生徒

 これも正体不明らしい。

22.世俗の音楽と責めを負うべき悪魔

 これもよく紹介される彫刻だが、不詳。

 右側の悪魔がこっけい。顔が歪み、頭髪は他の柱頭のもののように逆立っているが、どこか弱々しい。まん中の植物はきのこに見えるが、ぶどうのようだ。

23.聖マルタンと異教徒の木

エミール・マール「ロマネスクの図像学」国書刊行会 上 P343にサンマルタンのことが書いてある。しかもこの柱頭はマール氏もふれている。それによると、聖マルタンはガリアの地にはじめて修道院を創立した人だそうで、マール氏は「彼こそは西欧のすべての修道士の祖先」とまで表現している。

 そういうわけでモワサックの回廊の柱頭にも聖マルタンの彫刻がある。

 ヴェズレーのものはトゥールの大聖堂に彼が現れた時のものだそうで、サン・マルタンは異教徒達が崇拝する木を切らせようとしたそうだ。異教徒達はサン・マルタンが木の倒れてくる方向にたつことで同意したという。

 もちろん予想どおり、松(パームだね)が倒れてくるまさにその時聖人が手をあげると木は反対側に倒れたという。

 ここまではいい。だがこの柱頭の右側にまわろう。下の写真を見てほしい。

23.聖マルタンと異教徒の木

 僕はここで吹いてしまった。わざわざ聖マルタンの方に倒れるように引っ張る連中がいて、彼の奇跡を強調しているのだ。ところで、この左側の男の腰のあたりを見てほしい。布の模様に渦巻きがある。この渦巻きは、「15.神秘の粉引き」にもみられるし、なによりタンパンのキリストにもみられる、様式化した表現。

メモ:衣服のひだの渦巻きのあらわれている画像を集める。悪魔を一覧表示する。

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