ベズレー/Vezelay

柱頭彫刻 その1

南身廊はいってあるいていくとこのような順でみることができる。(*写真はクリックで大きくなります)

2.伝説上の戦い

 詳細は不明。

 向かって右には上半身人間下半身羊(?)の男が駝鳥くらいの大きな卵を差し出している。

 左の怪物は上半身いかにも怪物。下半身蛇である。この怪物の上には男がのっている(左の側面)。

 石の穴のあけ方、植物の面取り、男の冠に注目。

3.ガニメドの誘惑

 これは有名な彫刻。だが詳細は不明である。

 右の鷲がガニメドをくわえて連れさらおうとしているのか。この鷲の下には狼?、だが足は鳥の形。

 ガニメド君の恐怖に歪む顔がよく描かれている。

 ガニメドの左には連れ戻そう?としている男がいる。実は彼が張本人だったりして。

 連れ去られるガニメド君の衣服がねじれているのが縦方向の動きをつくりだし、背景のY字形は空間をひろげるはたらきをしている。

 鳥の右には悪魔?が口をひろげている。

7.一騎討ち

 これも詳細不明だが、一般的な騎士のすがたか。まだ騎馬兵の発達以前の騎士か。左の騎士の鎖帷子がこまかに表現されている。

 このような戦いの図はサン・ジルにもあるのを覚えているでしょうか。

8.情慾と絶望 正面

 これも有名。 7つの大罪のだとおもいます。これについてはマール氏の本に詳しいので後日引用を作成します。

 左の髪を振り乱しているのが絶望か。

 この表情はとてつもなく印象的ですね。右の彫刻は下の写真参照。

 背景の植物が非常に文様的で複雑に処理されていて東方的な感じです。

8.情慾と絶望 側面

 これは女ですね。情慾というか淫乱の罪の女の乳房がいたそう。下から這い上がってくるのは蛇で、このような図はモワサックのポータル左側にもあります(写真は後日入れる予定)。

 女と蛇といえばイブもそうなのですが、その対比を考えれば、男が女をみる目つきの典型を逆に見るべきではないでしょうか。改悛すればマグダラのマリアになれるのかな。ここはサント・マグダレーナなわけだし。

10.聖女ウスタッシュの伝説

 男が狩りをしているようにしかみえないがこの題が付いています。

 男?聖女ウスタッシュ(男装)?が角笛をふきながら、馬にのって狩りをします。手には猟犬。

 背景にくねくねとのびる植物はオータンのイブの植物を思い出します。これは葡萄の木ですね。

 角笛についてはウィーンの美術史美術館のものを思い出して下さい。この角笛にはまた狩りの様子が示されているとともにやはり葡萄唐草です。

12.天秤座と双子座 (天秤座のみ)

 これも有名なのですが、この有名さはこの女性のほほえましいかわいらしさにあるのではないでしょうか。実際のところ、顔が美人なわけでもなし手が大きくて、乳房も下を向いていて美しいわけではありませんが、そう、すこしいたずらでここにミロのビーナスを思い浮かべてみましょう。これでこの彫刻の特徴がよくわかるのではないでしょうか。

 ここでの天秤はミカエル大天使による善悪をはかる天秤とは無関係そうですね。このメダルにうめこむのはタンパンのヴュッシールにうめこむつもりで作成していたのかも。

 残念ながら右側の双子座は撮影し忘れました。

15.神秘の粉挽き

 ベズレーについて述べた文書にはかならずでてくるぐらい有名な彫刻でサン・ドニでのシュジェールの発案がもとになっているらしい。

 旧約と新約の対応、預型論はアウグスティヌスの「神の国」に述べられているらしい。

 これについてはマール氏の本に詳しいので後日またまとめることにする。

15.神秘の粉挽き 柱全体

 ヴェズレーの内部で柱頭を見上げるとこのようになっている。

 柱頭といってもアーチを受ける半円柱の柱頭であり、接するアーチは3面あるので3面彫刻がある。左側が身廊中央部で右側が側廊となっている。

 身廊側ではアーチの根元は天井まで引っ張られるので上の方にある。身廊反対側の柱頭彫刻はこの写真の左側に高窓とともに示されている。

 ところで美しさでしられるヴェズレーの身廊だが、色石の幅が意外と統一されていなくてこういうのが素朴さに印象を引き戻していると思う。

メモ

未撮影

13.ケンタウロスのシロンによるアキレウスの教育

14.未解読

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