さて、いよいよ、聖堂、回廊からはなれて階下に下っていくことにしよう。
ラ・メルウ゛ェイユ(西洋の驚異)と呼ばれる建築物の内部をお見せする。
内部配置は以下の通り:
東側:救貧所(地階)、貴賓室(2階)、僧院食堂(3階)
西側:貯蔵所(地階)、騎士の間(2階)、回廊(3階)
石造3階建てなのが驚きなのだ。
そして天井はゴシックに改築されているがロマネスク様式の「散策の間」。
僧院食堂
59の小窓があり、部屋に満遍なく光がさしこんでいる。キリスト教建築では食堂は「最後の晩餐」をおもいおこさせるために美しくたてられているとのことである。
食堂は回廊と同じ階にある。
参考:ミラノのサンタマリア・デレ・グラツィエの食堂(レオナルドの最後の晩餐)
司教オベールの夢に現れたミカエル大天使。モンサンミッシェルを作れと命令したとか。708年のこと。3度目の訪問でオベールの頭がい骨に天使は穴をあけたとか。もちろん穴のあいた捏造頭がい骨も残っているらしい(捏造は最近の科学分析で判明したとか)。
貴賓室
救貧所の真上にあり、食堂の下。柱が細く、長く、天井のリブ・ウ゛ォールトも美しい。貴賓室は巡礼者を迎える場所でもあったという。
露出を窓に合わせてみました。窓は無色です。
柱頭と天井をいくつか。
柱頭彫刻は葉の模様である。
細長い柱の心地よいリズム。
騎士の間
修道士の仕事部屋で、騎士の間はミカエル騎士団が集まったという言い伝えによっているらしいが歴史的な事実はないという。
貴賓室よりもウ゛ォールトのアーチがさらに先鋭になり、柱頭はどっしりとし、植物のモチーフは力強く立体感に富んでいるという。柱の継ぎ目が強調されている。
ロマネスク様式の「散策の間」である。建築は11世紀末。12世紀初め交差ウ゛ォールトに改築。これが数年後さらに交差リブに変更。
獅子
百合のモチーフ