モワサック(moissac)の回廊

 モワサックには回廊がある。回廊は1辺の長さがほぼ40メートルの正方形のプランをもっているそうだ。

 回廊の内側、すなわち庭園に面した側には全てアーケードになっており、それらは76あるという。このアーケードの柱は2重と1重が交互になっており、柱の部分は細くきゃしゃだ。柱頭は太く、彫刻のスペースが確保してあるという感じがする。右の写真に見えるのはその回廊の角だが、柱がつらなる美しさがわかってもらえるだろうか。

 すこし角度を変えて撮影した写真。上のものとみくらべて柱頭彫刻が一つづつことなっていることがわかると思います。廊下の幅は5メートルないし5.5メートルと幅広く、天井は木造です。

 アーケードの並ぶ空間に老木が茂り瞑想するのによい空間です。実際この空間は修道僧だけしか出入りできない空間だったと思います。きっと中世では神学論争をこの柱にもたれてやっていたのでしょう。

 庭にでて修道院の裏を撮影したもの。回廊の屋根がいらかでおおわれていることがわかります。上の写真とあわせて柱頭彫刻の上のアーケードの意匠がレンガでつくり出されていることに注意してください。例えばアーチの形とダイヤのくりぬき、レンガのつみ方による模様のでぐあい。それらがこの柱の繊細さによくあっていることに注目してほしい。

 回廊を上からのぞいたところ。え?高いところってどこ?ってそれは塔です。しかしモワサックは尖塔はもってません。この塔からみた教会の内部写真もあるので近いうちに紹介しましょう。

1999/02/14 飯田記 第一版

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正面タンパン