みなさんこんにちは。

 このサイトは1996年の暮れに作成し出し1997年のはじめに私の職場のサーバで公開されましたが、事情があってサーバを2転3転してtopページはtorideにデータはfwiにという変則的な形で運営しています。

 極めて個人的な思い入れだけではじめたロマネスクのページですが、無事3年、手をこめはじめて2年というところ、なんとか運営を続けてきましたし、これからも運営をしていくつもりです。

 みなさんにメールなどいただいたり情報を送っていただいたりと、なかなかInternetのなかったころの現実生活ではありそうにない愉しみになっています。

 現在は昨年訪れたブルゴーニュとモン・サン・ミッシェルの記事を完成させようとしていますが、執筆が遅れております。また1999年に訪れたミラノの博物館のページも作成できていません。したがって、当面の課題はヴェズレー、オータン、ディジョンの博物館、ミラノの博物館の彫刻を紹介するページを作成することです。来年はそれらを順次公開していくつもりです。

 2000年のおわりとともに20世紀の終わりでもあり、ロマネスクが始まろうとしていた10世紀から続く1000年紀の終わりを迎えるわけですが頭のどこかが、私は仏教徒、従ってそのような暦は私の身体的時間リズムとは関係ないと、いささかいじわるげにささやいています。仏教徒の私にはクリスマスとはお酒とパーティをひらくいい口実と機会を提供してくれているまたとない時間であり、年末年始の除夜の鐘と神社への参拝は家族とすごす大事な時間でもあります。

 そして私はこの時期になるととてもナーバスになります。ロマネスクを研究していた私の親友がなくなったのが8年前の1月4日で、私は友人がそんなに苦しんでいたことを全く知らず、私自身も苦しい状況におかれていたとはいえ、彼のはやすぎる突然の死まで私は全く無力だった、という思いにかられます。

 彼とは学生時代からお互いに研究者になろう、と文科系や理科系のことをよく議論しあったものでした。私の方はまがりなりにも学生時代からの志望であった有機材料(プラスチックと光合成)研究者として生きてきて、彼が生きていたら、大学時代にかたりあったことはどのように発展できただろうか?と残念に思わざるをえません。

 来年は命日に彼の霊前に彼と一緒にいったモワサックの写真がのった本(「すぐわかる西洋の美術」東京美術 宝木範義監修)を持ってお参りにいこうと思ってます。彼がいきていればロマネスクの研究者になっていたであろうし、美術教育にも熱心だった彼は(予備校ながら本当に真剣に教えていた)きっと大学にのこれていればよい教育をしていたのではないかと思います。そういう意味で教育的な本に掲載されたり、ある方が大学卒業論文に私の写真をつかってくれたりするのはうれしいことです。

 専門家の方には間違いが多くて不満な点も多々あると思いますが、逆に私の希望を述べさせていただくと専門家にもデータや著作・論文リストをインタネットで公開して、ロマネスクを広げてほしい、逆に私のような素人がそこを読まさせていただく、というような時を期待しています。海外ではいくつかデータベース的なサイトがあり、それらよりもある部分だけでも写真データ数だけは多くしてやろうとこのページを作成していますが、日本でも海外サイトと同様な充実を期待しています。ちなみに私自身の研究情報ページはこちらにあります。

 BBSも活発で、これは本当にみなさんのおかげです。書き込んだことのないかたは感想など是非書き込んでいって下さい。もし可能であればあなたのお持ちの情報を一つでよいので書いていっていただけるとありがたいです。

 さていささかヘビーになってしまったかもしれませんが、私の言いたかったことは、これからもロマネスクを愉しみましょう(enjoy)、広めましょう(communication)、深めましょう(research)、ということです。

 そしてこれまでどうもありがとう、また来年もよろしく!みなさんよいお年を!

2000/12/30

Iida Kouji 飯田浩史

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