サンタンブロージョ教会

St. Ambrogio

0.はじめに

 379年ミラノ司教アンブロージョ(アンブロシウス334-397年)は殉教者の霊を弔うために墓地の近くに聖堂を建設した。それがこのサンタンブロージョである。313年にはコンスタンティヌス帝による「ミラノの勅令」でキリスト教が公認されたのだ。アンブロージョが世をさると遺骸はこの教会におさめられ正式にサンタンブロージョ教会となる。遺骸は今でも現存しており一段低くなったクリプトに公開してある。きらびやかな衣装をまとい、我々としては日本にある現世仏を見る感覚である。聖アンブロージョはミサという言葉をはじめて用いたことでも有名だそうだ。789年には大司教ピエトロが教会に隣接してベネディクト会の修道院を建設、10世紀には後陣と内陣を改築、12世紀には教会前面にはり出した回廊(アトリウム)が建設されて、ほぼ現在の姿になったそうである。

 この教会の特徴は正面に大規模な回廊をもつこと。柱頭彫刻が見事であること。モザイクがあること。いかにもイタリアのロマネスクらしい教会であり、非常に美しい。安定した美しさといえるかもしれない。以下各項目を見ていこう。とくに私に興味があるのは柱頭彫刻である。

▼INDEX

1.ファサード

2.柱頭彫刻 植物

3.柱頭彫刻 動物

4.柱頭彫刻 動物と植物の融合

5.教会内部

6.石棺

1999/12/12 作成

2000/5 公開開始

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