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一方、フォション先生はその先行する著作「ロマネスク(1938)鹿島出版会」において、「とりわけロマネスク芸術に満ちているあの不安げな実の動きを表現することはできないであろう・・・この場合は、できる限り数多くの点で枠組みと接触するという規則が用いられる。その各部分がさまざまの方向に向いた軸によって構成されている身体は、枠組みの外縁と、肘、肩、膝、踵などによって接しており・・・ロマネスク建築というどっしりとした安定した量塊に刻まれて、その不動性そのものの中に永遠の動きをただよわせている・・・絶えず運動性を探究する実験のように見える・・・このイヴの姿態は魅力に溢れており、この偉大なロマネスク時代の最も女性的な像といえようが、またこの上なく危険な罠を秘めた姿ででもある」
フォション先生にあってはロマネスクは絶えずモニュメンタルなもので量塊でなければならず、装飾彫刻は枠にはまってないといけないのである。もちろん原著によくある正当化はオンヌクール氏の引用で行っている。
私としてはこの横倒しにした像を作った人の受けた批判やそのときの議論を想像してしまいます。何故って、横倒しの像は他にないということはあまり評判よくなかったと考えるからです。そう考えると彼女は絶賛され過ぎかもしれません(汗)。
ともかく、このすぐれた作品をじっくり味わって下さい。
(ニコン デジカメE900)
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