考古学博物館には先史〜ガロローマン時代から中世初期、中世までまんべんなく発掘品があるのでロマネスクのルーツや成りゆきをたどるのにぴったりである。しかし、なんというか効率はよいのだけれど効率がよすぎて感動があまりない気もする。

 今回はガロローマンあたりから見ていくことにしよう。歩いた順に写真をお見せします。ここだけで100点弱あるのでもはや分類なんてできません。

 ローマ風の小さな彫刻である。決してできがいいわけではないのでまさにロマネスクであるが、語の意味はずれてしまっている。

 顔のつくりなどに注目しておくとよいでしょう。ロマネスク彫刻の表現のルーツが垣間見えると思います。

 これも同様だと思います。注目すべきものは左から4つ目にアーチの下に女性像がありますが、これは裸体のようです。

 右から3体目のいかつい男は写実的な雰囲気があります。

 11-12世紀に彫刻表現がケルトなどのものと融合してという図式よりはガロローマンのころにすでにローマ様式と当地の融合がはじまっていったようですね。ただし民族大移動の中これがとだえたのか継続したのかは私には論証できません。

 出土時期をチェックし忘れたので失敗しましたが、中世初期に入ってきているような印象をうけます。

 左のつえの頭のようなものは植物文様のようです。

 中央のものは墓にそえる記念品かなにかでしょうか。文字がきざんであります。

 右側には男が彫られています。

 当時から女性は装飾大好き。案外男性権力者のものだったりして。

 こういった装飾品はいまでもほとんどかわらないのが面白いですね。

 廊下をおりていくときに踊り場にあったもの。サンベニーニュのものか。

 ロマネスク後期からゴシックでしょうね。左は悪魔のようです。

 やはり廊下にあった聖母子像。黒マリアのようである。

 画像は見やすいようにかなり明るくしてあり実際はかなり黒い。

 ロマネスク後半か。

 顔のアップ。

 獣がけものを踏み付けています。このような図はロンバルディアを思い起こさせます。

 動物を横から描いてあるのはまさにここの地下でみてきた、柱頭彫刻から獣が飛び出し跳ね回っているかのようです。

 建物の中は中世のものがそのままもちいられているそう。

 ヴォールトなどがかなり小さく、したがって技術がたかくなったころのものですね。

 サンベニーニュの12世紀のもののようです。

 やはりこのような動物がシンメトリに置かれ唐草に囲まれるのはロンバルディア(サンタンブロージョ)と共通していますね。

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