コンク/Conques

サント・フォワ教会/Sainte Foy

4.教会の内部(他のサイトを引用しながら説明します。)

  教会内部[Tulane大学のデータ]は暗い。これは教会の建築工法がそれほどしっかりしていなかったために壁にステンドグラスなどをはめ込むと壁体が弱くなるので明かりをとるのが難しいためです。当時の工法ではまだ経験則で建築していたようです。ロマネスクからすぐ後のゴシックではフライングバットレスなどの使用が壁をじょうぶにしたのでステングラス用の穴をあけることが可能になったため明るい聖堂になったのとは対照的であります。

  タワーのヴォールト[Tulane大学のデータ]:天井を見上げてください。天井を石で閉じるのにどのような工法を用いたのかがわかります。これはこの当時ようやくできてきた技術で、これ以前は木の天井だったそうです。

  日埜さんのロマネスク訪問記:建築家の観点からロマネスク教会について述べています。写真がきれいなのはとてもまねできません。マス(量感)のある写真です。

柱頭彫刻

 ロマネスク彫刻は柱頭にも特徴的な彫刻を残しました。コンクでも頭でっかちでユーモラスな彫刻をたくさんみることができます。これらは暗い内部で下から見上げるときに効果的にするために強調したい部分はおおきく、また大胆な省略を行った部位があるため、このような彫刻となったと解釈されています。

 フランス・ロマネスクの柱頭彫刻はアンリ・フォション氏にいわせると機能的な彫刻だそうです。これは柱頭という場所に彫刻されたことをさしていて、建物の中に適当に彫刻をおいたのとはわけが違う(オリエントの彫刻とくらべて)、というのですがフランスの絶対優位性を代弁しているだけのように私には聞こえます。

 いずれにせよ、ロマネスクの彫刻家達はこのスペースに見合う逆三角形の構図やヴォリューム感を効果的に使った彫刻を遺しました。この写真の例ではつえをもった男(やりをもった男?)が角を利用して量感たっぷりにほられていますが、例によって頭が大きくなっています。コンクの時代までくると下手に見えるけどよく観察するとうまく作業してあって職人の仕事という感じがします。


飯田 記 2000/5/3 改定 1997/8/30 追記 1997/9/7, 9/12


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