コンク/Conques

サント・フォワ教会/Sainte Foy

1.教会について

 コンクの教会を上から見てみましょう。ノエルおじさんにつれられて教会を見下ろす丘にのぼりました。小さなかわいい教会です。ゴシック時代の様式はほとんどないようです。

 全体の形は十字架をしています。

 写真の向かって右側が入り口で2本の小さな塔がたっているのがわかります。ここがナルテックス。十字架の交わった部分にもう少し大きな塔が立っていて窓が2段になっています。ここは採光塔になっています。

 コンクの教会は聖女フォワにささげられています。聖女フォワにちなむものとしては、聖女フォワの聖遺物入れ[Tulane大学のコンテンツ]が遺っていて、金細工に古代のメノウなどの貴石がたくさんちりばめられています。このような金細工はガリアの人々は大好きなのがわかります。もう一つはタンパンの彫刻に彼女が刻まれています。

 この聖女フォワの聖遺物はもともとよそにあったそうで、修道僧がスパイになってそこから盗み出してきたものとか。そのかいあってコンクは巡礼教会として栄えていまでも聖女フォワをたたえる行列があるとか。しかしいくら規則で盗んできたものが合法化されるとはいえ、なんだか私はなっとくできません。それはともかくめでたく持ち出された遺物は上の聖遺物入れにおさめられ、さまざまな奇跡がおこされたといいます。

 さてタンパンを簡単に紹介しましょう。

 教会のタンパン彫刻は中央がキリスト。向かって右が地獄、左が天国になっています。つまり善行を積んでおかないと最後の審判の後、地獄にいっちゃうよ。ということをあらわしています。どうやら地獄にいくときは巨大な鰐?に飲み込まれるようですね!いった先では大王にお目通りしなければなりません。地獄ではやっぱり人間は鬼に変化してしまうのですね。これらの彫刻には彩色が施されていて、その痕跡を伺うことはできるのですがいまとなってはどのような色がついていたのか完全に復刻するのは難しいようです。(拡大写真が茶色なのは10年ぶりの現像で色が茶色になったせいです。)

 さらに詳しい説明は「ヨーロッパのキリスト教美術(上)」pp136-137(エミール・マール 著、柳 宗玄/荒木成子訳)を参考に以下のURLにまとめました。

 2.天国部分


飯田 記 2000/5/3 改定 1997/8/30 追記 1997/9/7, 9/12


コンクの町並[Tulane大学のコンテンツ]


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