山本君和寛君が私に送ってくれた手紙から

1.催眠は、私たちの内にある、太古的(アルカイック)かつ直接的で制御されにくいひとつの次元、だが常に現存する次元に関与しています。(レオン・シェルトーク)

2.精神分析とマルクス主義は、ある共通の人類学のうちに、そのしかるべき場を見いだすことでしょう。(アーネスト・フェダーン)

3.上手に生きるために、何の苦労も必要でない、と多くの人々が思いこんでいるのは奇妙なことです。(エーリッヒ・フロム)

4.人間の内に新しい変化が見られるとすれば、それは精神分析を通じてなのです。風俗の激変によってではなく、内的世界と私たちとの関係に精神分析がもたらす変化によってなのです。(ジャン・ラプランシュ)

5.人間の行動は決定論から免れるように思われますが、それはただ単に、その内的メカニズムが知らされていないからなのです。(ジャン=ピエール・シャンジュー)

6.知能は、多岐にわたる能力であり、「測れる知能」という観念自体が知性に反する過ちです。(アルベール・ジャガール)

7.人間の差異よりも、むしろ人間が共通にもっているものを研究することが、より早急になすべきことなのです。(ジャック・メレール)

8.心理学の役割は、振る舞いの機構を研究することです。(モーリス・ルクラン)

9.人々が出会う時、彼らはしばしば戦いを交えますが、交換も行います。これが人間の文化の冒険なのです。(ジャック・リュフィエ)

10.猿は言語を模倣することはできますが、話すことを学ぶことはできません。(ハーバード・S・テラス)

11.人間の自由の社会史もありますが、その自然史もあるのです。(ルネ・ザゾ)

12.善悪の基本的な価値判断のいくつかは、種に、つまり人間の本性に固有のものです。(エドワード・O・ウィルソン)

13.社会生物学の観点からすれば、ブルジョワ民主主義こそが生物学的諸制約がもたらしうる状態の中で、最適のものを象徴することになってしまうでしょう。(リチャード・レウォンティン)

14.私たちは、根本にあるさまざまな欲望や情動を抑圧するのではなく、これらを受け入れるミクロ社会を構想しようという賭を行っているのです。(ジョゼフ・バーグ)

15.狂気が私たちに投げかける最も重要な問題は、どうしたらよいかわからなくなってしまった時、何をなすべきか、ということです。(ロナルド・レイン)

16.カップルという関係においては、パートナーに多くを要求すればするほど、自分がパートナーに侵入されるような気になりかねません。(ジョルジュ・ルメール)

17.精神病院は、多くの場合、私たちの市民社会における隠された戦争の捕虜収容所となっているのです。(トーマス・サズ)

18.精神を病んだ人と精神の安定した人の差異は、質的なものではなく、ただ単に量的なものなのです。(レオポルド・ソンディ)

19.諸種のメランコリーはドイツでは経済、産業の飛躍的発展に伴って増加しました。(フーベルトゥス・テレンバッハ)

20.ある文化の中に病的と感じられるものが、別の文化の中では正常なものと見なされる場合があるのです。(ポール・ワツラウィック)

“私は何が何だかもうわからなくなっている”

       ↓

      信ずる

・・・ここで信仰するということは、もちろんあれやこれやを真理だとすることではなく、信仰するということはいつでも私の生存をかけていることを私が成し遂げようと決心する。ということである。(ウエルナー・ハイゼンベルグ)

 


山本君にささぐフランス・ロマネスク飯田のHP