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2008年06月02日

最後のABQ

先月30日、アルバンベルクカルテットの演奏会を聴きにいった。
曲目はハイドンの最期の七つの言葉とアルバンベルクの叙情組曲、それにシューベルトの15番。
2列目の真ん中、ほぼかぶりつき状態でききました。

終演後の感想を一言で言えば・・・もう誰にでも抱きつきたい!
なぜか突然人類愛に目覚めてしまった感じ(笑)。

一曲目のハイドンでノックアウト。
音の多彩さ、それもピアニシモのところでの・・・
何なのでしょう、あの魂に直接触れられるような感じ。
ことりとも音をたてられない緊張感。

2曲目の叙情組曲は、今回のプログラムの中で唯一よく知っている曲(笑)。
いつかこの曲やってみたいと思ってましたが、吹っ飛びましたね。
以前にもABQでこの曲聞いてるんですが、
こちらが変わったのかあちらが変わったのかわかりませんが、
今回はぐいぐい迫ってくるようでした。

3曲目のシューベルト、恥ずかしながら初めて聴く曲でした。
この曲は2列目で聴くのが残念だった。
観ながら聴いていると、なんだかスコアを見てるような感覚になってきて、
途中から目を閉じてつとめて間接音を聴くようにしていました。

なにしろ、すごい演奏会ではあったのですが、
ビオラがカクシュカさんだったらどんな演奏だったろう・・・と
思わずに入られません。
もちろんカリシウスさんってすごい奏者なんです。
あの中で弾いて全く遜色ないだけでも称賛に値する。
けれど、他の三人が「ABQである」のに対し、
「ABQになる」ことに何パーセントかは意識を要する訳で、
それ故の波紋ってのは否めないもの。
(もちろん、この波紋は音楽としては良い緊張感を生み出しているので、
 決してマイナスの意味合いではないです)
きっと、私と同じように感じていた人は多いんじゃないかなぁと思うんだ。

終演後は、一緒に行った友人と居酒屋に。
子供たちのVn.教室のママ友達ですが、これまたすごい人で、
結婚前にウィーンフィルが好きなあまりウィーンに単身乗り込み数年間過ごしてしまうような、
行動力があるんだか、ぶっとんでるんだかわからないような人です。
こーゆー人と一緒だと、なぜか安心するんだな〜(笑)。

投稿者 kayo : 2008年06月02日 05:19

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