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2006年09月11日

あっぱれグラスホッパー

先日、車を運転していたら、フロントガラスにぴょんと飛び乗ったバッタが一匹。それも、トノサマバッタである(幼少時代は「宝物」だった)。運転しながら内側からガラスをとんとん叩くが、飛び去る気配はない。ワイパーで追い払おうかと思ったが、以前同様にガラス上にはらりと舞い降りた蝶々を、何気なくワイパーを動かして「汁」にしてしまったことをおもいだし、思いとどまった(ちなみに、触るのが怖くて、ガラス上についたすじを、ガソリンスタンドで拭いてもらうまで放置してました...)。通りに出て、脇見運転をすると危ないので、極力見ないようにしながら、飛んで行くのを待つことにした。

その日はたまたま、堤防道路を通る予定だった。名古屋近辺に住んでいる方ならご存知だと思うが、庄内川から矢田川に続く道路である。周りに遮るものは何もなく、スピードもかなり出る。それでもバッタは、フロントガラスの滑らかな面にしっかりと張り付いたまま、風にもめげずに張り付いている。こちらは運転しながら気になってしょうがない。振り落とすようにスピードをぐっと上げてみたり、それでは飛び上がれないかしらとのろのろ運転してみたり。あの道をご存知の方なら、これがいかに危険で迷惑なことかわかると思う。

そのうち、バッタはじりじりと向きを変え始めた。なるべく風の抵抗を少なくしようというのか。一歩一歩慎重に回転して、止まったところが「正面顔」。ちらりとバッタの方を見ると、バチリと目が合ってしまった。ちょっとやめてくれぇ、よけいに気が散るじゃないか! バッタはそのまましばらく私を見つめた後、またじりじりと回転して、今度は失礼にもお尻を向ける。こちらは飛び去ってくれと祈るばかり。

2、3キロ走ったところで、ようやく赤信号で停車。ここぞとばかりにサイドブレーキを引いておいて、内側からばしばし叩く。が、全く我関せずという風で、飛ぶ気配がない。敢え無く青信号になり発車。

そのままこちらがいくらスピードを出そうが怖い顔をしようが、飛び去ることはなしに、さらに2、3キロ走る。この日に目指していたのは大曽根のイオン。堤防道路ならその後バッタは幸せに生きていかれようが、もしイオンの駐車場なぞで地面に舞い降りようものなら、その後の運命は見えている。こちらもだんだん焦ってきて、ハンドルを握る手にじわっと汗を感じる。そこにまた赤信号!強硬手段とばかりに窓を開け、そっと捕まえようとしたら

これまた悠然と、「ぴょーんぱたぱたぱた」と飛んで行きました。ちょっとぉ、窓から身を乗り出している私の立場は・・・。バッタに余裕であしらわれてしまいましたがね。

秋の日の、何となく笑っちゃう出来事でした。

投稿者 kayo : 2006年09月11日 11:54

コメント

私の場合、車の色が変わってから、
やたらとアマガエルに好かれるようになってしまって。

運転前なら降ろしてからいくのだけど、
走り出して気がついたら、急ぎの用事じゃない場合、
できるだけ、きずいた時点でどこか木か草のあるところに
行きます。

私の家の周辺は、生きるところはあるでしょうが、
道路で間違っても降りてしまったら、死んでしまう。

私の場合、「落ちるな」と思いつつ車を走らせます。

投稿者 yosie : 2006年09月12日 07:40

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