<サン・ジェルマン・デ・プレ教会>

 サン・ジェルマン・デ・プレ行きの86番線のバスに乗り、終点まで行くとそこが目的の教会である。ここは観光客で賑わうシテ島のノートルダムからも歩いていける距離であるが、対照的に周囲の喧騒から離れ一時を静かに過ごせる場所である。

 もちろん観光客も非常に少ない。正面から観る教会は典型的なロマネスクでやや野暮ったい(画像37上)。しかもタンパンはプレーン(画像38右)でIidaさんには物足らないかもしれない。


 入り口にいる物乞いの老婆の横をかすめて内部に入ると、意外と明るい(画像39)。

そしてなによりも交差ボルトの素晴しいことに感激する。

 一部はゴシックではないかと疑う。内部は特に装飾はないが機能的美しさがある。

 私の好みである(画像40ー41)。

 たまたま訪れた時に朝のミサが執り行われていて、観光客である我が身としては、はなはだ肩身が狭い。これは今でも生きた信教の場を訪れる場合にしばしば感じること。

 フラシュは勿論、写真撮影もはばかれる。 幸いこんな時シャッター音もなく、暗所でも撮影可能なデジタルカメラは重宝する。画質は悪いがそれなりの記録になる。いつも何を見たかよりも何を感じたがを優先する私にとっては格好のメモ代わりで、いつも記憶を呼び起こせてくれ重宝している。

 教会には心地よい香のかおりが漂っていた。もちろん日本の香とは異なり、やや香水に近い。やはりこれはフランスならではか。しかし中世にもあったのだろうかなど考えてみる?

 教会周囲を歩いてみると先ほどの疑問は当たったようで、後陣から後ろは側面から壁を支える柱が見える(画像46)。

どうやらロマネスクとゴシックが混在してるようである。

by Hiroshi

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