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別々につくられたのか? 投稿者:iida  投稿日:05月19日(月)08時46分11秒

どうかということだけでなく、作品の前後関係も気になるところです。
それほど研究者も多くないでしょうし。

美術史として分かるところからとらえたいわけです。

類似の作品の動きについてはアルルのサントロフィームの彫刻はきれいに枠におさめられて
いますが、そのとなりのサンジールでは空間をうごけるだけ動いて表現していることは
山本君の卒論で指摘してあるとおり。


床が水平か斜面かの違い? 投稿者:Hiroshi  投稿日:05月19日(月)07時53分15秒

つまりiidaさんはあの半円で作られる斜面に対しての、それぞれの人物の姿勢
という意味なのですね? (シャムの双生児や王ヤロブアムの足の踏ん張りが
典型例) 私は斜面としては考えずに、そのまま床が水平だと考えてあの説明
を考えました。 となると、あの彫刻は別々に作られてあのタンパンの枠に
はめ込まれたのか、(そうだとすれば制作者は完成像を予想して配置したこと
になりますが)それともでき上がったタンパンに直接掘込んだのか? 
多分これは既に答えが専門家によって出されていることでしょうね。


ベズレーのタンパン 投稿者:iida  投稿日:05月18日(日)23時57分57秒

Hiroshi様:

ここで強調したかったことは、この半円の中での配置とかれらのポーズが絶妙に計算
されているということです。漫然と適当にポーズをさせて置いたわけでは決して無い。
この位置に置いたからこそのポーズだったり場面であるということです。
そしてこのような知識はどこにあったのか?
先行となる図像は?写本?彫刻?ローマ?美術史の一こまとしてとても興味があります。
例えばオータンではこのように配置しなかった。黄道十二宮をのぞき垂直線は守られています。
そしてこのような自在なポーズはあまりこの時代存在しない(現存していないだけ?)。
彼らの知識は伝搬しなかったのか?
今日私たちは様式をコレクションして知り尽くしているような気がしますが、
当時の様式の中ではどのようにベズレーがでてきたのか?

というのがスキャンしていての驚きなのです。


タンパンの壁画 投稿者:Hiroshi  投稿日:05月18日(日)14時43分05秒

が生き生きとしているのは不安定な姿勢がそれぞれの人物の動きを感じさせて
くれるからではないでしょうか? 例えば「右から3人目の首をかしげている
男性」は軸足は右足ですが、重心は左側に移動している。 したがってこれは
ある一連の動作の瞬間を切り取ったものですね。  「一番右の犬頭人キュノ
ケパロイ」の場合はちょっとはっきりしませんが、左足を壁にかけて姿勢を
支えているとはちょっと解剖学的に考えづらいのでやはり軸足は左。
だとすると重心は反対側にきているのでこれも一連の動作の1瞬。 この同じ
ステップはジャズダンスにもあります、たしかジャズスクエアーとか言いま
したけ?  これは足跡が四角形になるから。 これらは意識的でしょうか?
いずれにせよ、視覚的にはそれらが生き生きとしたものを感じさせることに
なるのでしょう。何しろあとは見る人の脳が連続画像を合成してくれますから(笑)

それにしても、このタンパンの素材は当時の未文明の人々、即ち福音で教化
されるべきインドやカッパドキアの人々だとのことですが。たまたま、いま
サイードにハマッテいるので、彼の言う『尊者ペトルスからNYタイムズまで』
のオリエンタリズムの例を見る思いがしました。 
http://circle.excite.co.jp/bbs/view.asp?cid=o0300063&iid=3&num=479&pg=1
ロマネスク期と言えばようやく西欧が長く暗い未開の歴史から新たな文明・
文化の息吹を見せた時代。 対してインドやカッパドキアといった所謂オリエ
ントは数千年の文化が華開いた歴史の舞台。 同時代のロマネスク人の認識
不足を現代の我々が笑うのは、それこそアナクロニズムの誹りを免れないけれ
ど、その伝統が今日まで受け継がれているとするならばこれはやはり問題でしょう。

<Far Eastからの視点>
『知識人とは何か』は私にとって、E・サイードの4冊目、この本が一番彼の
人なりを知る上で参考になりました。 元々BBC番組の為に書かれたことも
あり大変読み易くもある。 結論から言えば、彼はヒーロー的人物。 なか
なか凡人には真似できません。 思想信条が異なっても尊敬に値する人かも
しれないですね。 でも批判の手は緩めませんよ(笑)。 特に、彼の以下
の文章は極東に住む私の目からすれば「何を今さら」て感じが拭えないです!(断言) 

『イスラム原理主義に関する西側での議論が、警戒心をあおるだけの粗雑な
議論であり、思想的にも悪質であるといえるのは、イスラム原理主義が、
ユダヤ原理主義やキリスト教原理主義と比較されていないからである』p98

我々極東の仏教・儒教的伝統社会に住む者にとって、ユダヤ教もキリスト教も、
そして勿論イスラーム教も、同じく『アブラハムの宗教』であり、ただ誰を
その信仰のターニングポイントに据えるかだけの違い。 キリスト教であれば
イエスであろうし、イスラームであればムハンマドであろう。 また、宗教と
は基本的に全て原理主義的なもので、妥協や自由裁量による解釈が許されるの
は世俗化・脱宗教化以外の何物でもない。 

彼がパレスチナ側から西側の見る視線は、我々Far Eastの者にとって
「目糞、鼻糞を笑う」の類でしかない。 そう考える時、日本を含むアジアの
文化人類や社会学徒にはサイードを超えるものを構築すべきだし、その為の
条件も十分与えられているような気がするのですが?

彼は知識人とは、『その根底において、けっして調停者でもなければコンセン
サス作成者でもなく、批判的センスにすべてを賭ける人間である』p49 であり、
『亡命者とは、知識人にとってのモデル』p102 とすら語っています。 
これは先に私が彼を『何処にも所属していない人間=脱出者』URL↓ 
であると感じたそのまま。 彼がそれほどまでに権力に対して反逆者であり、
またそれが由に捨て身な態度をとれるのは、彼がやはり祖国を奪われた
パレスチナ人であるからでしょう。 平和な国・日本に生まれ育った者には、
精々権力に対して『ふん! あんたの言う通りにはならないゼ』と陰で言い
つつ、Life goes onとかうそぶいて(昨夜も夜遅くまで踊ってました。汗)、
とりあえずサバイバルに励む位しか出来ないかもしれませんが、、、
http://circle.excite.co.jp/bbs/view.asp?cid=o0300063&iid=9&num=939&pg=1

http://www.greengrape.net/kazuhiro/romanesque/vezelay/02_tympanum/index3_left.html


EXODUS 投稿者:Hiroshi  投稿日:05月15日(木)09時56分09秒

「エクソダス」という言葉を始めて知ったのは、村上龍の小説「希望の国の
エクソダス」ですが、最近同じ名称をもつ写真展、亡命・難民の写真展、にも
行く機会がありました。 さらに最近、この同じ言葉が大戦後に多数のユダヤ
人がイスラエル建国を目指し諸国の制止を振り切ってパレスチナの地に船出
した時の船の名前で、同時にこの出来事を意味する言葉でもあることを知り
ました。 この言葉の語源は元々旧約聖書の出エジプト記に由来し「脱出」
とか「出発」を意味することらしい。 だんだんと核心に近づいた感じ。
おっと、と仕事に戻らねば、、、 (^o^;; /~~~


『最後の晩餐』& サイード 投稿者:Hiroshi  投稿日:05月12日(月)18時23分45秒

昨夜の世界遺産では「最後の晩餐」と同じような壁画を食堂にもつ幾つかの
修道院での生活が紹介されていました。 それを見てあの壁画がどのような
状況で使われたかよく判りました。 あの壁画も元々は食堂にあったとのこと
ですし、やはり聖餐を通じてキリストと時間を共有し一体化するという意味
があったのではないでしょうか? パンと葡萄酒の意味もすんなり理解でき
そうです。  う〜ん、それにしても、壁画とその前での食事する修道士達。
さまになっていましたね。 やはり一体としてのこれが、本来の完成像だった
ような気がします。

<サイード>
先日からサイード批判を繰り返していたわけですが、彼があの9-11の後にどの
ような意思表明をしたのか興味が出てきて色々調べてみたらまだ彼は健在
でした♪ イスラム報道の当時から白血病?を煩っていたとかいうので
不安だったのですが嬉しいですね。 そして読者を裏切ること無く、9-11の
後も活発に言論を引っぱっていました。 『戦争とプロパガンダ、みすず書房、
2002年』。 この本を読むと、彼がNYのテロ事件による衝撃と悲しみを
NY市民として共に分かち合える人物であったことがよく判ります。 彼は9-11
のテロに対しては『悪魔的で残忍な破壊行為』 p89 とし、それに対する
ブッシュ政権の動きも『黙示録的で犯罪的な残虐行為』p98 と捉え批判して
いました。 さらにイスラーム社会に対しても以下の様に厳しく問いかけて
います。

『・・・たとえわたしたちが植民地入植者(イスラエル)に略奪され非人道的
な集団懲罰を受けているにしても、私たちの中の何人が、自爆作戦はすべて
不道徳的であり間違っていると非難しただろうか?・・・』p34 アラビア語紙、
Al-Ahramでの発言、2001年10月

彼は現在のアラブ諸国を汚職にまみれた非民主的な恐怖政治の支配体制と手厳
しく非難し、p73  その批判の矢はPLOのアラファトにも及びます。 そして
インティファーダの原因が「批判的な思考を完全に欠如した教育」にあるとし、
そのような教育が生みだしたものが『論理や倫理観や人命評価の怪奇な破綻
であり、それが導くところは最悪のたぐいの宗教的熱狂への飛翔か、さもなく
ば卑屈な権力崇拝である。』として自爆テロを厳しく批判しています。
p55   さらにアラブの文化人や権力者に対しては、

『自分達の文化や伝統や現在の(アラブ)社会についての満足のいくような
肖像を世(西洋社会)に浸透させることを怠った』p58 (いずれもアラビア
語紙、Al-Ahramでの発言)として厳しく批判しています。 これらは先に私が
『オリエンタリズム』でサイードを批判した内容そのものであり、彼は政治的
な発言に関してはまさしく私が不満に思っていたことを同胞(?)に対して
主張していたことになります。 

今、同胞という言葉で気が付いたのですが、彼は「我々」という言葉を2つの
意味で使っています。 1つはエルサレム生まれのパレスチナ人として。 
そしてもう1つはNY市民としてです。 彼が『オリエンタリズム』では後者
として、 Al-Ahramでは前者としてだと気がつきました。 今たまたまイタリア
中世の異端研究『ベナンダンティー』の著者カルロ・ギンスブルグの本を手に
しているのですが、その中に

『‘世界はどこでも同じ’であるとは‘誰もがそれぞれ異邦人である’と言い
替えられる』

という言葉がありました。 サイードがパレスチナ人であるとともにNY市民
であることは、彼がどちらにも本当には所属していないという、彼の悲しみと
限界を示しているのかもしれないと今突然思いました。 批判しつつも彼から
目が離せませんね。

最新号URL↓に論文が出ているとのこと(vol. 4, 479-483 (2003) 。 しかし
此処ではお金を払っていないのでダウンロードできません(涙)

http://www.emboreports.org/


ラテンダンス中級に昇級♪ 投稿者:Hiroshi  投稿日:05月08日(木)09時44分25秒

今年の目標の1つは達成できました! 
あともう1つの目標は、国際的に超一流の雑誌に論文投稿というものですが・・・  
まだ論文の目処さえたっていません。(大汗)

http://www3.coara.or.jp/~tiempo/lessons/latindance_jp.html


今週の世界遺産は 投稿者:Hiroshi  投稿日:05月05日(月)13時38分51秒

ご存じイタリアの至宝レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」がある
サンタ・マリア・デッレ・グラッツィエの教会 URL↓ とドメニコ派僧院
だそうです。お見逃しなく!
http://www.tbs.co.jp/heritage/preview/onair_p.html

今年の「博多どんたく」は晴天に恵まれ、2日とも見物・応援に行きましたが
成功でしたね。 通っているダンスクラスからも2つ出し物があり、(はい、
いまダブルスクール状態です。 /(^o^;; 中でも今度来られたアルゼンチンと
コロンビアの先生の息のあった演技は圧巻でした。 流石プロですね。 昨夜
は打ち上げで夜遅くまで騒ぎました。 それにしても毎回言ってますが、あの
大したこともないお祭にあれだけの観光客を呼び寄せる企画力に脱帽。 
詳しくは下記の2000/5/5日『コンク』の書き込みより、
http://www.greengrape.net/bbs/rbbs_2000_0505.html

それから、3日に始まった写真展『 EXODUS』にもさっそく行ってきました。
どんたくの脳天気なお祭りと、亡命、難民の写真展。 正反対のようですが、
どちらも表裏一体の世界。
http://indymuti.hp.infoseek.co.jp/fc/h/salgadoten_ticket.html

http://www.greengrape.net/kazuhiro/romanesque/milano/s_maria_delle_grazie/index.html


知識と権力 投稿者:Hiroshi  投稿日:05月03日(土)10時36分34秒

サイードは「オリエンタリズム」の長い序文の中で、以下の様に述べてこの
書が問題提起の書であることを予め断わっている。 

『・・・もっとも重要な仕事は、今日オリエンタリズムに代わりうるものが
何であるかという研究に取り組み、どのようにしたら他者を抑圧したり操作
したりするのではない自由擁護の立場に立って、異種の文化や異種の民族を
研究することが可能であるかを問いかけることであろう。しかしそのためには、
知識と権力という複雑な問題を全面的に考え直してみる必要がある。 残念な
ことだが、これらはすべて本書で果たし得なかった仕事なのである。』平凡社 p24

しかし、そのようなオリエンタリズムを許した責任は果たして西洋側だけに
あるのだろうか? 所謂オリエント側に、これまでそうした「オリエンタ
リズム」に対し何一つ異議を唱えることがなかったという点も見落としては
ならないでしょう。 彼はその点に関してただ一言、『オリエントの沈黙』p96
とだけ述べ言及しようとしない。 『オリエンタリズム』の責任の大半が
西洋側にあるとしても、それを克服すべき主体もまた(オリエントではなく)
西洋社会だとでも云うのだろうか? 

人文科学のみならず、自然科学でも学問と権力・支配との関係があります。 
例えばゲノム研究。 ヒトゲノムプロジェクトでの日本の貢献率は米英につい
で3番目とか云われていますが、ビジネスに繋がる主要な部分は殆ど米英に
取られてしまっています。 米英は1つの国家戦略としてゲノム研究を進め
ていったわけです。 この分野で日本の負けが決定的になったのでいま日本は
蛋白にターゲットを絞っている状態です。 日本はこの方面で一分野(プロ
テオミクス)だけでも年間100億以上のお金を出すことになっていますが、
そのほか色々な部局(農林水産省とか厚生省関係など)で独自に何十億単位の
お金が流れるはずです。 学問というものに、純粋性を求めるのは無いもの
ねだりでしょう。 

これまでも歴史的に見れば、学問・芸術は権力の要請に応じてその形態は変化
していったわけです。 かっては帝国の為の宮廷における学問・芸術。 帝国
なき後は、キリスト教会の為の修道院や司教座聖堂における学問・芸術。 
やがて興隆する中世都市の大学や、王侯諸侯の為のそれというように。 
さらには近代国家の成立にともなう国家の為の学問といったように。 しかし
今、我々はソクラテスや、アルキメデス、あるいはアベラールやレオナルドの
名前を知っていても、彼等がどのような権力構造のなかで学問なり芸術を完成
していったかは知らないし、また問題にもしない。 それは長い歴史の流れの
中にあっては浄化されるものかもしれないと思う。


吉報 投稿者:Hiroshi  投稿日:05月02日(金)14時50分06秒

共同研究者の論文がB◯RCに通りました↓。今回も名前を入れて貰ってます♪ 
impact factor = 3.1。 貢献度は5%以下ですね、しかも手より口を出したくち。
本当に有難いことです。 業績リストに載せても貢献度は不明ですからね(汗)。

http://www.elsevier.com/locate/issn/0006291X


癒し 投稿者:Hiroshi  投稿日:05月01日(木)11時08分11秒

今朝の朝日新聞の『日本危機診断』というコラムに船橋洋一氏が、 

『<癒し>が流行するのは、まだ危機的状況ではなく慢性の状況だからだ』

というようなことが書かれていました。 私の身の回りでも最近『癒し』と
いう言葉が大変流行っていますが、どうもうさん臭いものを感じていたので
妙に納得。 とはいえ、慢性の病も困りもの。 緊張感を欠くうちに、坂道
を転がるように没落の道を辿ったオスマン帝国のことを思いだし。 ここは
やはり「癒し」ではなく「サバイバル」だな、と思うことしきり。


イタ飯屋での優雅な日々 投稿者:Hiroshi  投稿日:04月29日(火)17時03分18秒

長いこと毎日のようにランチをとっていたレストランが廃業(どちら様も
大変な時代です)このところお昼は、そそくさと済ましてしまうことが多く
なりました。 ランチタイムは10年以上の長きにわたって貴重な読書タイム
でしたので読書量がこのところ急激に落ちています。 こうやってみると如何
に「習慣」というものが大切か判りますね。 運動でも読書でも、一旦生活の
リズムの中に確立してしまうとそれほど苦痛ではありませんが、一度崩れると
新たにそのリズムを再構築するのは大変難しい。 
他のレストランでもやれそうですが実際はなかなか。 知り合いがいるところ
ではまず無理。 また騒々しかったり、十分なスペースが無かったり、駐車場
が広くなかったり、それに食後ゆったりできるような雰囲気あるところとか
色々条件を挙げると、とても、とても。 大体、お昼の時間は短時間で済ませ
てしまうこの国の習慣ではランチタイム読書の雰囲気ではないですね〜〜  
う〜んどうしたものでしょう? 毎日1時間弱の読書タイムて、今から考える
と、とても、優雅な時間だったのですね!

昨日の外国からのお客さんは、もともとSARSの対策で来日されたお役人。 
しかし元々は基礎研究者で私のところを訪問したのは私的興味の範囲でした。
それでもあちらはマンパワーが凄そうなので、しっかり共同研究は進める
ことに。 /(^o^;;  帰り際『SARSの方、頑張って下さい!』とつい言って
しましました。 でも、こちらの方が現実的には緊急の課題ですからね。


昔、そして1年前 投稿者:Hiroshi  投稿日:04月28日(月)15時54分33秒

実を云うとトラウマが解消されたところ。 昔、むかし、文化人類学をする
知り合いにレヴィーストロースを話題にしたら『今はサイードだよ』と馬鹿
にしたように言われ、当時サイードのことは何も知らなかったのでそのことが
トラウマになっていたわけです。 /(^o^;;

今回読んでみて(いまオリエンタリズムも読み進めていますが)『それほどの
ことはないな』というのが正直な印象。 彼はそれまでの知の体系を厳しく
批判していて、それはそれで正しいと思うのですが、ただ批判に終始してそれ
に対する対案というか言説を構築しているわけではない(少なくともこれまで
のところ)。 

オリエンタリズムに対する新たな知の体系を、これまで彼や彼の所属する世界
が何一つ構築出来なかったことに対する真摯な反省や自己批判がない。 これ
には失望します。 そんな彼が、何故最近それほどまでに高く評価されるのか?
 よく判りません。 第一、あらゆる言説はすべて吟味され反論されるべき
存在で、彼がことさらそれまでの知識を厳しく批判すること自体、彼が逆に
『それら言説一般を金科玉条のごとく取り扱っている』のではないかという
疑いすら感じます。 勿論彼がパレスチナ人というルーツを強く感じているが
由なのでしょうし、それに現代のパレスチナ問題という政治的な側面もあるい
でしょう。 ただ、このことに関して注意しなければならないのは、彼が私の
世代より1つ前だということ。 私自身が彼の影響を受けた思想・文化の中で
教育され育ったということがあるかもしれないですね。

<わずか1年前>
2002/2/14の自分自身の書き込み↓を読み返してみてびっくり。

『14日付の英国ガーディアン紙が米国外交筋の話として、米国防総省と中央
情報局(CIA)がイラクのフセイン大統領打倒を目標とする攻撃の準備を
既に開始したと報じたとのこと』 

この記事に対して、当時の私のコメントが

『まさか、いくら◯◯に欠けるブッシュ氏でもそれはしないと思うのですが?
 それをやってしまえばイスラーム世界はジハード突入する可能性が、、、
少なくともアメリカに敵対しますね。 単なる、牽制だと思うのですが??』

とか書いてます。 勿論、事実は承知の通り。 これって、わずか1年前の
出来事ですよね。 自分の読みの「甘さ」もさることながら、これが事実だと
すると、今度の戦争が『対テロ』でも『大量破兵器隠匿』でもなく、最初から
『フセイン大統領打倒』であったということになりますね。 それにしても人
間て簡単に忘れてしまうもの! なんだか嫌になります。

今日は朝から中国からのお客さんを待っているのですが一向にお見えになりま
せん(涙)。 是非共同研究したいと、わざわざ先方から連絡があったのですが、、、、

http://www.greengrape.net/bbs/bbs_2002/rbbs_2002_0403.html


Life goes on 投稿者:Hiroshi  投稿日:04月27日(日)11時26分01秒

今朝テレビ番組を観ていたら竹村氏がこの言葉を披露されてました。 
彼の解釈とは微妙に異なるかもしれませんが、私なりによい言葉だと思いました。
どんなに世の中が厳しく酷い状況にあっても人々の生活はそれまでと同じよう
に流れていくものだから、あまり目の前のことに心を奪われ過ぎてもいけない。
という具合でしょうか? 仕事のこと、世界のこと、心配は絶えませんが人生
はそれなりに精一杯楽しまなければ損ですね。 /(^o^;;

てな、わけでもありませんが、昨日は昼過ぎにラテンダンスの練習に出かけて、
普段だったら帰って仕事の続きをするところですが、そのまま町中のCyber Cafe
で時間潰しにネットして、夕方から夜遅くまでサルサダンスパーティーで過ご
しました。 それってLife goes onとちょっと違うて? ま、いいでしょう?!


知識と権力 投稿者:Hiroshi  投稿日:04月25日(金)11時33分22秒

一通りサイードを読んでみました。 大作『オリエンタリズム』をちゃんと
読まねばとは思っていますが、評判ではなく、それなりの自己の初期評価は
出せたつもり。

「知識と権力」の章はそれなりに同意できる部分が多かったですが内容自体
は特別なことが書いてあるわけではない。 「知識がしばしばその属する集団
の利害によって価値が左右され、時には推進され、あるときには無視される」
というのはむしろ我々が日常的に感じていること。 また『学問的な知識は
1つの解釈』であるというのも当然で、常に我々が『反証可能性』 URL↑
 
ということを問題にする理由の1つもそこにある。 そうすることにより、
とりわけ人文科学系では「如何なる権力構造がそうした解釈を可能にしたか」
を知ることも出できるのでしょう。

彼はこうも述べています、

『学問的議論というのは、・・・(そうした権力構造について)まったく触れ
ることなく、知識としての社会的地位を得ているのだ』 「イスラム報道」p194 

彼のこうした意見は学問の内部世界に対する彼自身の認識不足を示している。
 彼が英文学・及び比較文学の専門家であり歴史学や科学といった所謂ハード
アカデミズムに属していないこともその理由かもしれません。 大先生に対し
て、まことに畏れ多いことではありますが、そんな印象でした。 m(_ _;; m

http://circle.excite.co.jp/bbs/view.asp?cid=o0300063&iid=3&num=304&pg=9


『薔薇の名前』の世界も様変り 投稿者:Hiroshi  投稿日:04月22日(火)16時57分13秒

久々に図書館の書庫に「潜って」きましたが、本当に閑散としてました。
最近はOn lineでfull paperがダウンロードできるのでよっぽどのことが
ない限り私もわざわざ図書館に行くことはなくなりました。 もっとも此処は
恵まれている方で、他の大学ではまだそこまでは進んでいないよう。 以前
一緒に仕事した元学生で今、他の大学の講師をしているI君からは、しばしば
論文をpdfでメールに添付してくれと頼みこまれてます。 ト、ホ、ホ、 (>_<)

行ったついでに、図書館備え付けの科学新聞を立ちよみしたところ論文の引用
件数での大学比較が出てました。 少し前、新聞でも報道されていましたが、
当大学は遥か下位に位置していたので(汗)数字は記載されていませんでした。
今回確認したところ世界で106位。 因みにN大学は99位でした。 

最近、論文のimpact factor値が全体的に上昇してるみたい。 これはもしか
したら電子ジャーナルの影響かもしれません。 一方で雑誌の淘汰と、電子
ジャーナルだけの創刊・創設も進んでいる模様。 此処なんかでも、 URL↓ 
方法論の論文はon line版だけ。 出版界もIT化で様々な地殻変動が起っている
みたいです。 ホント、どちら様も大変ですね!

http://nar.oupjournals.org/


失礼しました。 投稿者:もり  投稿日:04月21日(月)04時37分04秒

下の書き込みで、yuriさんのお名前を間違えてしまいました。
すみません。大変失礼しました。


彫刻家 投稿者:もり  投稿日:04月21日(月)03時56分21秒

最近の皆さんの書き込みを見ていて思ったのですが、

彫刻家?の流れ(移動というかー)とか 作風の伝播とか
知りたい思いは前々からあるのですが、どこからどう手を着けたらいいのやら、という感じで、
知っていることの内容が何年も同じところに留まっている感じです。(苦笑)

素人にはとらえようがないことなのでしょうけれど、
時々すごく気になります。

yukiさま 遅ればせながらはじめまして。
学生さんなんですね〜(遠い目)
ゲール語に関して何の情報も持ち合わせていませんが、
勉強がんばって下さいね。
いったん社会に出てしまうとなかなか思うようにはー(以下自粛^^;;)


ベズレーの彫刻家達 & 正念場 投稿者:Hiroshi  投稿日:04月19日(土)10時35分50秒

ちょっと遅まきレスですが、「天使のような修道士たち」の中で著者は、
シトー会の修道院建築・美術に関し、定住が定めの修道士と異なり助修士
は『もし彼が特殊技能を持つ場合は修道院から修道院に移動し修道院建築
に携わるのが慣例だった』 p308 とし、これがシトー会の建築様式が共通
していたことと関わっている』 とのことでした。 2003/2/21 書き込み分。 

この点に関して、ベズレーのような非シトー系の修道院ではどうなっていた
のでしょう? そもそも、これらの彫刻を請け負った者はどういう者達だった
のでしょうか? その細部の技法に見られるローマ以来の洗練された技術を
見ると、とても修道士上がりの俄彫刻家とは思えない。 多分その道のプロ。 
となると彼等はどういう立場の人でどういう人生を歩んだのか興味があります。 
ゴシック以降の彫刻家となると色々記載もあるようですが、この時期の技術者
については主にシトー会系列の話しばかりで、、、  専門家ならば常識的な
ことなのでしょうが、それらについての今まで記載をみた記憶がないです。

結局科研費は全〜部駄目でした。 この10年、毎年欠かさず貰っていたので
すが、、、かなり深刻。 これまで通りのペースで論文も出してきたし、特に
業績が低迷したわけではないと思っているのですが、、、(涙) とにかく
消耗品だけでこの1年を乗り切らないといけません! 企業に委託研究をする
つもりでいた計画も中止。 何かと大変です。 低迷のスパイラルに巻き込ま
れるとそれからはい上がるのは並大抵のことではない。 この1年が正念場!
また、I Will Survive の曲でも聞きながら闘争心を奮い立たせなければ!!

http://www.greengrape.net/kazuhiro/romanesque/vezelay/02_tympanum/index2.html


>超リアル URL↓ 投稿者:Hiroshi  投稿日:04月17日(木)15時24分19秒

ある人が自分の文学作品を人間の排泄物に例えていました。 おそらくカタル
シスの意味があるのでしょう。 私は常々「言葉」の機能として、 
1)コミュニケーション機能 2)認知機能 があると考えていましたが。 
もう一つ 3)カタルシス機能 というものもあるかもしれないということ
でしょう。 文字にして、はじめて自己の心理的抑圧の実態を露にし、それと
対決する、あるいは決別する、というのはありそうなこと。 

、、、とは言え私は、他人のカタルシスに付き合わされるのは「かなわんな〜」
という思いがあります。 他人の認識のプロセスを読み知ることは役に立ち、
常々お世話になっていますが、他人のカタルシスを味わうのは御免被りたい。 
私はやはり明快な文章が好み。 そんな人間は文学は向いていないのかも?
 
Yo Vivire!
この頃、日増に回りを取り巻く環境が厳しさをまし、うかうかすればクビに
なるかもしれない御時勢。 昔、大学関係の公務員と云えば、経済的には恵ま
れないかもしれないが、「好きな研究が自由にできる」ということで選んだ
のに、何時の間にやら「研究の自由」も「生活の安定」も無くなろうとして
いる。 勿論、何でも時代と共に変わるものではあるし、またそうでなければ
いけないのでしょうが、最近の動きはそれとはまた違うような気がする。 
毎日、論文が出せるような仕事になるのか? 研究費が捻出できるのか?
と気をもまねばならない。  、、、そう云えばまだ今年度の科研費の連絡が
来ていません。 15日に決定されているはずなのですが、、、? 
心配は尽きません。 

そんなとき聞く曲は、セリア・クルズ(Celia Cruz)の歌う『Yo Vivire』 
(I Will Survive)です。 皆さんも必ず一度は聞いたことのあるラテンの定版です /(^o^;;

http://WWW.greengrape.net/weblog/archives/000031.html#more


ありがとうございます。 投稿者:yuri  投稿日:04月15日(火)16時17分54秒

やっぱ、学校ないですかね....(涙)昨日ゲール語について、資料をみました。ますます学びたくなりましたが、使われてないのですね。こういう場合どうしたらいいでしょうか?アドください。

学校の、ネーティブの先生スッコトランド出身がいて、イロイロ聞いちゃいます(^−^)


>方法論もない 投稿者:Hiroshi  投稿日:04月15日(火)13時40分50秒

本当に今となっては永遠の謎というところでしょうか。 確かにプロは禁欲
しなければならないところでしょうが、そこはアマ。 想像逞しくしても怒ら
れることはないかと。 /(^o^;; 

今日北九州は晴天で汗ばむような陽気です。 大学の構内に薄緑色の桜の花
が咲いてました。 ビルの前に咲いていたのに今まで気付かず、学外の人に
教えられました。 突然変異でしょうか? 

遺伝子と云えば今朝のニュースでヒトゲノムプロジェクトの終了宣言がなさ
れたとか。 遺伝子総数32,000個、貢献度は米の59%に対して日本は6%
イギリスについで3番目だとか、しかしそれに伴うビジネスの殆ど全てを
アメリカに握られるいることはあまり知られてないようで。 さて、次の
プロジェクト(プロテオームプロジェクト)で挽回できるか? それにしても
セルラー、アメリカの1企業の存在意義は大きかった。
http://www.asahi.com/science/update/0414/002.html

それに、いま注目を集めているSARAの原因ウイルスと目される新型コロナ
ウイルスのゲノム解析も早かった。全配列1万7500個だから当り前か!
http://www.asahi.com/science/update/0414/001.html

<新入生(大学院生)にオリエンテーション>
最初は試薬の検索と注文、さらに調整法から。 MERCK  INDEXの使い方が
基本でしょうが、 最近は企業のHPのdata baseが完備していて、それを使う
のも便利URL↓ 重宝してます。

http://www.sigma-aldrich.co.jp/top/top.html


<意識の上で>折り合い 投稿者:iida  投稿日:04月14日(月)20時46分58秒

といっても実例がどれだけあるのか、読み解くに具体的な調査はあまりにもありません。
方法論もないし。
タンパンについていえば顔がないのも痛い。
他のこの時代、このレベルのものはどうだったのか、
この石工は次はどこで『作品』を作ったのか、アマでは知らないことが多すぎます。

この写実性は写真をとってスキャンしてはじめて気付いたものです。
ベズレーの写真は本でも見なれたものですがここまでやると面白いでしょう(自画自賛)。
スキャンした別の画像を用意していますのでまた後日紹介します。

ゲール語ですか、留学するってのはどうでしょうか。


>yuri様 投稿者:Hiroshi  投稿日:04月14日(月)18時58分02秒

はじめまして。 ケルト会のHPに、スコットランドゲール語公開講座のお知
らせとかが載ってます。 URL↓ そちらで調べてみてはどうでしょうか?

http://www.celtic.or.jp/jiman.htm


初めまして。 投稿者:yuri  投稿日:04月14日(月)16時39分37秒

   初!!書きこしました。私は、凄くゲール語に興味があって、大学は、そっちの方を選びたいな。なんておもってます(^−^)
 なので、イイアドバイスが欲しいです。お願いします。   yuri

P.S そういう科のある大学ありますか?


失礼、改行を忘れました(汗) 投稿者:Hiroshi  投稿日:04月14日(月)12時18分00秒

細部はギリシャ・ローマ以来の写実的技法で、しかし全体のプロポーション
は所謂“ロマネスク”だとすると、制作者の中ではそれらをどのように
<意識の上で>折り合いをつけていたのか不思議な感じがします。  

<尊者ペトルスからNYタイムズまで>
サイードの本の中にクリュニーの尊者ペトルスの名が挙げてありました♪
取り合えずこれもBack to Romanesque! ということで(汗) 

『(イスラムに対し)無知な点や(多分故意に)真実を知らせまいとする点
がある』 p36  『中世以降の欧米の歴史の中で、イスラムが激情や偏見や
政治的利害によってつくられた枠組みの外で、広く議論され、考えられた時期
はまったく見当たらない。』p49    

として、ここでクリュニーの尊者ペトルスを挙げていました。 サイードは
ペトルスのような最初期イスラム解説者も、また現代のイスラム解説者も同じ
く客観性と公平性において疑問があるとし、とりわけNYタイムズの以下の箇所
を抜き出していました。 

『・・宗教革命以降、宗教の役割を着実に縮小させた歴史的知的発展が形成
した西洋精神にとってイスラムが発揮する力を把握するのは至難の業である。・・』
p36 ←1980/9/14付けのタイムズの評論

この部分は私自身のイスラムに対する理解と殆ど変わるところがないので、
私の考えも同様に批判されたことになります。 しかし、多くの現代イスラム
諸国でシャリーア(イスラム法)が今だに導入され、またイスラームが国教と
なっている現実を考える時、彼の批判はどれだけ正当性をもって受け止められ
るのでしょうか?  さらに彼は、

『ムスリムとアラブは、本質的には石油供給者または潜在的テロリストとして
報道され、議論され、理解されているといってもあまり誇張ではない』 p53 
とも述べていますが、これはやはり誇張でしょう?

我々は彼のような批判に対して謙虚でなければならないと思いますが、同時に
彼の言説が必要以上に持ち上げられることに対しても(特に最近の傾向でが)
慎重でなければと思います。 彼の言説もまた、サイード自身の言葉である、
『いかなる利益に奉仕するかを示すものとして、それはきわめて有益であり、
かつ雄弁でもある。』


Back to Romanesque 投稿者:Hiroshi  投稿日:04月14日(月)12時15分19秒

細部はギリシャ・ローマ以来の写実的技法で、しかし全体のプロポーションは所謂“ロマネスク”だとすると、制作者の中ではそれらをどのように<意識の上で>折り合いをつけていたのか不思議な感じがします。  

<尊者ペトルスからNYタイムズまで>
サイードの本の中にクリュニーの尊者ペトルスの名が挙げてありました♪
取り合えずこれもBack to Romanesque! ということで(汗) 

『(イスラムに対し)無知な点や(多分故意に)真実を知らせまいとする点がある』 p36  『中世以降の欧米の歴史の中で、イスラムが激情や偏見や政治的利害によってつくられた枠組みの外で、広く議論され、考えられた時期はまったく見当たらない。』p49    

として、ここでクリュニーの尊者ペトルスを挙げていました。 サイードはペトルスのような最初期イスラム解説者も、また現代のイスラム解説者も同じく客観性と公平性において疑問があるとし、とりわけNYタイムズの以下の箇所を抜き出していました。 

『・・宗教革命以降、宗教の役割を着実に縮小させた歴史的知的発展が形成した西洋精神にとってイスラムが発揮する力を把握するのは至難の業である。・・』p36 ←1980/9/14付けのタイムズの評論

この部分は私自身のイスラムに対する理解と殆ど変わるところがないので、私の考えも同様に批判されたことになります。 しかし、多くの現代イスラム諸国でシャリーア(イスラム法)が今だに導入され、またイスラームが国教となっている現実を考える時、彼の批判はどれだけ正当性をもって受け止められるのでしょうか?  さらに彼は、

『ムスリムとアラブは、本質的には石油供給者または潜在的テロリストとして報道され、議論され、理解されているといってもあまり誇張ではない』 p53 とも述べていますが、これはやはり誇張でしょう?

我々は彼のような批判に対して謙虚でなければならないと思いますが、同時に彼の言説が必要以上に持ち上げられることに対しても(特に最近の傾向ですが)慎重でなければと思います。 彼の言説もまた、サイード自身の言葉である、『いかなる利益に奉仕するかを示すものとして、それはきわめて有益であり、かつ雄弁でもある。』


ベズレーの彫刻 投稿者:もり  投稿日:04月13日(日)18時27分36秒

血管まで浮いていたのですね〜(↓下記URL)
私が行ったときは荒天のため暗かったので、そこまで見えませんでした。

でもプロポーションその他、「ロマネスク」なのですよねぇ。。。
ベズレーの彫刻は色々興味深いですね。

http://www.greengrape.net/kazuhiro/romanesque/vezelay/02_tympanum/index2.html


軌道修正 投稿者:Hiroshi  投稿日:04月13日(日)11時51分25秒

昨日は昼過ぎからキューバのサルサのワークショップに出て(最近キューバの
音楽とダンスは凄いと認識したところ)。 ちょっと仕事に戻った後、直ちに
引き返して7時からは彼等のバンドの演奏で夜遅くまで騒ぎました。 URL↓
 11時前には引き上げましましたが、『もう帰るの?』とか言われました。 
しかし流石に疲れました。 しかも明日はプログレがあります。 今朝はその
レジメ作りに追われてます。 これを『貧乏人の節句働き』とこちらでは言い
ます(汗)。 尤も、午後からまたラテン関係のイベントに直行です。 
週末はラテン漬けですね ハ、ハ、ハ  /(^o^;;

朝の報道番組で宮沢元首相をはじめ多くの評論家が『今のアメリカの新保守
主義勢力がこのままブッシュ政権で主導権を持つのかどうかは不明なところが
ある』と発言されていました。 ちょっと安心した感じ。 アメリカはああ
見えてもかなり『懐は深い』ところがあります、揺り戻しは必ずあると思って
いましたから。  寺島氏が『アメリカは溜飲を下げて落ち着くのではないか』
と言われたことが印象的。 彼等の深層にあるものはやはり9-11でしょうね。

う〜ん、最近ロマネスクから離れている。軌道修正をそろそろしなければ!!

http://www3.coara.or.jp/~tiempo/indexes/index_jp.html


E. サイード 投稿者:Hiroshi  投稿日:04月12日(土)14時04分39秒

の『オリエンタリズム』を図書館に借りに行ったついでに、同じ著者の新作
『イスラム報道』も一緒に手にいれました。 『オリエンタリズム』は以前
から読まねばと思いつつも、余りのぶ厚さに今まで手が出せずにいたもの。 
今回も読みやすそうで比較的新しい後者の方が先に進んでいます。 /(^o^;; 
 と云っても、これも200ページを超す著書。 原書が1981年刊(邦訳は
1996年)で前回の湾岸戦争より前の本です。 ま、毎回泥縄て感じがしますが、
でもなければイスラーム関係の本て何となく縁が無いというのが正直なところ。 
で、その序文に以下のような文章がありました。 まことに同感。

『・・イスラムについてのあらゆる言説は、何らかの権威や権力に利害を持っ
ているといってもいいすぎではない。 他方、イスラムに関するあらゆる学問
や著作がそのために無益だというわけでもない。 まったく逆なのであって、
いかなる利益に奉仕するかを示すものとして、それはきわめて有益であり、
かつ雄弁でもある。・・・』p10

それはパレスチナ人であり、PLOともかって深い関係を持ったサイード自身
URL↓ の著作も例外ではないということでしょう。 あらゆる著書はその
背景も含めて読み解くことが肝要かと。

http://criticalspace.org/special/asada/voice9912.html


特許出願情報 投稿者:Hiroshi  投稿日:04月11日(金)17時18分51秒

大学関係者が出した特許に関する情報が見られるようになりました。 URL↓ 
私のも入ってます、とうに有効期限は切れてますけど、、、(汗)  
とは云え、色々な実例は今後の参考になりますね! 

それにしても、所属を検索に打ち込んだら出てきたのに、名前を打ち込んでは
出てきません。 ちゃんとデーターベースに名前は入っているのに?? 
ま、出来たばかりだから色々不備もあるのでしょう、、、

http://blo.kyushu-u.ac.jp/toriatukai/index.html


大学の公的HP 投稿者:Hiroshi  投稿日:04月07日(月)17時06分38秒

ネットワーク管理者から今朝メールがあり、現在大学の公的HPに掲載している
定期試験問題とその模範解答を外すように言われました。 これまでは問題
なかったのですが、今年度から試験問題等を入れることが、規定で禁じられる
ようになったとか。 云われた通りに全て外しましたが(まだHPは書き変わっ
てないようですので去年までのが見れます)しかしどうも納得いきませんね。 

試験問題や模範解答をいれることが何故まずいのでしょう? 寧ろ入れた方が
安易な問題を試験に出せない。 責任が問われる。 ということで教官にも
緊張感が出ると思うのですが? 

実際、定期試験の内容を見ると、例年同じ問題とか、内容に若干問題があり
そうなものがなきにしもあらず(汗) 外部からの厳しい目があったほうが
むしろ教育的だと思うのですが??? 

ところで、あの膨大な画像データベースがあるAustralian National 
UniversityのHP↓のトップには『STOP THE WAR! BRING THE
 TROOPS HOME! 』と掲げてありました。 同感ですが、こちらの方
が大学の公的HPとしては政治的すぎて少し問題かも、と思うのですが、、、?

http://rubens.anu.edu.au/


栗の味は如何なものか? 投稿者:Hiroshi  投稿日:04月06日(日)11時39分01秒

今朝の報道番組を観ていたら、アメリカ軍がバクダット市内に侵攻している
様を捉えたFOXテレビの映像が目に入りました。 驚きました、まるで映画
の中での出来事のようにカミカゼ特攻を仕掛けるイラクのトラックや乗用車。
それに目がけて銃弾が浴びせかけられる様子がはっきり至近距離から写され
ています。 あの中には当然人もいたわけですよね、無論無事なはずはない。
今となっては早く戦闘が終わってもらった方がいいが、そのことはアメリカ
の完全勝利を望むということ。 しかしその他の選択肢があろうはずもない。 

ライス報道官の発言をみれば、戦後はアメリカが主導権をとるということ
みたい。 米英の戦死者も100人を超えたようですから『火中の栗』を
拾った主は当然中味を味わう権利があるということでしょう。 
、、でも栗に毒が仕込まれているかもしれず、これからが大変。 そして、
それを味わった後はキムチだと思っているのかしらん? 一極多元的な今日
の世界をどの様に纏めていけるか? 戦後に期待したいところ。


ドタキャン! 投稿者:Hiroshi  投稿日:04月03日(木)18時41分02秒

明後日(5日)から始まるアメリカ癌学会が今日直前になってキャンセル! 
原因は香港で発生した重症急性呼吸器症候群、Severe Acute Respiratory
 Syndrome (SARS) ですが。 その他にもイラク侵攻によるテロの可能性
からキャンセルした人が多かったのもあると思いますよ。 今や世界は本当
に密接に繋がっていますね。 

昨夜は小雨の為、花見はレストランでしました。 花屋さんで八重桜が500円
で売っていたとかでメンバーの一人が購入してレストランに頼んでテーブルに
活けて貰いました。 桜は枝を折ると弱るとか聞いていましたのでちょっと
気になりましたが、それはそれで楽しめました。 お花見の習慣のある日本は
いいですね♪


今日からまた新たな出発 投稿者:Hiroshi  投稿日:04月01日(火)15時25分27秒

昨日教授が退官されました。 教授を送出すのはこれで2回目。 
1回目は恩師。 この10年、一人で仕事をして来ました。 仕事量は当然
ながら落ちましたが、それほど質を落とすことなくやってこれたのは幸運と
いうべき。 幸い国内外に優秀な共同研究者を持てたおかげです。 

色々感慨がありますが、ちょっと此処には書けないので、、、(笑) 
これから先、講座がどうなるかも不明ですし、大学も独立法人化を目前にして
まだまだ茨の道です。 生き残りをかけて進むしかないですね!!
 
それにしても過去5年間に論文6報、impact factor総計=44.4は上出来と言う
べきか。 尤も、共同研究者にかなり助けられてます。 /(^o^;;


それは、それは 投稿者:Hiroshi  投稿日:03月30日(日)12時48分43秒

2年半ほど前に書き込まれたseikoさんですね♪ あの時、ロマネスクの
いわゆる「稚拙さ」に関してこのように述べられていました。

『・・・発達のおかげで、世界の成り立ちや生命の仕組みを知っていると
自負できる私達があの造形を見て、「稚拙だ」と思う、それは当然な見方
であり、また現代人だからこその見え方だと思う。 それが、気にかかって
しょうがないのは、現代人としての知識とは関係なく、その人だけの世界
の成り立ちのなかに、あのような、力強い造形が実際の、現実のものとして
見えているからではないだろうか。』

私もその通りだと思います。 そして、その様な感受性を何時も維持出来
るようでありたいと、今は特に思っています。 最近周囲の激動する世界
の中にあって私自身段々気持ちがササクレ、細やかな感情が擦りへっている
様な感じです。 芸術作品を見ても心が動かされる余裕が無くなっている
感じです。

今年始めの1/23。 酔鬼様のBBS↓で以下のような書き込みをしました。
http://ko-na.com/non_bbs/non_4hyouji.cgi?kee=afodens

<フローチャート> 
1)米の国際テロとの戦い;テロ組織を匿うフセイン体制は倒すべきとの論理 
  ↓ 
2)テロ組織とフセイン体制との直接的繋がりを示す証拠見つからず 
  ↓ 
3)1)引っ込めて大量破壊兵器の蓄積は国連決議に反するのでフセイン体制
を倒すべきとの論理 
  ↓ 
4)大量破壊兵器の蓄積の直接的証拠まだ見つからず
・・・しかし沿岸には戦争の為の兵力派遣済 
  ↓ 
5)沿岸に既得権を持つロシア、フランスの牽制とドイツの反戦化。  
、、、確かドイツもイランに利権があったですよね? 
   
さて、それから続きがあります。
     ↓
6)米英のイラク侵攻
     ↓
7)大量破壊兵器の蓄積の直接的証拠まだ見つからず
     ↓
8)新たにイラクの解放・民主化を行うとの論理を掲げつつイラク侵攻
     ↓
  これからは未来。 誰も判りませんが、、、
     ↓
9)バクダット包囲と市街戦
     ↓
10)フセイン・バース党体制の崩壊
     ↓
  さて問題はこれから、、、 
     ↓
11)米英のイラク支配---あるいは---国連によるイラク統治

前者であれば、イスラム世界の真ん中にアメリカが孤島のように存在する
ことになるわけで組織的大規模テロは避けられないでしょうし、 
また後者にしても『民主的に』シーア派よりの政権が誕生するかもしれない。
そうなればサウジやイランに続く新たな原理主義国家の誕生ともなりかねない。 
どちらに転んでもこれから中東は混乱するのではないでしょうか。 

それにしても、このフローチャートを見直すと、対テロから大量破壊兵器、
そして民主化と、論理のすり替えがじょじょに起っていることを私は意識
します。 そしてそれは、自分の世界観・価値観が最上のものだという
傲慢がその根底にあるような気がします。 
今、 サイードの『オリエンタリズム』を無性に読みたくなりました。

http://ko-na.com/non_bbs/non_4hyouji.cgi?kee=afodens


画家 塚本誠子氏の個展 投稿者:iida  投稿日:03月30日(日)00時38分09秒

塚本氏による絵画展にいってきました。
氏は2000年にも嵐山で個展を開き、ロマネスクに題材とインスピレーションを
得た絵画を制作したものを公開していました。

今回は愛知県の刈谷市美術館での開催でした。
3/30までです。

ロマネスクの題材はオータンのマギ、同イブ、写本を元にしたもの、
柱頭彫刻、天使が2000年ごろまでに描かれて、2度目に見ました。
さらに、イブはイマジネーションで描かれていました。
オリジナルな表現が随所に見られるようになり、今後も楽しみです。
画風(?と表現がふさわしいかどうか...)は日本画で同系色で
画面をまとめる傾向にあります。

ロマネスク以外の題材も気に入った作品がありました。

ところどころオディロン・ルドンの引用が入れてあり、
画風への影響の大きさもうかがわれるところです。

このページもときどき見てもらっているとのこと。
今後もがんばってくださいねえ。

http://www.greengrape.net/bbs/rbbs_2000_0818.html


返事が来ました♪ 投稿者:Hiroshi  投稿日:03月29日(土)09時11分08秒

Thank you very much for responding to my email. The presentation went very well and
 my class enjoyed learning about your work! .....

大学は此処で↓ アドレスからは化学専攻の院生のよう。 やはり嬉しいです
よね! こんなことが起るのもやはりネット時代だからこそ。 ここのところ、
イラク情勢で気分が重かったのですが、ちょっと気分が明るくなりました。 
ま、単細胞と言えばその通りですが、、、 /(^o^;;

http://www.udel.edu/


宗教戦争 投稿者:Hiroshi  投稿日:03月28日(金)08時41分34秒

今朝の朝日新聞によればシーア派の最高権威アズハルが今回のイラク攻撃を
新十字軍と認定して聖戦を呼びかけたとか。 アズハルはカソリックの
バチカンに相当するもの。 シーア派も米英を侵略者と見なしている様子。 
以前から云っていることですが、問題は対イラクではない、イスラーム世界
との関係。 この戦争はついに宗教戦争になりましたね。 最悪のシナリオ
を辿るのでしょうか? 

国内ではトマホク導入の議論がなされているよう。 どうも歴史の歯車が危険
な方向に噛み合い始めたと感じるのは私だけでしょうか?

アメリカの大学院生からメール
クラスの授業で私の論文が当たったので直接私に質問しに来ました。 
いやいや驚きました。 でもその恐れを知らぬ積極性に乾杯! これが私が
アメリカの好きなところ。 勿論即返事しました。


帝政ロシアの東方進出のつけ 投稿者:Hiroshi  投稿日:03月24日(月)17時11分53秒

沿岸戦争の時にイスラム関係の書籍を乱読した事があります。 今、また読み
始めています。 泥縄と云われればその通りですが、そうでもなければ読む
機会はなかったでしょう。 で、読んでいるのが、またまた山内昌之先生の
『ラディカル・ヒストリー』 これなど読むとイワン雷帝時代のロシアが東方
に膨張してイスラム圏を支配下に治めたことが現在「負の遺産」として今の
ロシアを苦しめている。 

アメリカが大勝利すれば、今後の中東で主導権を握って有利なように見えるが、
実際は戦後処理が大変。さらにイスラーム世界に対して最大の敵になったわけ。 
ヨーロッパとロシアは火中の栗を拾わずに済んだとも云えますね。 

『賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ』との言葉がありますが、苦い経験を
積んだヨーロッパとロシアは歴史に学んでいるのではないでしょうか?
 
このところ頭の中はイラクモードで、なかなかロマネスク的日々に戻れません(汗)


今回のことを 投稿者:Hiroshi  投稿日:03月24日(月)08時08分19秒

日米安保と国際協調路線を国是とする日本外交の「矛盾」と捉えてそれを止揚
する知恵を出すのが大人の態度でしょう。  日曜のTVで宮沢元首相は自分が
現在内閣の人間ではないと釘をさした上で、今の日本政府もアメリカの新保守
主義的傾向に対し困惑を覚えながらも日本の安全保障の兼ね合いでアメリカ
支持の声明を出したのだろうと。 そこのところはよく私も理解出来ます。 
それだから、なおさらのこと戦後イラク処理とそれに伴う国連の再構築でうま
い知恵を出せる日本の政治家がいるかどうかに期待したい。

それから宮沢さんは、現在のアメリカの行動を理解する鍵はやはりあの9-11
だと再三述べられていました。 まさに同感ですね。 宮沢さんは首相時代に
誰よりも先に不良債権の危険性を説きそれを解消しようとして大反対にあった
人。 その先見能力には以前から評価していましたから。 

声高に戦争反対を唱える人もあるけど、往々にして対案がなかったり、貧弱な
考えしかない人が多い。 さらには批判だけに終始する人も。 そんな人には
私は精神的幼児性を感じます。またそれを許してきた日本の戦後の平和もある。


ボイ渓谷のロマネスク教会 投稿者:もり  投稿日:03月19日(水)22時04分44秒

「世界遺産」のボイ渓谷の回、見ました。
そういえば、教会の前にケルト十字架のようなものが写っていましたね。

でも、教会の映像が少なめで、少し残念でした。
この回に限らず、この番組を見ていると いつも
演出とか、周辺事項のエピソードを挿入するのはほどほどにして、
もっと本題の映像を長く流して欲しいと思ってしまいます。
もっともTVだから仕方がないのでしょうが。

でも石壁の質感とか、小ぶりなスケールから受ける量感とか、
堪能しました。
オリジナルはバルセロナの博物館にある壁画も、
元あった教会の中で見ると(映像でですが)格別ですね。
博物館でも展示方法に工夫されていますが、やはり受ける感じが違いました。

いつか行ってみたいところですが、行かれるとしても12月末か1月上旬なので、
気候や路面状況的に難いように思いますが、実際のところはどうなのでしょうか。
どなたか冬場に行かれた方がいらっしゃいますか?


ダンスレッスン 投稿者:Hiroshi  投稿日:03月18日(火)18時17分49秒

の行き帰りに必ず、警固公園という福岡では街の真ん中にある場所を横切り
ます。 この頃、頻繁にイラク攻撃に反対を唱える人達がグループをなして
いて、自分もどうしたものかと暫し迷うことがある。 しかし、一度も加
わったことはない。

若い時はデモとかも参加したが、このところそういう気分になれない。 
意思表示は大切かもと思うが、同時にこれまでそれは何の役にも立たなかった
との思いもある。 さらに今回は、デモの参加が、ちょっとでも独裁者に利用
されるようなことがあるなら、それはまっぴら御免だと気持ちも強い。 
そうこうする内にその場を横切ってしまい、10分もすれれば頭の中はダンス
の振りつけのことや、仕事にまつわる様々な事で一杯になっている。 
別に地球の裏側の悲劇を忘れてしまうわけではないが自分の生きている世界
の方が何倍も重くのしかかる。 、、、そんな日々の繰り返しですね。

そうそうNもSも駄目でしたが、何とかE●B● reportに論文acceptされ
そうです♪ 因みにInpact factor=6.0。 First nameではありませんが、
それなりに大変喜ばしいこと。


ベズレー 投稿者:iida  投稿日:03月18日(火)08時50分16秒

どうもひっかかるのがベズレーでのベルナールの十字軍演説。
できたら演説の記録を読んでどういう正当性を述べたか、知りたいところ。

ブローデルの翻訳もブームから10年くらい?たってますかね。
私も眺めた以上は読んでません。


プロットの問題 投稿者:Hiroshi  投稿日:03月18日(火)08時28分13秒

『海から見た歴史』、副題は「ブローデル『地中海』を読む」
私自身、ブローデルの『地中海』は1巻を読んだところで撃沈されて、その
あと読んでいませんが、何時かまた挑戦したいと常々思っています。

この本の最後の総合討論の中で、ブローデルが着色ガラスの1片1片を組み
立てながら見事なモザイク画を作り上げていったように、非常に微視的に、
1つ1つの具体的な事例を掘り起こしながらも全体像を構築していったと
述べられていました。 そして、 

『こうした大きな見取図は、もちろん、史料を読んでいけばそれがおのずと
出てくるものではまったくないわけです』p248

とも述べ、そこに歴史叙述における「プロットの問題」を指摘されていました。
 しかしその後の討論は、そのプロットなるものを我々がどのように身につけ
ればよいかとの解答は示されておらず、そのままopen questionのまま。 
これは自分で探しなさいということなのでしょう。 この問題は確かに何時も
私が意識するところで、特に今日のような、世界的危機を前に我々がどのよう
に対応するかに関わることだと思っています。

アメリカは徴兵制はないですからね、戦場にいくのはプロだけ。 昨日クエー
トの米兵へのインタビューがテレビで放映されてましたが。 ノーコメント
でした。 彼等は命令であれば、やるしかないという立場でしょうね。 

アメリカでは最近日本の核武装の可能性が云々されているとか。 とても日本
の現状を知っての意見ではないでしょうが、世論というものが、いとも簡単に
逆転しうるものであることも我々は十分承知しておくべきでしょうね。 最近
何かと勇ましいことをいう人に人気があるようですから。


兵役 投稿者:iida  投稿日:03月17日(月)12時05分34秒

Hiroshiさんの書き込みで思ったこともうひとつ。
開戦派のアメリカ人は自分も戦争にいくことになっても
いいのでしょうか?そういう調査ってされてるのでしょうか?
ご存知ですか?
自分は戦争行きたくないけど開戦派ってのはありなんでしょうか?

私はいきたくないので反戦派です。軟弱でしょうか。


日本も核軍備? 投稿者:iida  投稿日:03月17日(月)11時59分25秒

北朝鮮への対応として核軍備が国外でいわれてたりしてましたが、
以前だったらもっと核はだめだ!という声が上がっていたと思います。
今それほど話題になってないのは変な感じがします。

日本の平和外交も、アメリカが繁栄できていたときだけだったということに
ならないようになってほしいものです。

ウィルスの問題はPCにインストールされているものが実質Windowsしかない
のが問題ですよね。ウィルスは私のMacのところにも毎日きています。
MacはハードウェアがMacでないといけないからこれも問題なんですよねえ。
PCにLinuxベースに使いやすいGUIをのっけたクライアントOSがでればいいんですが、
Linuxはまだサーバがほとんどのようで、LinuxのGUIとプリンタはまだまだという
感じがします。

ロマネスクの執筆はちょっとまっててくださいね。


今朝ミーティングで 投稿者:Hiroshi  投稿日:03月17日(月)10時57分34秒

来月のアメリカ癌学会の参加は中止も可、との結論が出ました。 私は癌研究
から足を洗っているので影響ありませんが、世界は何処でどう繋がっているものやら、、、 
 
再度9-11を振り返ってみると、何故アメリカが今回のような行動を起した
かが判るような気がします。 当時の犠牲者に対する冷たい反応。アメリカの
ヘゲモニーに対する抵抗だということを平然と口にする人も大勢いました。
いま思い出してみても心が本当に痛みます。 

十分な癒しの言葉を世界中から貰うことが出来なかったアメリカ。 深く傷つ
き、今も新たなテロの恐怖を感じているアメリカが、その反動として最近の
力の1国主義に傾いて行ったのは当然の成り行きだったような気がします。
イギリスもスペインも国民の多くは開戦に反対なのに、アメリカ人の大半が
今回の攻撃に賛成だという事実もはっきりしています。 そんな中で「反対
を口にするのは難しい」というのは知り合いのアメリカ人の言葉。 開戦を
希望しているのは決してブッシュだけにないことを認識すべきでしょう。 

日本も「らち問題」以来、北朝鮮に対し極めて強硬な意見を述べる人がいます。
それが飢餓が取り沙汰されている北朝鮮の人々の生死を左右することになら
ないのか? イラクに対しては反戦で、北朝鮮に対して食料やエナルギーの
供給停止が矛盾しないのか?  私にはよく判りません。 

アメリカの横暴を批判する気持ちがないとは言いませんが、心の痛みを共有
するとともに、盟友が危険な道に入り込まないように説得することが出来
なかったものか、悔やむ気持ちの方が私には大きいですね。 最近滅亡前の
オスマン帝国やトルキスタン・カフカスの歴史を読んだばっかしなので、
どうしようもない、坂道を転がるような、歴史の流れというものがありそう
だとの、半ば諦めともつかぬ思いもあります。


昨夜の世界遺産&ロードス島 投稿者:Hiroshi  投稿日:03月17日(月)08時26分05秒

KOWADAさんこんにちは。
もりさん久しぶりです。 ウイルス対策大変ですね。 特に最近多いような気がします。
本当に同感です。

さて昨夜の世界遺産はボイ(Boi)渓谷のロマネスク教会でした。 冒頭にケルト十字も見た
ような気がしますが、何方か観られた方います?  過疎が進み7村合わせてもわずか
900人の住民で店もないそうです。 背景に羊の群れがいる、あの「モンタイユー」
の世界も共存しているようです。
http://circle.excite.co.jp/bbs/view.asp?cid=o0300063&iid=3&num=439&pg=2

サン・キルスという最も小さい教会に、今はカタルーニア博物館にある聖キリアコス
の殉教の壁画があったとか。 『石うちの刑を受ける聖ステパノ』は今回始めて知り
ました、1世紀の人とか。 やはり映像で観るのは何かと新たな発見があるようで嬉しい。

ロードス島
『海から見た歴史』p226に、オスマンからみたロードス島の聖ヨハネ騎士団は、
はっきりとした攻撃性を持つ海賊集団として理解されていたとのこと。 当時は
ヴェネチアの艦船なども重装備の武装をしていたらいのですが、あくまでトラブル
が生じた時だけの戦争だったそうです。 何となく納得しました。


ウイルス対策(ぼやき) 投稿者:もり  投稿日:03月16日(日)18時30分12秒

今まで使っていたウイルスソフトをバージョンアップすることになりました。
2年前に購入し、購入後1年間はネット経由でウイルス定義を更新でき、
1年経過後は追加料金を払い、その更新サービスを引き続き受けていたのですが、
そのサービスが終わってしまったので。

でも たった2年で、しかも1年毎に料金を支払ってきたのに、
ソフトメーカーが対応をうち切るなんてー
あまりにもサイクルが短すぎるような気がするのですが、
こんなものなのでしょうか??
バージョンアップにも 内容によって数千円〜1、2万円かかるし。

しかもバージョンアップすると、私が今使っているOSでは作動しないので、
OSまで入れ替えなければなりません。

いつまでも古いOSを使い続けるわけにもいかないのだろうけれど、
ハード、ソフトとも他には何の支障もないのに、
ウイルス対策のためだけに、OSまで入れ替えるというのも
何だかひどく負担に感じるのですが。。。

そんなこんなで ロマネスクの話題ではないのですが、
移行作業に取りかかる前に、ぼやきに来ました。
OSを換えて、順調に作動してくれるかどうか、少し不安です。


ヴェズレーいいですね 投稿者:KOWADA  投稿日:03月16日(日)18時10分08秒

インターネットで偶然通りすがりに、このページを見つけました。フォションの『ロマネスク彫刻』1931年(辻佐保子訳、中央公論社)を傍らにHPの写真を
楽しく拝見。彼の言う、人生に対する熱烈な愛好を、捜してみようかと。


角を矯めて牛を殺す 投稿者:Hiroshi  投稿日:03月16日(日)11時48分53秒

文藝春秋4月号巻頭随想に東京大学総長の佐々木毅先生が「国立大学法人化
雑感」と題する文章が掲載されているようです。 その要約を見ながら
個人的に感じた点1つ、2つ。

各官庁が自らの組織の一部を外側に出し、厳しくコントロールする「独立の」
法人を沢山作った過去があるが、結果はどうであったろうか? 周知の通り、
役員の俸給が高過ぎるだとか、天下りが目に余るだとか。 国立大学の独法化
もその道を辿らないという保証はない。 もともと一番抵抗が少ない大学を
法人化して、公務員の数を減らそうという『数合わせ』が第一の目的では
ないのか? 

また現実に現在、独法化の為に膨大なエネルギーを大学人に消耗させているが、
これは早晩解消されるのであろうか? 多分そうではない、というのが私の
予想。 何故なら、

『評価をする者と、評価をされる者が同一』という現実は、膨大なエネルギー
を消耗するだけでなく、身内の事情でフェアーな評価が成されないという可能
性が高いから。 これらの点に関して、佐々木先生は『角を矯めて牛を殺す』
ことになるのではないかとの懸念を表明されておられました。 

大学は何も国立である必要はないというのが私の基本的立場。しかし今の方向
では大学を消耗させるだけで、本当の意味での改革は進まず、大学もそして
そこで行われる学問を消耗させ自滅させるのが関の山だと思う。
学外の方はこのような意見に対してどう考えられるのでしょうかね? これも
『総論賛成、各論反対』の抵抗勢力の意見と考ととられるのでしょうか?


こんなマラソン競争を貴方は走りますか? 投稿者:Hiroshi  投稿日:03月14日(金)18時56分51秒

最近書き込みが少ないな〜 とりあえず呼び水になれば、、、 

先日読んだ本によれば1994年当時、人口6000万のエジプトで年間出版され
る本は375冊だったそうです。 同時期日本では53,890冊が出版されています。 
アラブ世界の指導的立場にあるエジプトですらこの状態。 他のイスラム世界
の状況は押して知るべし。 

日本を含む先進諸国の時計とアラブ世界のそれとは同じ秒を刻んではいない
ような気がします。 その日本ですら、今日のグローバリゼイションには
なかなかついていけない。ましてアラブ世界、みるみる距離が離されていく
マラソン競争を無理やり走らされているような感じなのではないでしょうか?

そんな中でイスラームへの回帰が起ったような気がします。 問題の根は
深いですね。 それからこれは付け足しですが、イスラム世界にもバストと
いうアジールに相当するものがあるとのこと。p394『近代イスラームの挑戦』より


世界WEB投票 投稿者:TAKAHASHI  投稿日:03月08日(土)01時24分16秒

突然お邪魔致します・・・

今回第3回目を迎えた「国際雪像彫刻大会 JAPAN CUP 2003」が、冬季スキー国体「なよろサンピラー国体」に合わせ、北海道は名寄市で開催されました。今年も世界の芸術家たちが集い、素晴らしい雪像彫刻作品が出来上がりました。特に夜のライトアップされた雪像たちは、その多くの観客を魅了していたようです。
そこで今回は、JAPAN CUPを終え、あらためて雪質日本一の町から、その雪像彫刻大会の素晴らしさを全世界に発信しようという壮大なロマンのもと、
'国際雪像彫刻 in NAYORO 2003 世界Web投票'を行なうこととなりました。

実際に見られた方もそうでない方も、ぜひ投票サイトに遊びにきて下さい。皆様からの写真審査を頂きまして、「清き一票をお願い致します!」

もちろん、投票された方の中から抽選で、景品も当たるようになっておりますし、ぜひ作品に対するコメントもお寄せ頂けますと幸いです。

http://www3.ocn.ne.jp/~nayoro/


サバイバルゲーム 投稿者:Hiroshi  投稿日:03月07日(金)10時46分15秒

ある大学で独立法人化をにらみ、任期制導入について同意書への署名が
全教官に求められています。 事態は予想以上に急速に展開しています。 
現在は1学部だけで他の部局との整合性抜きで進められているようですが、
これは早晩なくなるでしょう。 つまり他の部局でも当然導入されると云う
こと。 あくまでもこれは最初の一里塚。 

再任の条件は教授以外にはかなり高いハードルが設けられていますが、
フェアーであることが保証されれば望むところ! 
痛みなしの改革はない! (、、、でもかなり辛い)

そんなこんなで私の文化系研究者への注文、批判もこれからますます辛辣
になるのでしょう。 何しろ横並び評価・選別、そして切り捨てられる、
同じ立場にあるわけですから。 遠慮する時代は終わりました! 
改革の波が胸まで迫り、アップ、アップの状態です /(^o^;;


訂正 投稿者:Hiroshi  投稿日:03月06日(木)08時39分31秒

あのユニークなシリーズ、中央公論社の『世界の歴史』の第20巻、『近代
イスラームの挑戦』山内昌之(まさゆき)著 をようやく読み終わりました。 

前半の部分では偉大なオスマン帝国が次第にヨーロッパに浸食されていく様子
が描いてあり、これまで多民族・多文化を比較的穏やかに許容していた
オスマントルコを私自身高く評価していたこともあり、ちょっと悲しい思い
がしました。 、、、そういえばトルコの国会はアメリカ軍受け入れを拒否
しましたね。 イラク情勢はまだまだ流動的ではないでしょうか? それは
ともかく、話題を元に戻して。 /(^o^;;

後半では、今日世界の注目を集めているアフガニスタンやチェチェンを含む、
東は新彊ヴィグル自治区からトルコまで、世界の屋根に沿って連なる中央
アジア(トルキスタン)モスリム世界の歴史。 殆どこれまでシルクロード
程度の知識しかないので読みこなすのは大変でしたが、その分大〜〜〜変、
勉強になりました。 今の世界の危機を少しでも理解する為には必要な知識
だな〜 というのが率直な感想。

それからこの掲示板に関することで1つ訂正。 イスラーム世界における税
体系など、これまで私は大きな誤解していたようです。 以前この掲示板で
話題にしたことがあるので、これは訂正して措かなければならないでしょう。
昔、私はイスラーム世界ではモスリムから税金がとれないので云々、とか
書き込んでいましたが、これは間違い。 URL↓ 2001/3/6書き込み分
『すべての原理主義』より 

イスラーム世界ではハラージュやウシュルと云った土地税。ザカートの家畜
や商業に課せられる財産税、ザカート。 それに非モスリムに課せられる人頭
税、ジズヤですね。さらにはバージという商貨物関税がありこれはシャリーア
、イスラーム法に規定されたものだということだったので起源は古そうで、
前言は訂正しなければなりません。p376

ただし以前、はっきりとそのように説明されていた複数の書籍を読んだのは
確実。 ここらへんの事はかなり間違った情報が堂々と発表されているよです。
これも日本人のイスラームに対する知識の欠如と関係ありそうですね。
全体的な感想とかはいずれまた改めて。 いま、さらに『イスラーム原理主義
とは何か』という同著者の本に突入中。 この分だと、しばらくイスラーム世界
に浸りそうです。 ロマネスクとの関連を見つけなければ、、 /(^o^;;

http://www.greengrape.net/bbs/rbbs_2001_0318.html


先週末地元で 投稿者:Hiroshi  投稿日:03月03日(月)08時30分34秒

ある学会がありお手伝いをしました。 会員でもないし、専門も全然違う
のですが、これもまた浮世の義理ということで2日間完全に潰れました
(ネットにもなかなかアクセス出来ませんでした)。 とは云うものの、
我々が所属するような基礎系の学会とは一味も二味も違った組織を部外者
として見る貴重な機会をさせて貰いました。 

と〜ても、政治的でした。 と云って悪い意味ではありません。 寧ろ良質
の部分を見た感じ。 地方紙だけでなく、全国紙にも載った程の社会的に
注目された学会で、そのような実学関係の学会とはこういうものかと云った
印象。 

そんなこんなで、仕事にならなかったし、時間的には制約されましたが暇を
持て余したこともあり。 例のユニークな歴史全集の1冊、『近代イスラーム
の挑戦』という山内昌幸先生の本を読んでいました。 それについては、
またいずれ書き込みたいと思っています。


トルコ画像データー 投稿者:Hiroshi  投稿日:02月25日(火)09時02分59秒

先日予告のあった画像のUPを思いだし慌てて探しに行きました。 
イスタンブールだけで10784画像!!! あ、圧倒されます。 
今のところ画像だけですが行く行くは説明とかもつけて膨大なDB化される
のでしょうか? URL↓

http://rubens.anu.edu.au/


インフルエンザ&戦争の唯経済論的理解 投稿者:Hiroshi  投稿日:02月21日(金)14時39分59秒

今朝の新聞によれば香港でトリインフルエンザによる感染死亡者が出たとの
こと、6年ぶりですね。 これまでにないタイプで免疫は世界中の誰も持っ
ていないはず。かってのスペイン風邪のような世界的大流行になれば大恐慌
になりかねません。一部例外を除き、我々はウイルスに対する特効薬をまだ
持っていないことを胆にめいじるべきですね。URL ↓

<戦争に対する唯経済論的理解>
ヴァイキングや騎馬民族の略奪はいざ知らず、古代から現代まで大規模な
戦争は1種の投資であると云えるのではないでしょうか。軍備や戦争自体
は一方的な富の消費ですが、もし勝利をおさめられれば、その後の占領や
支配を通じて利益を回収出来る。 勿論「投資」にリスクはつきもの。 
敗北という最悪のケースもあれば、たとえ勝利しても十分な利益を回収
出来ない場合ある。 そう考えると、たとえイラク戦で勝利したとしても、
その後の中東の不安定化、将来の報復テロの可能性。 人道的理解からは
遠いかもしれませんが、この唯経済論的理解、うまく説得出来れば目下の
危機を回避する道を提示することになるかもしれませんね。

http://www.asahi.com/international/update/0220/021.html


社会史批判 投稿者:Hiroshi  投稿日:02月20日(木)08時34分44秒

ログ作成ご苦労様でした、有難うございます。 色々な意味でお世話にな
ってますね。 

Wizに対するウイルスが多いのはアンチマイクロソフト派が多いからでは
ないでしょうか? 気持ちは判らぬではありませんが、それとこれは別。
何よりも反社会的犯罪。 私ですか? 勿論MSは大嫌いです。/(^o^;;

『文明論としてのイスラーム』山内昌幸著、角川選書332、2002年初版に
このような事が書いてありました。

『当時隆盛を極めた社会史研究には、歴史叙述を問題関心とする作品が驚く
ほど少なく、その余りにもミクロな仕事は現実に切り込む鋭さがなかった
ように思う。 多くはフランスのアナール派の受けうりか、せいぜい好事家
じみた仕事というほうが当たっていた。 薬やヤクザや浴場などの些末な
社会風俗に、歴史学者が余技ではなく、研究会やセミナーで<真面目>に
取り組む姿勢の滑稽さに笑いを抑えられなかったものだ。・・・』p143

でも、それでいいのだと思います。 かって政治史や戦史だけの歴史記述
に満足を得られない人達がいて、異端者として社会史を産んだ人達がいて。
やがて、それが広く学会に認められるようになるとそれに対する厳しい批判
がなされはじまる。 そのような相互批判、適度の緊張感の中でよい仕事が
生まれて来るものだと思います。 全ての学問の世界はかくあるべきでは
ないでしょうか。 しかし著者は、良質な社会史の成果から刺激も受けられ
たとも付け加えられていました。

韓国での地下鉄火災は大変な数の犠牲者が出た模様。亡くなられた方のご冥福
をお祈りします。 我々も胆にめいじるべきですね。 阪神淡路大震災の時
も「耐震構造になっているから安全」と云われていた高速道路が倒壊しました。 新聞には日本の地下鉄は難燃材で作られているとか云っても、車内に掲げられ
た広告(可燃物)の多さ。 それに今回のような放火といった爆発的火炎と
いう想定外の事態にすべて対処出来ると考えるのは余りにも早計。


BBSログ 投稿者:iida  投稿日:02月20日(木)00時04分26秒

BBSログを作っておきました。
インデックス化はまた時間が空いた時にでも。

ウィンドウズの皆様にはウィルス対策をお願いします。
毎日私のもとにはそれらしいものが数通届きます。

しかし、もとをただせばマイクロソフトのセキュリティーホールの
せいなので、なぜ消費者がさらにお金をはらわなくてはいけないの?
って気がするのですが。。。。

http://www.greengrape.net/bbs/bbs_2003/rbbs_0219.html


de facto standard 投稿者:Hiroshi  投稿日:02月19日(水)10時00分43秒

昨日は一日中、科研費の実績・成果報告書を作成してました。 この頃は書き
込むだけですむようにweb siteにtemplateが置いてあるので簡単のようですが、
Word2001の書類なので私の古いsoftでは読めません(涙)。 仕方がない
ので別のパソコンで作成してなんとか1日かけてほぼ完成。 

Mocrosoftが嫌いな理由の1つは、古いソフトでは新しいソフトで作成した
書類が読めないこと。 新しいソフトで作成した書類は立ち上げると自動的
に新しいver.で読み込まれるので、うっかり保存とかすればその後は古い
ver.では読めなくなる。 それに最近は何かと必要もないものまでも添付書類
で送る人が多いのですが、RTFにして送る人は殆どいない。 読めないのは
そちらの責任ですよ、て感じですね。 新しいソフトを買えばいいのでしょ
うが、最近のソフトが何かと重いので結局OSやパソコン自体も新しいのに
換えなければいけません。 こんな理由で強欲Microsoftを儲からせるのは
腹立たしいので私はまだ頑張っています。 しかし何時まで続くやら。 
数年前に名機Centris650を諦めたのはそんな理由からですが、、、

昨日一日中、悪態をつきながら、思わず最近の某国の1国主義に通じるもの
を感じてしまいました /(^o^;;