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昨夜は送別会兼サルサパーティ 投稿者:Hiroshi  投稿日:12月29日(日)15時29分07秒

昨夜は送別会兼サルサパーティーでおそくまで楽しく過ごしました。 
今度の先生はまた日本に来そうな雰囲気で(次回の先生は2回目で、しかも
今の先生のお姉さん) いつもの『涙、なみだ』の送別会の雰囲気ではあり
ませんでした。 それにしても昨夜はかなり踊りました。ちょっと馴れて
きたかな? 久しぶりに踊った複数の方から『うまくなった』と褒められ
ました♪ うまくなったというより積極的になっただけでしょう♪ 
あと回転技のバリエーションを広げないと! 来年は中級に上がりたい!


ロマネスク、このポルフォニー的時代 投稿者:Hiroshi  投稿日:12月28日(土)13時33分26秒

『トゥルバドゥール』は、かなりの予備知識を要求される本で、なかなか
ついていくのが大変。それでも、トゥルバドゥールと異端との接点を巡る
議論はそれなりに興味が引かれました。 以前この掲示板で何度も議論した
「異端」と「フランチェスコ派」との類似性が此処でも話題になってます。

『彼等(カタリ派)をヴォード派(ワルド派のことか?)ないしリヨンの
貧者たちとを取り違えるか、或いは混同してしまうことがあった。・・・』 
『・・彼等はただ単に、俗世に余にもぬくぬく安住していた公教会の中に、
清貧という福音書的理想を蘇らせるべく努力したにすぎない・・・アッシジ
の聖フランチェスコは、正にヴォード教徒達が挫折した点で、成功を収める
はずだ。p42-3    ( )は私の書き込み

またトゥルバドゥールの歌の起源については、その形式に限って云えば、
現在アラブ説、ケルト説など諸説がある中で、著者はグレゴリオ聖歌の流れ
を汲んだ「準典礼歌起源説」支持者。 典礼歌で確立された技法を、宗教的
なテーマーにではなく世俗のテーマに適用したものだとの説を主張されている
ようです。p194-197 それは、以下のような例を基に議論されていました。 

初期のトゥルバドゥールが活躍する頃に、サン・マルシャル修道院に集められ
た多数の写本の1つSM1。 これが筆写されたのは1096-1099年頃と推定さ
れているようですが(国立図書館、ラテン語写本1139)この中には初期の
トゥルバドゥール、ギョーム9世と極めて近い詩の構造があるそうです。 
それは、8音綴4行、4音綴2行の6詩行詩。 具体的に表すと、

(8, 8, 8, 4 ,8, 4)
In laudes Innocentium,
Qui passi sunt martirium, 
Psallat chorus infantium;
Alleluia
Sit decus regi martirum
Et gloria!

とは云え、著者もトゥルバドゥールがアラブの影響(アラブ起源説)を強く
受けていることは認めているようです。 

この起源を巡る議論の中で個人的に面白かったのは。 スーフィー、イスラム
神秘主義者、アル・ハッラージュの名前が出てきたこと。p222  彼も異端の
罪で処刑されるのですが、このマニ教的イスラム教異端者の名前が突然出て
くるのは、トゥルバドゥールがカタリ派の歌い手ではないかとのドウニ・ド・
ルージュモンの説(これはフランスではかなり受けているようです)に対して
の著者の厳しい批判に伴ったもの。 イスラム神秘主義に関しては10年程前、
沿岸戦争勃発時にかなり読み漁りましたが、思いもかけずこんなところに名前
が出てくるのは何か嬉しい! これも、縦糸横糸の世界かと。

有名なジョングルール、(書き手がトゥルバドゥールとするなら、歌い手の
こと)フーケ・ド・マルセイユが様々な王侯諸候に仕えた後、シトー会に入り
最後はトゥールーズ司教となってアルビジョア十字軍や異端弾圧で重要な役割
を演じたり、トゥールーズ大学の創立にも尽力したりとか。p49  まさに
ロマネスク期はポルフォニー的時代。『信仰の時代』に括ることの出来ない様々
な文化の開花した時代でもあったわけですね。 それが、同一人物にもこれら
幾つかの側面に顔を出すことを許していたということでしょう。 


出版社からクリスマスカード?! 投稿者:Hiroshi  投稿日:12月26日(木)13時05分19秒

アメリカ化学会雑誌であるBiochemistryからクリスマスカードが届きました。 
ここのところ「お得意さん」だからでしょうか? 論文投稿する出版社から
クリスマスカード貰うのは始めてです。 出版界も生き残りをかけ大変なん
でしょうね。 もちろん悪い気はしないですよね。 次回も其処に投稿したい
と思わせるじゃないですか! 勿論、NやSの次ぎと云う意味ですよ。 /(^o^;;


年末世相 投稿者:Hiroshi  投稿日:12月26日(木)08時21分21秒

年末は色々イベントがあり、その間隙を縫って、よその大学に実験しにいった
り、今日はフランスから共同研究者が来るので研究室に待機状態となかなか
忙しい。  そんな中で、世の中の動きもこのところ急展開て感じがしてます。 

まず半島情勢がきな臭くなってますね。 拉致事件に対する日本の世論の強硬
化には不安を感じるし、マスコミ報道が余にも画一的なのはさらに不安。 
2つの国家に振り回される拉致被害者・家族には複雑な心境。そんなこんなで、
『半島有事は夢物語か?』という政治的な議論はこちらでやってます。 URL↓

http://ko-na.com/non_bbs/non_hyouji.cgi?kee=afodens


モンサンミッシェル&音楽ソフト 投稿者:Hiroshi  投稿日:12月23日(月)10時46分56秒

貴賓室や騎士の間の天井はなかなか美しいですね。 全面に漆喰が塗って
あるのでしょうか? で、三階の天井はさすがに木造。

『トゥルバドゥール』筑摩書房1972年、を先日から読んでいるのですが、
その中に当時の曲が幾つか五線譜に書き出してあります。 音楽が全然駄目
なので、その曲を想像出来ず残念! たまたま、ラテンダンスのクラスメイト
で音楽の素養がある人に一曲歌ってもらいましたが、なかなか現代的な感じ。
 グレゴリオ聖歌とも違いましたし、私が持っている中世の俗曲、カルミナ・
ブラーナのCDの曲ともちょっと違う感じ。 ただし、1曲ではなんとも云
えませんが、、、 彼女云うに、高音部が多く歌いにくいとか。 何処か音符
入力したらメロディーが出て来るようなフリーソフトとかないものでしょうか?
何方かご存じであれば教えて下さい。  

で、この本の中で著者が云うには、

『中世の知識人を思い浮かべる時、人は余にもしばしば聖職者のことだけを、
ことに哲学者ないし神学者のことだけを考えがちであって、トゥルバドゥール
については何ら言及しない。が、12世紀の知識人であるためには、なにも
1つのやり方に限ったことではないのだ!』p28 

ここでこの著者、アンリ・ダヴァンソンは、あのル・ゴフの『中世の知識人』
1999/12/24書き込み、『>130万画素』より、 URL ↓ を引き合いに出し
てます。 同時代の異端、カタリ派の話しも詳しく書かれていて、なかなか面白そうです。

この週末ラテンダンスのクラスメイトと小旅行に行ってきました。28日には
今習っている先生がコロンビアに帰られますので、その送別会と年末はイベン
ト目白押し。

http://www.greengrape.net/bbs/rbbs_1999_1217.html


『モンタイユー』 投稿者:Hiroshi  投稿日:12月20日(金)14時15分28秒

では、ちと話題をロマネスクに戻して /(^o^;;
ル・ロワ・ラデュリの『モンタイユー』については真理亜様のイタリア掲示板
に書き込みしました。URL↓ #431-439
http://circle.excite.co.jp/bbs/list.asp?cid=o0300063&iid=3

とにかくこの本は面白い! 専門書でありながらフランスでベストセラーに
なったというのも十分納得出来ます。 それにしても、昔からフランスの読者
はレベル高い! むかし、昔。 私の専門分野でも、分子遺伝学者のモノー
が書いた『偶然と必然』がベストセラーになったとか。 あれも内容はとても
高度。 大学生の時に読みましたが、とてもついていくのが大変でした。

で、今その流れで読んでいるのが同じ著者の『新しい歴史』。 これは彼の
講演・論文集で、纏められたのが上巻が1973年で、下巻が78年。 内容は
総論的で、各論である「モンタイユー」に比べると私にはやはり難解。 ただ
8章の『新しい「死」の歴史』のところは以前、アリエスやヴォウベルの本を
読んでいたのでかなり判り易い。 

書き込みながら思ったのですが、やはり本来は各論があって総論があるわけで、
教育的な観点からも学習者は論理の筋道を辿れる各論からの方がいいはず。
しかし、現実には効率とかの問題があるので、まず我々は総論から習うこと
になり退屈な時間を過ごすことになります(汗)。 それに、これは私の独断
ですが、総論は所詮、目の前に与えられた事実から『この世界をどのように
理解するか』ということ。 そのうち学問が進み、間違いが見つかれば訂正
されるものだと思います。 それに比べ各論は、その解析が厳密でさえあれば、
仮説が崩れてもそのもの自体は生き残るもの。 さて、皆さんはどのように
お考えでしょうか? 
『新しい歴史』については、色々参考になりましたが、それについてはいずれまた。

<全イネ・ゲノム解読完成のニュース>
が昨日の新聞に出ていました。  URL↓ それで、更めて網羅的解析はコスト
パフォーマンスに優れているか? ということを考えてみました。 全ヒト
ゲノムの解読が完了して、それなりの時間が経った今、ここで落ち着いて考え
てみるのも必要かもしれません。 だって、これらのプロジャクトは全て税金
で進められたのですから! 
http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/back/news/top/top021219.html

これまでのところ、最初の衝撃的成果は? と考えると取り立ててない(断言)
確かにヒトの遺伝子が3万個だと数字で出したのは、精神的あるいは心理的な
効果はあったと信じるが、期待されていた『経済効果』の方はないですね〜 
あと数年すればビックリするような成果が飛び出てくるかもしれないが、、、
しかし、結局出てこないかもしれない。 勿論、長い目でみたらそれなりの
効果はあるのは当然です。 

さてこの教訓に立って、これからのプロティオミクス等の網羅的研究から経済
効果を期待するのはかなり難しいということになるが、果たして実際はどうな
ることでしょう? 最後はまたロマネスクから外れてしまいました m(_ _;; m

http://circle.excite.co.jp/bbs/list.asp?cid=o0300063&iid=3


予約トラブル 補足 投稿者:もり  投稿日:12月18日(水)23時12分01秒

みなさん 色々ありがとうございます。

>でも肝心の車が出払って 無かったりして(そういうこともあるそうです)。

伝聞ですが、上記は どこの会社のことかは不明ですが、
自分の前に借りた人が 返却予定日に きちんと返さなかったので
自分に車が回ってこなかった、ということだそうです。

ロマネスクの話題ではなくて、すみません。


ガソリンと言えば、、、(改行版) 投稿者:oimo  投稿日:12月18日(水)07時46分20秒

失礼、”i-mac”を使っていたので改行をわすれました。(自慢か?)

盛り上がりついでに体験をひとつ。

無人のガソリンスタンドでは、クレジットカードが使えないところがある
ので注意してください。(ドイツでの一つの体験話ですが)この時は、
レンタカーを返す前で、しかも列車の出発時間が迫っていて焦ったの
ですが、ヨーロッパならたいていどこでも使えるECカード(よくレジで
みかけると思いますが、EU主要国なら共通のデビットカードです)なら
ば清算OKなので助かりました。カードが使えそうでも、クレジット
カードは駄目、にご注意です。

では


ガソリンといえば、、、 投稿者:oimo  投稿日:12月18日(水)07時44分22秒

盛り上がりついでに体験をひとつ。

無人のガソリンスタンドでは、クレジットカードが使えないところがあるので注意してください。(ドイツでの一つの体験話ですが)この時は、レンタカーを返す前で、しかも列車の出発時間が迫っていて焦ったのですが、ヨーロッパならたいていどこでも使えるECカード(よくレジでみかけると思いますが、EU主要国なら共通のデビットカードです)ならば清算OKなので助かりました。カードが使えそうでも、クレジットカードは駄目、にご注意です。

では


ガソリン補給 投稿者:Hiroshi  投稿日:12月17日(火)07時52分07秒

この前から、レンタカーの件が話題になっているのですが、私の場合全て
入欧はフランクフルト着で現地調達。 しかも、 昔からHerz No1メンバー
でしたので専用カードもあり、日本での予約する場合も、現地で飛び込みで
レンタカーする場合も全てスムーズでした。 フランスでレンタカーすると
なると、苦労するということでしょうか(笑) ま、一般的に云ってこんな点、
ドイツはしっかりしているのは云えますね。 英語も大抵通じますから。 
EUになってもなかなかお国柄というのは変わらないものなのでしょうね。

ガソリン補給は色々なタイプの給油器があるようです。 持ち挙げれば自動的
に給油出来るもの、さらに下のノブを上に持ち上げないと給油出来ないもの
など。 図示してあったので、見れば大抵判ります。 で、満タンの場合は、
大抵自動的に一回給油が切れます。 で、さらにノイズを握って入れ出すと、
今度は切れないのでその時注意が必要ですね。 ま、切れた段階で止めても
十分ですけど。


車の予約 投稿者:もり  投稿日:12月17日(火)02時06分23秒

そうそう、予約が伝わっていないこともありえますよね。
そうなると、私も言葉の面で苦労してしまいます(苦笑)。
予約確認書が郵送されたので、それをコピーして複数枚持って行きます。
でも肝心の車が出払って 無かったりして(そういうこともあるそうです。)

私の場合 モンバールまで電車で行って その日(元日)はモンバールで泊まって
翌日モンバールで車を借りた方が時間の節約になるのですが、
なまじ祝日なだけに ある程度大きな街でないと
色々な面で心細い気がして、ディジョンを拠点にすることにしました。

ガソリンの給油は、ノズルをずっと握っていないと入らないのだと
なにかで読みました。
なんだか、入れ過ぎてしまいそうですが。。。
支払は事務所へ 使った機械の番号を言って精算したり、と色々のようですね。


モンサンミッシェルの回廊の件は
Hiroshiさんも 腑におちていらっしゃらなかったようなので、
細かいことをつっこむようだな、とは思ったのですが、
書かせていただきました。こちらこそ すみません。

手前の列の2本の柱の間から その先の列の柱が1本見えるのだな、と理解しました。
今後も楽しみにしています。


Herz 投稿者:iida  投稿日:12月16日(月)02時00分17秒

ディジョンというかモンバールでレンタカーを
かりようとしたとき(フォントネ行き)ですが、
予約したはずのなのに伝わってませんでした。
しかしすぐ貸してくれてあっけないことでした。

私はそのときはバッグがまだ飛行機からでてこず
辞書なしでしたのでクレジットカードをはじめ
書類作成にたいへん手間どりましたが、
おっちゃん(整備工場兼)はにこにこしながら手続きしてくれました。

いいのかこれだけフランス語通じない相手に車貸して、と
思うくらいでした。

こちらもちゃんとはなせれば予約も確認できていたと思うので
なんともいえませんが。

あとガソリンも補給もとまどうので要チェックです。

モンサンミッシェル
どうもわかりにくい表現ですいません。
今日は食堂室、貴賓室を編集していましたが、
完成できなかったのでまた後日。


レンタカー と モンサンミッシェルの回廊 投稿者:もり  投稿日:12月15日(日)22時44分06秒

レンタカーはHertzで予約しました。
保険の補償額や免責額などを、電話で 日本語で確認したかったので。
あと、営業所がちゃんと開いているかどうかも。

でも 日本でのピーク時で 航空運賃が高いのが痛いので、
(この時期でないと行かれないのです)
次回は色々調べて、レンタカーは少しでも安くあげたいです。
色々ありがとうございます。

ミシュランのページでルート検索をすると、高速料金も表示されました。
おっしゃるとおり、有料の区間もあるようです。
料金所では空いているからといって
ETCの所へ行かないように気を付けないといけないですね。

>フランスでは、前の車が信号が変わったことに気付かない時に、後ろの
車が体当たりで親切に教えてくれているのを何度も目撃したことが
あります。(ま、これは、パリ市内だけなのかもしれません)

ぼおっとしていて 修理代を請求されるハメにならないようにしないと。。。

ドイツのアウトバーンにはスピード制限がないという人がいますが、
実際には制限速度があるんですよね??


ところで 先日 モンサンミッシェルを
6年くらい前に放送されたTBS「世界遺産」のビデオで見ていたら、
ナレーターが回廊の柱は互い違いに 2列になっていると言っていました。
それを聞いて、iidaさんがこちらのページに
「柱は3本一組で2重に配列されている」と書かれている その意味が、
やっと分かりました。


興奮は冷めやらぬ間に 投稿者:Hiroshi  投稿日:12月14日(土)13時23分59秒

と、言うことで仕事の合間に1つだけ。 ヒトゲノムプロジェクトの最大の
功績の1つは、『ヒト遺伝子が有限である』と言うことを我々に再確認させ
たこと。 、、、ま、当り前ですが。 

この限られた3万個の遺伝子から(4000個遺伝子を持つ大腸菌の10倍
にもならない!)如何にして多様性を確保するか? それは遺伝情報がDNA
だけに限定されるとすれば説明がつかない。遺伝情報の流れの各段階で情報
が『修飾』されることが必要では? 我田引水ですが、、、

あと私流に付け加えれば、人間の持つ「情報」は「遺伝情報」だけではない。
「文字情報」こそ我々を人間たらしめているものだと思っています。 
文字も遺伝子も共に複製し、子孫に受け継がれ、また修飾される(書き変え
られる)「情報」という意味では同じもの。


パシフィコ横浜 投稿者:Hiroshi  投稿日:12月14日(土)10時56分37秒

に暫く学会で行っておりました。「イタリア」の真理亜様にもお会いでき、
横浜そごうで開かれていた「ヨハネ・パウロ二世美術館所蔵展」展示の
作品など、解説して頂きました。 有難うございました。 m(_ _)m

ところで、今度の学会は最初の予想とは大違い、とても触発されました。 
同じような周辺の仕事をしている人達がいるのを発見! しかもそれぞれ
全く別の分野からの参入でした。 まだまだ接点は見つかりませんが、
今はマグマが溜まりつつある状態かも?? オチオチしておれません!
意外と将来激戦区になる? それにしてもその関連の仕事は今年のScience
に発表されていたとのことでした。 全く見逃すとは情けない!

ところでゲノム・プロテオームに対抗して、ヌクレオームなるネイミングも
出てきました。 尤も勿論ネイミング云々の問題ではなく全ては中味。
まだ色々レスしたいですが、何しろ仕事(と予定)が溜まっているので
ここらで失礼。


レンタカー@ヨーロッパ 投稿者:oimo  投稿日:12月14日(土)09時18分37秒

もり様、
そうそう、レンタカーといえば、もう予約はされたのでしょうか?
ドイツの場合、米国系の大手は日本でも予約が窓口でできるのです
が、ドイツの国内専門業者のほうがかなり料金が安めです。この
業者の場合、インターネットで予約ができました。フランスでは
どうなのでしょうか?米国系よりフランスの業者の方が、営業拠点
などの点で手厚いかもしれません。

後、タクシーで、とか、乱暴な運転、ですが、ドイツではタクシーは
まず客は助手席に乗る習慣になっています。しかも、ドイツはさすが
にポルシェとアウトバーンの国もあって、ボロいタクシーも結構な
スピードをだします。会社の仲間内ではまず、空港まで無事だったら
大丈夫、というのは、冗談ではなく真面目にそうでした。

フランスの高速道路は一部有料だったと思います。それと、ドイツほど
はスピードは出さない(遊びに来た友人は230km/hだして喜んでいましたが)
フランスでは、前の車が信号が変わったことに気付かない時に、後ろの
車が体当たりで親切に教えてくれているのを何度も目撃したことが
あります。(ま、これは、パリ市内だけなのかもしれません)
この話が嘘でないのは、パリの街の道路をよく見れば、方向指示器の
黄色や赤の破片はいっぱい散らばっていることを見れば納得してもら
えるかと思います。(芸術的縦列駐車の結果でもあるわけですが)

では


レンタカー@ヨーロッパ 投稿者:oimo  投稿日:12月14日(土)08時29分50秒

もり様、
そうそう、レンタカーといえば、もう予約はされたのでしょうか?
ドイツの場合、米国系の大手は日本でも予約が窓口でできるのです
が、ドイツの国内専門業者のほうがかなり料金が安めです。この
業者の場合、インターネットで予約ができました。フランスでは
どうなのでしょうか?米国系よりフランスの業者の方が、営業拠点
などの点で手厚いかもしれません。

後、タクシーで、とか、乱暴な運転、ですが、ドイツではタクシーは
まず客は助手席に乗る習慣になっています。しかも、ドイツはさすが
にポルシェとアウトバーンの国もあって、ボロいタクシーも結構な
スピードをだします。会社の仲間内ではまず、空港まで無事だったら
大丈夫、というのは、冗談ではなく真面目にそうでした。

フランスの高速道路は一部有料だったと思います。それと、ドイツほど
はスピードは出さない(遊びに来た友人は230km/hだして喜んでいましたが)
フランスでは、前の車が信号が変わったことに気付かない時に、後ろの
車が体当たりで親切に教えてくれているのを何度も目撃したことが
あります。(ま、これは、パリ市内だけなのかもしれません)
この話が嘘でないのは、パリの街の道路をよく見れば、方向指示器の
黄色や赤の破片はいっぱい散らばっていることを見れば納得してもら
えるかと思います。(芸術的縦列駐車の結果でもあるわけですが)

では


サン・ジール 投稿者:もり  投稿日:12月12日(木)23時35分35秒

iidaさま
フォントネからアヴァロンへ行かれた時のページ、以前拝見しました。
大変だったようですね。
ヴェズレーの丘からの眺め、楽しみにしています。
晴れているといいのですが。

サン・ジールについての山本さんの論文も拝見しているところです。
参考にさせていただきますね。
また 重点的に写して来てほしいポイント等があれば ご連絡下さい。


ヴェズレーへのバス その他 投稿者:もり  投稿日:12月12日(木)22時29分59秒

>運転がとても乱暴だとか? お気をつけ下さいね(笑)

一般道でも飛ばすらしいですね ーー;
イタリアの方の運転は一般的に また一段とあらいのかも知れませんが、
イタリアで数日間、タクシーの助手席に乗って回った(人数の都合で)時は
毎日寿命が縮まる思いがしました。
路地が入り組んだ所でも結構なスピードでお互いにつっこんで来ますよね。
でもドライバー氏は自信があるのか、終始涼しい顔でしたが。。。
気を付けます。

予約したホテルからメールにワード文書とパワーポイントファイルが添付されてきたのですが、
パワーポイントはインストールしていないし、ワードもバージョンが当方のより上だったので、
開けませんでした。で、FAXで再送してもらいましたが、
(予約確認書とホテル周辺の地図でした)
一般家庭にパワーポイントのファイルなんぞ、送りつけて来るな〜と思ってしまいましたが、
家のPCにも皆さんパワーポイントを入れているものなのでしょうか??

参考になるかどうか分かりませんが、先日現地の観光案内所に確認したところ、
アヴァロン〜ヴェズレー間のバスの運行ダイヤは以下のとおり。

アヴァロン 19:58→ ヴェズレー20:41 金曜日のみ
ヴェズレー AM05:24→ アヴァロンAM06:12 月曜日のみ
・・・どうもこの便だけのようです。

あと、思いっきり間違えていましたが、「左ハンドル車は初めて」です。
外車にはご縁がありません。


ドゥルーズ 投稿者:iida  投稿日:12月12日(木)00時49分35秒

といえば、ガタリ君はおげんきですか?

私のばあいデリダの著作が足下に積ん読状態です。
百人一首も読み終わったのでつぎはなににしようかと
思っているところです。
百人一首の最後の二首は胸つかえる歌ですねえ。
しらなくてはずかしい(恥)。


ベズレーの丘 投稿者:iida  投稿日:12月12日(木)00時46分46秒

もり様:レンタカーフォントネー〜ベズレー付近のこと
おぼえていればいいのですが無我夢中だったせいかあまり
おもいだせません。
しかし、ご存じでしょうけどベズレーの丘はふもとからみると神々しくて
いいですよ。

サンジールデュガールの写真ぜひお願いしますね。
ってそればかりですが、亡くなった友達のテーマだったので
今でも気にかかっています。

>ルビコン河
私の場合ルビコン河がどこにあるのかもわからない状態です。
私も自分のルビコン河をみつけてわたってみたいと思う今日この頃。



>iPod
ついにやっちゃいましたか。20GBモデル?
今日は私はショスタコーヴィッチの交響曲をiPodで
聴きながらかえってきたのでした。


iPod 投稿者:oimo  投稿日:12月11日(水)21時27分01秒

買ってしまった、、、もう、Apple Storeにどっぷり
泥沼です。HiroshiさんもiPodいかがですか?

フランス行きといえば、来年の4月に学会でフランスに
いけたらいいなぁ〜って、とこでしょうか。最近、
ドゥルーズという、哲学者に凝って、平凡社ライブラリー刊行
の「スピノザ」他、原書をAmazon.frから買いました。
送料は3冊、普通便で18Euroでした。ご参考まで。


渡ってはみたものの、、 投稿者:Hiroshi  投稿日:12月10日(火)08時46分44秒

更めて学会のプログラムを眺めてみたら。 直接自分が関係する分野がない
ことに愕然。 たしかに演題出す時も何処に出していいものやら困りました。
癌研究はとっくの昔に止めてしまったし、看板にしている脳研究だって直接
やっているわけではないマガイモノ(汗)。 限りなく基礎研究に近い、
と言うか基礎研究そのもの。 

自分の技術では、これからの癌研究の流れについていけないと思い、ルビコン
河を渡ったつもりでいたが、たどり着いた対岸は、まさに海のものとも山の
ものとも判らぬ荒地。 う〜ん、これからが大変だ!


>もり様 投稿者:Hiroshi  投稿日:12月10日(火)07時40分33秒

レンタカーですか! フランスはシュトラースブルグ近辺でしか運転したこと
ありません。 パリでレンタカーしようとしたら皆から止められました。
運転がとても乱暴だとか? お気をつけ下さいね(笑)

「ロマネスク美術を索めて」
を読んだことがあるような気がしますが、いま1つ内容が浮かびません。
でも色々なとこでお名前だけは耳にする先生でした。 
ご冥福をお祈りいたします。

学会
明日から分子生物学会で暫く横浜です。 昨日は一日バタバタしてました。 
早朝の飛行機ですが雪で飛べるか心配です。 何しろ初日発表なんで、、 
でもポスターなので意気がいま1つ、、、(汗)

昨夜は早々と研究室の忘年会でした。 席上、それぞれ来年度の抱負という
のを言わせられて、『最近の、すぐ役にたつ成果を求められる、学問の世界
の現状を批判しつつ、ルネッサンスの巨匠を見習い、世の中の要求に答え
ながらも歴史に残る仕事を残していきたいなど、酒の勢いを借りて、大層な
ことを口走ってしまいました /(^o^;;


初レンタカー 投稿者:もり  投稿日:12月09日(月)22時33分55秒

この年末年始に渡仏することになりました。
オフシーズンのうえ 向こうもクリスマスから1月7日にかけての休暇の時期のため
公共交通機関の便の激減、目星をつけた宿泊施設が軒並みクローズ、、、
などの悪条件が重なっているため、思い切って
今回初めてレンタカーでも移動することにしました。
右側通行、右ハンドル車は初めてなのでドキドキです。
(私はナビのみ務めますが、私も同行者も幸い、マニュアル車の運転には慣れています)

ミシュランのページ http://www.viamichelin.com
でルート検索したり 1/200,000の地図を眺めた結果、以下のルートで走ろうと思っています。

アルル〜N113〜N572〜サン・ジール〜N572〜N113〜N570〜D17〜モンマジール〜D78〜レ・ボー
(この日はアルル泊)

アルルからディジョンへ鉄道で移動した後 別の日
ディジョン〜A38〜D905〜D32〜フォントネー〜D32〜D905〜D980〜ソーリュー〜オータン
(この日はオータン泊)

また別の日
オータン〜D980〜N6〜D957〜ヴェズレー〜D957〜アヴァロン
〜N6〜D50〜N146〜A6〜A38〜ディジョン
(この日はディジョン泊)

この道の方が走りやすい とか ここの区間は景色がきれいだ等
ご存知の方がいらっしゃったら、教えていただければうれしいです。

でもその前に飛行機が予定通りに飛んでくれるかどうか ^^;
前回は機体の整備不良のため欠航となり、空港のそばのホテルに泊まるハメになりました。


吉川先生が亡くなったそうです。 投稿者:iida  投稿日:12月07日(土)16時28分06秒

フランス中部のサン・サバン修道院のロマネスク建築と壁画の美術史学的研究で
国際的評価を受けた吉川逸治先生、私の友人も手紙で述べていますが、なくなら
れたそうです。

御悔やみ申し上げます。

http://www.asahi.com/obituaries/update/1206/004.html


>iPod 投稿者:iida  投稿日:12月06日(金)01時07分07秒

iPodコンパクトではやいハードディスクは便利ですよ〜
と背中を押してみる。
職場と家のマックでデータを共有したりしています。
通勤途中にスケジュールみたり、電話番号見たりとか。
巨大なパワーポイントデータもはいりますし。
最近プレゼンデータがどんどん大きくなり、
50メガくらいになることもしばしばです。

バイオインフォマティクスはこれからタンパクとその化学修飾、
特に糖鎖関連と複雑になっていくのをフォローしていくでしょうから
ますます求められるものになりそうですよね。

僕はDual CPUのPower Mac G4欲しい〜。


i-podとバイオインフォマティックス 投稿者:oimo  投稿日:12月06日(金)00時17分53秒

oimoですが、

物欲を抑えようにも、iPodは抑えられそうにありません。
やっぱり、20Gの方なのかなぁ〜どうしませう。
いま、MP3プレーヤーは持っていますよ。30gぐらいだから
重宝してますが、さすがに、CD一枚しか入りません。

バイオインフォマティックスといえば、昔の上司に、それに
商売替えしないかと、けっこう真剣にいわれていたりします。
なんせ、並列処理とか、データベースがらみのマイニングとか
いろいろ周囲でやっていますから、、、、、


DNAチップ 投稿者:Hiroshi  投稿日:12月05日(木)18時43分58秒

説明が足らなかったですが、複数の細菌(未知の細菌でも構わない)のゲノム
をあたかも1種のように扱い、全ての遺伝子を『網羅的』に解析するという
意味です。 ヒトの遺伝子が3万個ですよね。 大腸菌が4000個、大腸菌
並みの細菌が10種類で協力してプラスチックを分解している場合、4万個、
つまりヒト並みの遺伝子数(!)になりますが、実際には既に膨大なデーター
ベースがあるので、かなりの数の遺伝子はそこから引き算して解析しなくても
いいことが期待出来る。 フローラ(複数の細菌)の全ゲノム、数十万個の
遺伝子断片を載せたDNAチップを作って、それを用いて解析する、とかいう
ことになるでしょうか? 種を越えて遺伝子集団がある生態系(プラスチック
分解世界?)を構成してるという発想でしょうか?

いずれにせよ、もうこうなると私の手の出せる仕事ではありません。 本当に
ゲノム研究は我々の手の届かない世界になりつつあります。 工学系、バイオ
インフォマティックスの世界ですね(涙)  

染色されないタンパクというのは染色の問題なのでしょうか?(CBBとか銀
染色自体の問題?)それとも2Dでは解析出来ないという意味なのでしょうか?
 2DのData baseは此処で誰でも調べられます。URL ↓

今日は一日かかってポスターを仕上げました。来週から分子生物学会で横浜。

http://www-lmmb.ncifcrf.gov/EP/table2Ddatabases.html


>発想の転換 投稿者:iida  投稿日:12月05日(木)12時37分47秒

よく理解できていないの誤解かもしれませんが、
超高熱微生物や海洋性微生物は培養がむずかしく、
直接DNA断片をPCRでひろってきてライブラリをつくる例もあるようです。

まあ、しかし私のところでは最先端装置もないので地道にスクリーニング
しました。

光合成細菌にも絶対嫌気性のものがいて嫌気チャンバーの中で
作業するのだとか。たいへんそう。

ところでタンパク質の2Dゲルで染色されないタンパクもあるようですね。

>Oimo様
iMacでMacOSXは快適に動いていますか?
あとiPodがあれば通勤やながら聞きにはぴったりですよ(笑)。
iPodはスケジュールもみれるし(書き込みできないけど)、
なかなか便利です。
お正月にiPod2 がでるとかでないとか。

ロマネスクは今週末にでもとりかかります。


発想の転換 投稿者:Hiroshi  投稿日:12月05日(木)07時54分16秒

先日ゲノム関係の先生と話してしたら、この様な話題が出ました。 
ある病巣から細菌を分離しゲノム解析たいのだが、絶対嫌気性菌(酸素が
あると死滅するやつですね)なので分離が難しい。 それなら、フローラ
(病巣にいる全ての細菌を1つの種のように扱って)ごとゲノムライブラリー
を作成し、それで解析するのも1つの方法論かな?と。 確かにこれは1つ
のアイデア。 最近はゲノムチップ等、解析技術がとても進んでいるので、
発想を逆にしてみることも可能かと。 これは他の場合にも使えるかもしれ
ませんね。 、、、例えばプラスチックを分解するフローラごと扱うとか?


γ補正と i-mac (^^ 投稿者:oimo  投稿日:12月04日(水)10時00分03秒

γ補正に関して、ワタクシは説明できないので、
http://www.colormatched-catalog.com/NewFiles/sample.html
を参照して下さい。マックとwinの違いについても
非常に明快に書かれています。

本は読まれてこそ華だし、こういうときに蔵書印買っておいて
良かったと思ったりします。うれしがり(関西弁)かもしれませんが。

昨日来たマックに朝5時まで付き合ったおかげで、今日は休暇をとって
またマックとおつきあいです。でも、仕事するんですよ、、、


γ補正 & 社会史家の視点 投稿者:Hiroshi  投稿日:12月04日(水)08時22分39秒

γ曲線て何ですか? 私のモニターの場合、「γ補正なし」にするとくっきり
見えるような気がしますが、目が疲れそう。

>一応ロマネスクネタを書くと、カタルーニャのロマネスク本を貸してほしい
>という人が現れたので、

こういうのって、結構嬉しいですよね!

社会史家の視点
『モンタイユー』の著者は異端審判自身というよりは、中世南仏の農民の生活
に視点を合わせているので、その思想的背景については今のところ殆ど触れら
れていません。 とは云え、やはり原史料が異端審問調書ですから、端々にそ
れはうかがえます。 例えば以下のような記載は、モンセギュールの陥落から
半世紀を経った後でも、以前として正統神学は田舎の聖職者においては、行き
渡っていなかったことがよ〜く判ります。ましていわんや俗人では当然ですね!! 

『四年前のある日曜日のことであります。ミサの為グーリエのサン・ミシェル
教会に人々が集まったのでありますが、・・・両人とも聖職者でありますが、
この二人がラテン語で議論を始めました。先ほど名を挙げました私ども俗人
には、二人が何を言い合っているのか判りませんでした。 ラテン語の議論
の後、ベルナール・フランは突然俗語で話し始め、そして断言したのであり
ます。 神様は二人いる。一方が善くて、もう一方が悪いのだ。そこで私ども
は大いに異を唱えたのであります』p61 あるいは、

『村の広場は機能的に---簡単に言えば、寸分の違いもなく---十九世紀の自由
思想家たちのカフェと同じ役割を果たしている・・・論争の過程では、「二つ
の神」の存在をめぐるカタリ派びいきの意見が、まるで殴りあいでもするよう
に激しく飛び交った』p97 (著者はこれを述べるにあたり、審問書を引用して
いないが、原書には引用ページの記載があったかもしれない。 あとがきで
訳者は、原書にあったこの手の索引は印刷事情により割愛したとの但し書き
がありました)

我々同様、当時の人達、特に俗人にとっても、正統神学はとても微妙で、
理解に苦しんだことだったようですね!!!


i-mac 投稿者:oimo  投稿日:12月04日(水)00時04分30秒

とうとうi-macがやってきたのですが、US-Keyboardにしたんで、半角との
入れ替えがキーボードでできないんですかね??英数キーがありません。

そうそう、ワタクシの壁紙ページですが、なるほど、マックで見るとγ曲線
の違いからだいぶんと明るく見えますね。あと、i-macの液晶は良い液晶
なんでしょうが、コントラストが強くて、プログラマー的には、安物液晶
のほうがありがたかったりします。

一応ロマネスクネタを書くと、カタルーニャのロマネスク本を貸してほしい
という人が現れたので、ワタクシ的にもうれしいです。

では 


ル・ロア・ラデュリのアリエス批判 投稿者:Hiroshi  投稿日:12月02日(月)15時15分01秒

モンタイユー下巻は、まずフィリップ・アリエス批判で始まりました。 
以前もiidaさんが書き込まれたように、アリエスは西欧における「子供の発見」
で有名ですが URL↓ 『アリエスといえば』2000/6/12書き込み分 

ル・ロア・ラデュリはアリエスが指摘した、旧制度下においては農民は自分の子
供に対し冷淡であり、可愛がったりする存在ではないという見解に異を唱えて
います。 その証拠として、ジャック・フルニエの異端審問調書には以下の様
な記述があるそうです。

『・・彼女は出発する前に子供を一目見たいと思ったのであります。・・・何度
もこういう具合で、どうしても赤ん坊のもとを離れかねたのでありますが・・』p14 

またあるいは別の箇所では、瀕死の赤ん坊に異端の救慰礼の執行に踏み切った
あとで(異端信者として肉食その他を完全に絶たなければならないので、授乳
も禁止される)赤ん坊が乳を欲しがるまで回復したことから、母親が授乳した
件について、

『・・・わたしはいいつけを守ことが出来ませんでした。娘が目の前で死んで
行くのを見るに忍びなかったのであります。それで私は乳を与えまた。・・』p18

彼はアリエスが昔の作家たちからの都合のよい部分の引用とその史料の選択
に問題があるとのべています。p10 どちらが正しいのかの判断は私の能力を
越えますが、注目すべき指摘でしょう。

それにしても、下巻の見開きに添付してあった詳細な地図によれば、舞台の
モンタイユー村はあのモンセギュールの砦まで直線距離にしてわずか10キロ!
山道だとしても歩いて一日の距離ですね。 さもありなん、て感じでした。

http://www.greengrape.net/bbs/rbbs_2000_0620.html


『モンタイユー』はまさに中世社会史 投稿者:Hiroshi  投稿日:11月30日(土)14時52分32秒

著者紹介をみるとE・ル・ロア・ラデュリはアナール派の領袖の一人とあるので、
成る程と思った次第。 わずか200人ばかりの感村モンタイユー。 その中
にも2つの社会が、羊飼いと定住農民の社会が、お互い交流しながらも、異な
るメカニズムで動いていたよう。前者が長距離移動放牧というライフスタイル
に適した自由な人間関係と貨幣経済に特徴づけられるのに対し、後者は何より
も「家」を基本にした権力構造。 ようやく上巻を読み終えた段階ですが、
今のところ異端審判に関する詳しい記載はなし。下巻で出てくるのだろうか?
ただし読んでいて、少し疑問に思った点も。 例えば尋問調書にこのような
記載がある。

『今から、18年程前・・・夏期放牧中のある夕、太陽が沈む頃でした。私は
ブロ家にパンを運びましたが、それはこの家の人達がパルサリアの羊の番をして
いたギョーム・ブロと私の倅レモン・ブネにパンを届けられるようにする為でした・・』p178

18年も前のことである。 如何に活字世界の中で生きている現代人と、
すべて非文字化世界の中で生きていた中世庶民の間に、記憶力において大きな
差があったとはいえ、このように鮮明に覚えておけるものだろうか? 著者は
特に注意を払うこと無く、これらの供述を元に議論を展開しているが、私とし
ては?と思うことがしばしば。

またまた懲りずに、ラテンイベントに挑戦 /(^o^;; 昨夜が練習初日といえ、
後練習は2回のみ、本番までに覚えられるだろうか(汗) 今度も当日朝から
の猛練習が必要のよう。 今回はサルサ主体で初級と中級クラスの合同チーム。 


ところで、日曜の「世界遺産」はバチカンです 投稿者:Hiroshi  投稿日:11月29日(金)16時09分08秒

しかも1時間特集。 今読んでいる『モンタイユー』も原史料はバチカン文書
の4030号手稿本だそうです。 異端審判の陣頭指揮を行った、当時パミエの
司教ジャック・フルニエがその後、法皇ベネディクトウス12世となって文書
がバチカンに移されたからとか。そんな古文書とかも出てくるかしら? URL↓ 

ちなみにこの文書、最終的には当然ラテン語で記録されたわけですが、草稿
の段階ではオック語やガスコン語など、地方の言葉でも記録されていたとか。
フランスで出版された本には「オクシタニーの村 1294-1324年」の副題が
ついているそうですが、これは「オック語を話す地方の村」という意味で、
当時フランスもスペインもない時代にはピレネーの北麓からカタルーニアまで
は長距離移動放牧という活動もあって一体だったとのこと。 オック語や
ガスコン語、それにカタルーニア語等々が入り乱れての地方だったようです。

http://www.tbs.co.jp/heritage/20021201/onair_p.html


i-Mac 投稿者:oimo  投稿日:11月29日(金)09時17分39秒

物欲をこれ以上煽らないでくださいよ、、、(笑)

フラットスキャナーも買ったので、ブローニーフィルムの
スキャンも可能になりました。あ、これ、iMacにつけようかな、、、

うちのiMacは寝床での仕事用なんです、建前は、、、
しかし、やっぱり、ここで煽られたとしか思えない(笑)


う〜っ、話しについていけない(涙) 投稿者:Hiroshi  投稿日:11月29日(金)07時53分40秒

何しろMac OSはいまだに7.6.1、パワーポイント移行も済んでいませんから、、、


>iMac 投稿者:iida  投稿日:11月29日(金)05時44分23秒

お、いいですねえ。
iPhotoやiTunesで楽しめますよ。

いやいやそれよりoimoさんに興味あるのはBSD関連のオープンソース部分でしょうか。
Apatchもついてますし。

Linuxでブートもできるんでしたっけ?

私はUnix関連はまったくつかってませんが(汗)。
私もデスクトップ買いたいなあ、と思う毎日。


i-Mac 投稿者:oimo  投稿日:11月29日(金)01時37分24秒

買っちゃった。熱にうなされていたとしか思えません、、、


>お金の流れ 投稿者:iida  投稿日:11月27日(水)20時06分03秒

私の所属は直接は関係できないのですが、
じ〜っと眺めておきました。

大臣や科学技術委員会の方達の会議の議事録も読むことができ、
なかなか有意義でした。この議事録読むとなかなかずっこける
表現もあったりアメリカと日本の予算状況の話もあって面白かったです。

来週は大阪で恩師の絡む国際ワークショップがあるので、
準備中です。それが終わったらまたロマネスクの原稿しあげる予定です。


お金の流れ(汗) 投稿者:Hiroshi  投稿日:11月26日(火)10時39分07秒

科学技術関連予算の優先順位が報告されてます。 私が注目したのは新たに
スタートする、厚労働省関連の「疾患関連蛋白解析プロジェクト」の40億
円で、S(特に重要な研究課題であり、積極的に実施すべきもの)にランク
付けされたこと。 あと文部科学省関連の「脳科学総合研究の推進」が106
億円で、A(重要な研究課題であり、着実に実施すべきもの)に残ったこと。 

Iidaさん関連だと、文部科学省関連と、農林水産省関連でバイオリサイクル
関連が特にSにランク付けされ、それぞれ20億円、14億6千万円程概算
要求されてましたよ。 我々の研究費申請の目安になるかも。 HPはこちら
URL↓。 資料はpdf↓で配布されてます。 
http://www8.cao.go.jp/cstp/siryo/haihu22/siryo1-2.pdf
http://www8.cao.go.jp/cstp/siryo/haihu22/siryo1-3.pdf

、、、それと、 C(研究内容、計画、推進体制等の見直しが求められるもの)
に決まったものにはこの先希望がない、ということでしょうか(冷汗)

http://www8.cao.go.jp/cstp/


『モンタイユー、ピレネーの村 1294-1324年』 投稿者:Hiroshi  投稿日:11月25日(月)16時53分55秒

後の法皇ベネディクトウス12世、当時パミエの司教であったジャック・
フルニエが陣頭指揮して、わずか人口200人程度の寒村、モンタイユー
の異端審判に当たった事の顛末を詳細に記録したドキュメント。 
も〜う面白いの一言!! 彼はこの報告書の中で、異端審判関連のみならず
農民の日常生活まで事細かに記録し、当時の農民の生活を知る第一級の史料
になっています。 この報告書は現在バチカンの図書館に保存されている
とのことです。 時代はあの「モンセギュールの陥落」が1244年ですから、
それから半世紀後、カタリ派は散り散りとなって南仏の山間部に逃亡しながら
布教をし続けていたようです。 とにかくこの本は記載がとても詳しい点が
凄い! 例えば一人の羊飼いに焦点を当てて事の顛末が語られるという筋立て。
 例えばこんな記載もあります。

『モリは完徳者に挨拶してから、パンをとりに二階に上がった(ブドウ作り
と牧羊を両方している典型的な農家では、台所は穴蔵の真上にあたる二階に
ある。そして穴蔵はすぐ羊小屋に続いている。アイヨン地方の家では一階に
台所があるから、間取りは大分違っている)・・・』p126 
完徳者=カタリ派の最高位の指導者

どうです、 まるでその場にいるような感じでしょう? 此処以外のところ
ではモンタイユー村の農家の間取り(上記のものとはまた違う)についても
説明されていますが、それを読むと「密告者は如何にしてカタリ派の密会を
盗み聞きしたか」が、よ〜く判ります♪  著者はこれらをすべてをバチカン
文書から読みとりしています。 これはまだ行われていない、モンタイユー村
の発掘調査がされれば、確定出来ると著者は述べています。

ところで1308年、全モンタイユー村の村人全員が異端のかどで拘束状態
におかれるのですが、これは放牧等で村外に出ていた羊飼いも含めて、全員
が「聖母の祭」の為、村に集まってきたから。 つまり、

『・・村人は聖母マリアとカタリ派の神を一緒に礼拝していた・・』p95 

ということ。 これで考えられることは当時の村人には、
(1)伝統的カトリックと異端のカタリ派の教義間に矛盾を感じるとこなく信仰していた。 
(2)この時点で村人には異端の嫌疑で迫害を受けるという切迫した危機感は感じていなかった。

ということではないでしょうか? まだまだ、先が続きますが、これからが楽しみ♪


ウンブリア 補記 投稿者:もり  投稿日:11月23日(土)14時24分06秒

確かに、もっと他に考えるべきことがあるでしょ〜という感じですが ^^;
それまで 大理石と石灰岩を一緒くたにして書いている部分があるのが気になったので、
今回追記させていただきました。
>iida様 お手数をおかけしました。

同じ彫刻家が手がけただけに 装飾の感じはよく似ているのですが、
BevagnaのSt.Sylvester → St.Michele → FolignoのDuomoと
華やかになってくる感じです。

なにぶん素人ですので、専門的な文献に触れる機会が乏しいので、
ほとんどwebで検索しました。
これは本で知ったのですが、大理石は石灰岩の変成岩であることすら知りませんでした。(汗)
(石灰岩が非常に高い温度にさらされ、方解石の結晶が成長し、大理石になる)

AltaVistaなどの翻訳ページも ときどき利用しますが、
イタリア語のページなどだと珍妙な訳文になって意味がよく分からないことがあるので、
辞書を引きながらでも原文で読んだ方が 結局早いかな、という気はしています。
今回は便宜上、英語のHPをリンクさせていただきました。

http://www.greengrape.net/mori/foligno/index_02_3.html


>もり様 投稿者:Hiroshi  投稿日:11月22日(金)07時51分46秒

私も見せて頂きましたが。 どうやって調べられたのか、その方が気になり
ました。 本で調べられたのか、それとも直接webを駆使して調べられた
のかと云う点。 私はまだwebを駆使して、て段階ではないですね(汗)
それにしても、イタリアのHPでも英語で記載されているのは私のように
イタリア語全然駄目な者にはありがたいです /(^o^;; 

アルツハイマーに関するシンポジウムのお知らせがメールで届きました。 
演題の1つ『アミロイド仮説からシナプス仮説への新潮流について』が目を
引きます。 最近Natureとかに、たてつづけに論文出てましたからね。 
これまで沢山の研究者が「アミロイド仮説」に従って研究を進めてきていま
すから、ちょっと衝撃的ですよね。 、、、でも、何時も云うように仮説は
仮説。 都合が悪くなればポイ (^o^;;/~~  (((☆ すりゃいいんです! 
しっかりした結果は仮説と関係無く生き残るもの(断言)
http://www.prit.go.jp/chihou/mini-symposium.html
http://www.prit.go.jp/chihou/

http://www.prit.go.jp/chihou/mini-symposium.html


もりさん議論を追加 投稿者:iida  投稿日:11月22日(金)00時29分03秒

『Foligno・ドゥオモの石の色を見て考えたこと』
についてMoriさんが議論を追加したので更新しました。

彫刻家が同じということは彫刻もきっとよく似ているのですよね。

とりいそぎ。

http://www.greengrape.net/mori/foligno/index_02_3.html


久しぶり登場のOimoさん 投稿者:Hiroshi  投稿日:11月19日(火)12時50分25秒

慌ててHPチェックしましたが、最近更新しました? まだですよね?

http://www.asahi-net.or.jp/~bh2h-fjo/europe/index.htm


たまには、、、 投稿者:oimo  投稿日:11月18日(月)22時37分16秒

いつもROMってるだけですが、たまには
書かないと、、、>>>>他のROMの皆さんもよろしく

別に書くこともありませんが、前回行ったバルセロナの出張の際に、
カタルーニャ語の学習CD-ROMと、ロマネスク関係の書籍(もちスペイン語)
を買ってきました。あと、赴任していたケルン周辺のロマネスク寺院、
たとえば、ケルンのケルンのロマネスク、Bonn近郊の二重教会、マリア・
ラーハの資料などありますので、近隣(埼京線・山手線)にお住まいの
方なら貸し出しサービスアリです。最近忙しいので、ご期待にそえられる
かどうかわかりませんが、ブローニーフィルム用にフラットスキャナも
最近買ったので、遠方の方でも著作権を著しく侵害しない程度なら
資料請求も可です(笑)

ではでは


この掲示板のバックログ 投稿者:Hiroshi  投稿日:11月18日(月)08時18分27秒

に収められている、昔の私の書き込みを読んだ方からメールを頂きました。 
アメリカ在住の日本人の方でした。 いずれ、よく考えて返事を書くつもり
ですですが、嬉しいですね。 こんな反応があるのは。 これが掲示板の
醍醐味ですね!

昨夜の世界遺産は期待した程ではありませんでしたが、ちょっと映像に出て
きた写本は、それまで見た有名な写本(本物の写真とか、そのファクシミリ)
とかと違い、線取りとかの跡も残っていて、如何にも実用的なものでした。


学会は12月のだけです 投稿者:Hiroshi  投稿日:11月17日(日)12時09分59秒

今回もとんぼ返りの日程を考えていますが、それでも丸々3日間は横浜です。 
今回は結局ポスターに決まったので、行く気力がいま一つ。 何しろ我々の
世界は「目立ってナンボ」て、とこもありますからね!(汗) URL ↓ 
あと色々、シンポジュウムとかもありますが、すべて地元ですから、、
要旨集の件、有難うございます。興味はありますが、主体的にやれる状況では
ないので、御親切だけで結構です。 抗血清の完成は年明けでしょうか。 

休日出勤ですが、透析の外液交換だけです(汗)  実は昨夜、ラテンパブ↓
で2時間以上踊って汗びっしょりになり 風邪をひいたみたいです。 薬を
飲みつつ、性懲りもなく、これから天神(繁華街)に繰り出します。 
それにしても抗ヒスタミン剤は私には良く効きますね。
http://www3.coara.or.jp/~tiempo/sancho/japanese/parties.html

http://edpex104.bcasj.or.jp/mbsj2002/


おしらせありがとうございます 投稿者:iida  投稿日:11月17日(日)11時09分07秒

メルク修道院は楽しみですね。

エリアーデの翻訳書は学生時代にもでたものがあって手に取ったものの
読むにはいたりませんでした。当時は中沢新一先生も活躍されていたので
そちらを読んでいました。最近はどれも読んでない(汗)。

学会シーズンで週末も仕事しなくてはいけないのでちょっと参りぎみです。
ところで、バイオイメージングの要旨集送りましょうか?


お知らせ 投稿者:Hiroshi  投稿日:11月15日(金)07時45分32秒

今週のTBSテレビの「世界遺産」は、ヴァッハウ渓谷の文化的景観だそうです。
メルク修道院の図書室とゲットヴァイク修道院の生活が紹介されるとか、↓
非常に楽しみです♪

http://www.tbs.co.jp/heritage/20021117/onair_p.html


『聖と俗』 投稿者:Hiroshi  投稿日:11月14日(木)08時33分31秒

大変有名なエリアーデの本、何時かは読もうと思っていましたが、ようやく
手に取りました。 古今東西の宗教儀礼を次々と取り上げ、その背景にある
ものを滔々と解説する技法は、好みの人には堪らないでしょうね。 でも私
のように足元を1歩1歩固めていくのが好みな人間には、ちょっとついて
いけませんでした(冷汗)。 

それにこんなこと書くと怒られそうですが、「聖なる空間と時間」について
の彼の解釈は、もしかすると今日の我々には、目新らしいコンセプトでは
ないかも? この本が書かれたのは半世紀前、それだけ現代は彼の影響を
受けているという事なのかもしれません。 半分程読んだ段階で撃沈され
てしまいました(恥)。


たしかに 投稿者:iida  投稿日:11月13日(水)01時28分21秒

分かりにくいですね。
3本一組を横から見るとこう見えるという画像と了解してください。
もうすこしそれがわかる写真を撮れば良かったのですが、
パンフレットからの後追いの理解なので。
ただ、3本一組にみえないこともない、くらいは
確認しました。


3本一組 投稿者:Hiroshi  投稿日:11月12日(火)14時23分41秒

『柱は3本一組で2重に配列』の「3本一組」という意味が、画像を幾ら
眺めてみても判りませんでした。

http://www.greengrape.net/kazuhiro/romanesque/montstmichel/images_l/DSC00126.JPG


歴史認識における時間軸について 投稿者:Hiroshi  投稿日:11月10日(日)12時34分13秒

『中世の春』まだ読み終わっていませんが、第7章『血の滴る剣』が一番
面白かった。 勿論、どれだけ理解出来たかは別にしてですが、、、

ここで著者の柴田平三郎先生は、ソルズベリーのヨハネスがこれまで典型的
な教会優位主義者と評価されているのに対し、その元となった著書である
『ポリクラティクス』の解析から異議を唱えられています。 そしてその
ような通説が生じたのは、彼自身が関わった「ベケット論争」に影響されて
いるという解釈を最後に述べられています。 これは、時のイングランド
国王ヘンリー二世とカンタベリー大司教トマス・ベケットの熾烈な争い、
そしてその結果としてベケットが聖堂内で暗殺されるという一大スキャンダル。
 当時ヘンリー二世はイングランド教会を国家の支配下に置こうとし、それに
対しベケットが敢然と抵抗し、またベケットの秘書であるヨハネスも教会側
についたという事実。 それに対し著者は、この『ポリクラティクス』解析
のみならず、この本が書かれた時期が「ベケット論争」が始まる前であった
ことも指摘されています。p302


『ポリクラティクス』の内容の解釈については、とても私の理解を越えて
いますが、著者が最後に述べたこの「時間軸」については色々考えるところ
がありました。 たしかに我々後代の者は、数年単位で起った歴史上の事件
を厳密にシークエンスに従って考えるということをやらない。 例えば、
中世に起った複数の事件を、それが十年の間に起ったことならまとめて考える
ことが殆どではないでしょうか? これは歴史を学ぶ上で気をつけないと
いけないことでしょうね。 しかし反面、短い時間軸を取り払えばこそ見え
てくるものも事実。 特に同時代のことはそうですね。 

例えばこの十年の日本の不況も後代の人がまとめて考えればすっきりした理解
が出来るかもしれないが、その中に生きる我々にとっては目の前の問題をいか
にクリアーするかが最大の問題。 そう考えながら今朝のTVのサンデープロ
ジェクトを観ていて、成る程と膝を叩いたところがありました。 塩崎議員
が竹中大臣との対談の中で、日本の金融機関のソフトランディングとハード
ランディング議論に対し、『いやこれまで飛行機は十年以上、着陸せずに上空
旋回ばかりしていた。 このままでは燃料が尽きて墜落してしまう』と述べ
られていました。 とても判りやすい例えですね。 私は判りやすい議論が
出来る人はよく理解している人だと考える方なので、つい成る程と思ってし
ましました /(^o^;; 


で、結論。
同時代のことは、つい目の前の事象に心が奪われるので、時として時間軸を
外して考えることが大切かと。 また、歴史的事件の場合は、しばしば短い
時間軸を我々は無視する傾向があるので、意識的に時間軸をはっきりさせて
解釈することが重要なのではないか。 、、、そう考えると9-11以後の世界
情勢の変化も時間軸を外して考えればまたちょっと違った解釈も出来るな、
といま応用問題に取組中。


アリストテレス-アウグスティヌス-ヨハネスの国家・政治権力論 投稿者:Hiroshi  投稿日:11月08日(金)10時10分50秒

<共和制>の中に生きたアリストテレスは、国家・政治権力について、
『人間は自然本性的に政治的動物である』との彼自身の言葉が端的に示して
いるような理解をし、それに対し、<帝政>を前提としたアウグスティヌス
は堕罪に由来する『処罰にしてその矯正策』p202 として捉えている。 

さて、問題のヨハネスですが、キケロなどを通しアリストテレスの国家、政治
論を知っていた彼は、もはや実情に合わなくなっていたアウグスティヌス的
国家・政治概念をアリストテレスの国家、政治論を一部導入することで折衷的
な概念を構築しようとしたということでした。 そして、そのキーワードとな
ったのが、人間の本性の中に最初から「社会性」を認めるということなので
しょうか? 全然ペダンティックなところはありませんが、やはり読みこなす
のは門外漢にはとても難しい。(涙) 

ところで結局、ヒト蛋白を大腸菌で合成させる実験はなかなか旨く進みません
→iidaさん。 大量に合成はするんですが、殆ど構造が崩れてます。 所謂、
インクルージョンボディてやつですね。 最近このような蛋白の異常構造が
アルツハイマーをはじめとして様々な神経系の病変と関わりがある。 所謂、
コンフォメイション病て概念が出てきてますが、関係あるのかしら???


『中世の春』 投稿者:Hiroshi  投稿日:11月06日(水)16時58分12秒

この本の中で著者はソールズベリーのヨハネスが、これまで一般に「暴君放伐
論者」として、つまり「暴君は殺してもかまわない」ということを最初に唱え
た政治思想家として知られているのに対し、寧ろヨハネスが、「中庸」を何
よりも重要視するとともに、古典を愛し、それをキリスト教と調和させようと
した『人文主義者』であったことを主張しています。 特にヨハネス自身の書
である「ポリクラティクス」の以下の様な文章はそれをよく表すものとして
例に出されていました。

『次ぎのような格言がある。「右手に傾いても、左手に傾いてもならない」
と。右手に傾くことは、あまりに熱心に徳そのものに固執しすぎることを
意味する・・・中庸を欠いた善行の実践ほど、始末の悪いものはない・・・』
(IV, 9)  p180  うん、うん、同感だ(冷汗)

いずれにせよ著者はこの本の中で、これまで西欧中世における政治思想が
13世紀のアリストテレスの「政治学」並びに「ニコマコス倫理学」の翻訳
を以て始まるとされたのに対し、12世紀のヨハネスが既にアリストテレス
の政治思想に感化されていたと結論されています。

それから、直接本の内容とは関係ありませんが、長年私が誤解していたこと
1つ /(_ _;;   即ち、ヒューマニズムは人文主義 (Humanism)であり。 
人道主義はヒュマニタリアニズム (Humanitarianism) 。 
、、、でも、この誤解かなり多いのではないでしうか?

う〜〜ん、それにしても<ヨーロッパの知的覚醒>の主人公の一人として。 
彼は外せません! アルクイン、ジェルベール、アベラール、それにヨハネス
(ジョン)ですか。 この中でジェルベールについてまだまだ調べてみたい
です。 結構探したのですが、まだ彼についてはまだ断片的にしか見つから
ないのです。 「ヨーロッパの知的覚醒」より(2000/11/11)〜「アベラール
の章は」まで(11/20) URL↓ 
http://www.greengrape.net/bbs/rbbs_2000_1207.html
http://www.greengrape.net/bbs/rbbs_2000_1115.html

http://www.greengrape.net/bbs/rbbs_2000_1115.html


番組&バイオイメージング&宮崎&ソールズベリーのジョン(ヨハネス) 投稿者:Hiroshi  投稿日:11月04日(月)10時25分27秒

『ルネサンス時空の旅人』は番組が終わった後で、知りました(涙)。 
再放送があるといいのですが、、、 

イメージング学会ですか。 今ちょうど9/29に書き込んだインクルージョン
ボディを抗原に血清を企業T(焼酎で有名)に作って貰っているところです。 
結局可溶化は成功しませんでしたが、抗原には使えますから。 取り敢えず
『駒』は進めておこうという戦術です(汗) 出費は15万円とハリますが、
この際「背に腹は代えられぬ」ということで。 /(^O^ 出来ればすぐ共同
研究者の神経病理学者に渡して調べて貰う予定。 先のペプチド抗体は交差
する蛋白が多数出現して、ウエスタンでも使い物になりませんでした (T_T)。 
私は専門ではありませんが、バイオイメージングにも大変興味あるところ。

実はこの連休を利用して宮崎に遊びに行きました。 高速で片道300キロ強、
3時間半の旅でした。 あのオーシャンドームを遠くに望むホテル URL↓
に泊ましたが、高層階からの眺めは天下一品でした。 しかし連休にもかか
わらずお客さんはまばら。 自然だけしか観光の目玉がないのが弱みなので
しょうか? 高すぎる料金のせいでガラガラの高速のせいでしょうか? 
いずれにせよ観光が斜陽なのは一目瞭然でした。 普段何てことない博多の
アニューズメント施設に県外はもとより韓国や中国らも人が群がっているの
を不思議に思っている者としては複雑な思い。 

さて、遊びの間に時間があれば読もうと持って行った本『中世の春;ソールズ
ベリーのジョンの精神世界』 結局、途中休憩で立ちよった高速のレストラン
で1ページしか読めませんでした。 /(_ _;;  以前からソールズベリー
のジョン(ヨハネス)は一度ちゃんと調べねばと思っていましたが、何しろ
難しそうなのと、/(^O^;; 本が何れも高価だったので機会がありませんでした。 
ところが今年の5月に新刊がでたのと、それが図書館に入ったので早速ゲット
してしまいました。 助かりますね! で、読んでみるととても読みやすい!
難解な文字が踊っているという世界とは無縁な世界でした。 その中でも、
12世紀の知的状況を描いた『メタロギコン』は興味深いものがあります。
当時の学問の世界をソールズベリーのヨハネスは以下のように批判しています。

『彼等はたった1つのことしか関心がない、「出来れば公正な手段で、それが
駄目ならどんな手段でもよいから金を儲けること」である・・・英知の唯一の
果実は彼等にとっては、富しかないのだ』(I, 4.) p25

著者はこのような状況を表して以下のように述べてます。12世紀はまことに
激しい社会変動の世紀であった。 農業はさまざまな技術改良により飛躍的な
進歩を示し、それに連動する形で都市の貨幣経済が活発化しはじめ、その渦は
知の世界をも巻き込んでいった。 時代はもはや従来型の古典中心研究の人文
主義教育ではすまず、人々の関心は「いま、ここに」ある諸問題の即時的な
解決に集中し、「古典著作家の学習は新しい大学のカリキュラムから消えて
いった」のである。 だがそうであればなおさらのこと、ジョンの意識はそう
した時代の流れに抗うことになる。p37

う〜〜ん、まさに現代の大学を取り巻く現状そのものではないでしょうか!!

http://www.palmbeach-h.com/


ルネサンス時空の旅人 投稿者:もり  投稿日:11月03日(日)18時37分57秒

公私ともにどったんばったん(苦笑)していたので、ご無沙汰しておりました。

今日 日本テレビ系で放送された「ルネサンス時空の旅人 愛のフィレンツエ物語」を見ました。
このシリーズ、番組名のとおり ルネサンスばっかり。。。なのですが、
最後の方で、スポレートが紹介されていました。
スポレートの 味のある旧い町並みも描写されていて、うれしく思いました。

スポレート大聖堂のリッピの壁画は、絵の前を団体さんが占拠していたので、
(我が同胞ではありませんでしたが)
私は横から少しのぞき込めただけなので、全体が あまりよく見えず残念でしたが、
繊細な色づかいに感服したことを、思い出しました。

http://www.greengrape.net/mori/index.shtml


学会ひとつめ終了 投稿者:iida  投稿日:11月01日(金)21時15分50秒

バイオイメージング学会はお医者さんと薬学の学会で、
組織観察をメインとしていました。
たとえばカルシウム濃度の変化とか。

そういうところで私はタンパク質分子の画像化を話したので
とても緊張しました。おわりから3つめのせいかみんなの目は
とろんとしてるし(爆)。

明日から生物物理でこちらは光合成の人と話すので今日はまた
アイデアが湧いたので資料を作っています。

これが終わったらモンサンミッシェルの回廊を取り上げます。
この回廊は柱が細くて2重でかっこいいんですよ。


All Greek! 投稿者:iida  投稿日:10月31日(木)21時16分09秒

なるほど、面白い逸話ですね。
どこかで使えそうです。

大学は学生のもの。まったくそうであって欲しいものです。
学生が育たなくては大学の存在意義もなくなるし、
地域や日本も沈没していきます。

明日はバイオイメージング学会で発表。
まだ発表資料を印刷中だったりします(涙)


Oh Greek! ではなくAll Greek! 投稿者:Hiroshi  投稿日:10月31日(木)08時05分09秒

むかし留学先の研究室で世話になったテクニシャン(日本で言うところの
技官?ですが地位はかなり高い!)に『All Greek!』 て、言われたことが
あります。 しかし今の今まで『Oh! Greek! 』だとばかり思っていました。 
ようやく今ごろになって本当の言葉を知りました!(汗) 

当時、夜中は日本人ばかり居残って仕事していましたから、会えば当然日本
語で喋り出すわけです。 たまたま遅い時刻に研究室に現われた彼女が
『日本語喋ったら、さっぱり判らんじゃないか』とか言う意味で使われた
わけ。さて、こんな事を今さら此処で書いたのは、先日終えたばかりの
『12世紀ルネッサンス』にこんな文章が出来てきたからです。

『12世紀以前はギリシャ語の知識の無さが際立っていて、・・・アルファ
ベットさえ忘れられた。 中世筆写者の書いたギリシャ語はまるでチンプン
カンプンか、さもなければ、かわりに“Grecumモ(ギリシャ語)という言葉が
いれてある。 ことわざどおり、筆写者にとってギリシャ語はAll Greek
(まったくギリシャ語、まったく判らない)だった』p235 

、、、そうですか!  Oh Greek! ではなくAll Greek!だったのですね!
ついでに1つ、これにも注目。 成る程、大学は学生のものなのね!

『(イタリアの)ボローニャでは、教授のギルドはコレギウム(カレッジ)
と呼ばれ、ウンヴェルシタス(ユニヴァーシティ)という名称は学生の
ギルドに使われたことである。p324


YUYU様ありがとうございます 投稿者:iida  投稿日:10月28日(月)19時38分20秒

お返事おそくなりましたが、写真はすぐに見させていただいてました。
南イタリアの聖堂の形はずいぶんバリエーションが
あるんですね。
塔があったりなかったり左右に作る予定が片方だけらしくなっているものとか。
Bittontoの聖堂が気になっています。
Alberobelloの街並みは屋根が変?

彫刻はどれもレースのような繊細さがあり、一つずつみていくと
おもしろそうです。

カステル・デル・モンテには一度行ってみたいですね。

簡単ですがコメントさせていただきました。

http://photos.yahoo.co.jp/alice_sapporo/


昨夜の世界遺産は 投稿者:Hiroshi  投稿日:10月28日(月)08時18分56秒

フランドル(現ベルギー)のブルージュでした。 ブルッヘと言うらしい
ですが、私にはブルージュの方がピントきますね。 ハンザ同盟の都市と
して繁栄した商人の街。 最初に常設の両替屋が出来たのもこの街だとのこと。 
街の風景はまさに中世さながらで、天に向かってそびえる聖母教会の見事な
ゴシック建築が印象的。 第2回十字軍の遠征に参加したフランドル伯が
コンスタンチノープルから持ち帰ったというキリストの血、聖血が聖遺物
として現代でも崇拝を受けているのにはヨーロッパの生きた信仰の世界を
見る思いがします。 以前の世界遺産で紹介された、ベギン会も再度昨夜
の番組の中で出ました。 

映像を見ながら、九州にあるオランダ村を思い出してしまいました。
いかに建物をそのままコピーしたところで駄目。 街というのは生きた生活
の中でしかその本来の姿を示してくれるものではないでしょう。 この街も
やがて北海とを結ぶ街の動脈である運河が、砂の堆積によって使用不能に
なった時、その商業都市としての寿命を終えたということでした。
http://www.belgium-travel.org/destination/sites/flanders/brugge/brugge_6.htm

モスクワの惨事
は突入に際して使われた毒ガスで多数の死者が出た模様。 
今回はチェチェン紛争という個別的な要素もあるようですが、しかしこれも
イスラム原理主義という核が無かったら違った展開になったという気がします。 
これからもあちこちでこの手のテロは続くでしょうね。

http://www.tbs.co.jp/heritage/20021027/onair.html


年代記&>YUYU様&北朝鮮 投稿者:Hiroshi  投稿日:10月24日(木)09時08分10秒

ハスキンズの『12世紀ルネッサンス』はちょっと退屈。 理解しながら
読めるというものではありませんでした。 教壇からの授業みたいなもので、
教科書の類ですね(冷汗、油汗) 結局全部読み通すのは止めて、興味のある
項目だけに変更。 

で、面白かった部分として。写本の筆写者が巻末に書き込んだ署名の欄。 
P57 笑ってしまいましたゼ!

書いた者は常に主と共に生きますように。 
また書き写してよい酒が飲めますように。
ふとったガチョウが与えられますように。 
美しい乙女を賜わりますように。

ここでもセビリアのイシドウスの書いた百科事典『語源』(この本では
『言葉の起源』てしてありますが)は850年までにつまり書かれて200年
経った時点で完全な写しが54部、抜粋は100部以上がピレネーを越えて
伝わったとのこと。p63  『イシドウス・ルネッサンスからカロリング・
ルネッサンスに写本が伝わったか?』という私の以前の問は、かなり昔から
よく知られた常識的なことだったみたいです(涙)

それと印象的だったこと1つ。 サン・ガルの年代記(多分年代記で有名な
ザンクト・ガレンのことだと思いますが?)の732年の項目にはただ1事

『カール、土曜日にポアティエでサラセンと戦う』p194

の一行だけが記載されているとのこと。 これが我々が今、教科書で出て
くる程の歴史的イベントとして記憶させられていることなんですね!
、、、あの年代記に関してはこのような逸話も知られています。 

711年は、西ゴート王国が滅亡したとされる年だが、ザンクト・ガレン年代
記は、その時期をフォローしていながら全く記述がない。 つまり、その年代
記だけを見た人は、711年には何も起こらなかったと知ることになる。
これは H・ホワイト(歴史哲学者)の研究発表を聞いて、ゲストだった
ル・グインがシンポジウムの最後に発表した詩だそうです。 
(ミッチェル編『物語について』平凡社。シンポジウム全体の報告より)
なかなか現代的意味をもつ言葉だと思いますね。

>YUYU様
画像多いですね。 スライドショーにしてとりあえず見ましたが。 まだ
感想というレベルではないです。 ただAlberobelloのあの独特の建物に
泊まられたのですね。 泊まり心地はどうでしたでしょうか? あの屋根に
石を取り付けていくのは数日仕事で、取り壊すのもアッと言う間だそうです。
何故取り壊すのが必要なのかと言うと、、、う〜ん、思い出せない、
何か特別な意味があったのですが(涙)

北朝鮮について
今度何時帰国出来るか判らぬ被害者を帰したくない肉親の気持ちは判らぬ
ではありませんが、やはり彼等の20数年間の向こうでの生活は簡単に消し
去ることは出来ないものを残したはず。 無理やり引き留めるのは問題だと
思う。 被害者の一人が「洗脳する気か」と反論したのが印象的。 あの国
を弁護する気はないが、我々だって少なからずこの国の中で、特殊な考え方
に影響されているのも事実。 

歴史や異文化理解の副産物として私が重要だと何時も思っているのは、この
自己を客観視出来るようになることだと思う。 難しいことですが、自分達
だけの論理や感覚で他人の人生をコントロールすることは避けなければなら
ないと思う。 時間が多くの問題を生んだように、また時間が多くの問題を
和らげてくれるはず。 ただ政府には何とか自由な往来を保証するよう全力
の交渉をして欲しい。 北朝鮮が彼等を取り引きに使っていることを十分
承知した上でですね。


YUYU様お帰りなさいませ! 投稿者:Hiroshi  投稿日:10月21日(月)11時08分32秒

プーリアの写真早速見させて頂きます。 いずれ感想など書き込みたいと
思います。 それにしても、また来春もですか〜 いいですな〜 羨ましい。
こちらは今のところお金も時間もありません(涙) スマートメディアの件、
残念ですね!

『アンリー四世』
は物語風で見かけ程の困難さもなく、比較的簡単によみ終わりました。 
先日のスペイン史(『アンダルシア風土記』のこと)ともかなり重なる
ところがあり勉強になりました。 アンリー四世が、

『農耕と牧畜はフランス国民を育む二つの乳房であり、それはペルーの銀山
にも等しい価値がある・・』 p448(実際にはアンリー四世の片腕であった
シュルリーの言葉) とか、あるいは、
『彼等(アンリーとシュルリー)は農業生産に「ペルーの銀山」を見ていた』p468

という文脈からも彼が内政にすべてをかけたということはよ〜く判りました。
それはかって「ナヴァールのアンリー」だった彼が、王権を引き継いだ後は
「フランスのアンリー」に変身したからでしょう。(ナヴァールのアンリー
としてはスペイン領ナヴァールを諦めた) また疲弊したフランスにはそれ
しか選択肢がなかったということですね。 

最後のところで著者は、『ハプスベルグ家のスペインは帝国のユートピアを
求めた。このスペインに対してブルボン家のフランスは、ヨーロッパ連合体
のヴィジョンを対置させたのだ』 p532 と述べていますが、当時のフランス
に「ヨーロッパ連合体のヴィジョン」など持てる余裕がありえたのか? 
むしろ内政にすべてを賭けたという方が私には理解しやすいのですが、
どうなんでしょう?

いずれにせよ、フィリップ2世が新大陸から得られた銀を湯水のように使って
世界制覇に向かって進み、その広がり過ぎた手足がむしろスペインの国力を
失わせたのに対し、内乱によって疲弊したフランスをともかくも平和に向か
い、国力の充実に進んだアンリー四世の違いはその後の二国の将来をきめたの
は事実ではないでしょうか?  この違いは現代日本の進路を考える上でも
参考になるような気がします。 、、、ただ、そうは言ってもグローバル化
の現代ではそうはいかない部分もあるでしょうが。

また著者は、彼の内政中心の重商主義的考え方を、『現代の日本をはじめ新
たな産業国家が、この数十年に歩んだ道に近い実践的原理であった』p452 
と持ち上げていますが、その日本がその後、マネーゲームに走り今日のバブル
崩壊に続くデフレに苦しんでいるのは皮肉なことです。

て、わけで昨日からハスキンズの『12世紀ルネッサンス』に突入中。 
以前から、しばしば引き合いに出される古典で、何時か読まねばと思って
いましたが、ちょっとばかし、いやかなり古い(1927年刊)/(^o^;;
こともあり後回しにしていましたからね!(汗)


プーリアの旅から戻りました 投稿者:YUYU  投稿日:10月20日(日)17時09分34秒

なか2日ほど雨でしたが、全般に天候にも恵まれ良い旅でした。
ひとつ残念なこと、帰国の前日のトリノでデジタルカメラのフ
ィルム(スマートメディア)を一枚落としてしまいました。10
分後に気がついて捜しに戻ったのですが見つからなくて・・・
当初は予定になかったオートラントとガラティーナにもゴトゴ
トローカル列車に揺られて訪れましたのに・・・(;_;)それら
の写真の他オストゥーニとバーリの一部、それにブリンディシ
も紛失した分に入っていたのでもうがっくりです。今、他の写
真をアップロードしましたのでご覧下さいませ。なお、ミラノ
やパヴィアなどのプーリア以外の写真は来春、ちょこっとパル
マ、モデナを訪れる予定ですので北イタリアはその時に
まとめたいと思います。
南イタリアは危険という情報が多いなかの一人旅でした
ので、それなりに気合いを入れて?歩きました。危険な
思いをしたのは一度だけ、モルフェッタで不良少年?二
人に案内すると声をかけられ、断ったのにずーっと後を
つけられ弱りました。駅から旧大聖堂まで1キロぐらい、
人通りが途切れたとき危ないかな?と思い、見学を断念
して駅に戻りました。その時だけはやっぱり南イタリア
はあなどれないなぁと思いましたが、他は観光客の多い
ところにはほとんどポリス(女性警官も多い)の姿があり
安心でした。物乞いなどはトリノのほうが多いです。
アドレア海のブルーに緑のオリーブ畑が延々と続くなかの
旧い街、その迷路のような細道を辿ってようやく見つける
教会・・・この感動は癖?になりそうです。(^^;)


First One Best One Only One 投稿者:Hiroshi  投稿日:10月18日(金)16時45分55秒

Center of Excellence (COE)の説明会に行ってきました。 私が行っても仕方が
ないのですが、雑用係りということで(汗)。 話は非常に明快でよく判り
ました。 いわく、『First One, Best One, Only One』 

これらのどれかでなければならないということでした(汗)。  First Oneは
ノーベル賞級の独創的かつ画期的発明。 Best Oneは世界でトップを走る研究。 
で、私が興味を持ったのは最後のOnly One。 そこでしかやっていない研究。 

名古屋工業大学では『環境調和セラミックス科学の世界拠点』
鳥取大学の『乾燥地科学プログラム』
佐賀大学の『海洋エネルギーの先導的利用科学技術の構築』

そうそう、この掲示板に関係で云えば、名古屋大の佐藤彰一先生のところは
『統合テクスト科学の構築』でした。

真理亜様お帰りなさいませ。 すでにイタリアの方でも書き込みしましたが、、


帰ってきました。 投稿者:真理亜  投稿日:10月17日(木)10時39分29秒

もりさんに教えていただいて、パリからTGVに乗ってイタリアへ行き
5週間ロマネスク旅行をしてきました。

今回の目的は「ルッカの光の祭典」だったので、
フィレンツェを最南として北西イタリアばかり周り、最後にパリ、シャルトルで閉めました。
一般には知られてない街ばかり回ったので、
一緒に行った人が会社などで話すと、みんな
「なぜベニスは行かないのか?ローマはどーしたのか?」と驚いたようです。

TGVでトリーノに入り、ジェーノヴァ、ピーサ、ルッカ(含コッローディ)、フィレンツェ、
パールマ、ピアチェンツァ、クレーモナ、パヴィーア(含チェルトーザ)、ミラーノ、モンツァ、コーモ、
ベールガモ、カラヴァッジオ、クレーマ、レッコ、チヴァーテ、ヴェルチェッリ、ノヴァーラ、アオスタ
というのが尋ねた街の名前です。

どなたかどこか行ったことのある方居ませんか?

ほんとに素晴らしかった中世盛期の旅でした。

最初はイタリア語の生徒さんたちと4人で入ったのですが
一人帰り二人帰りで、最後はいつもの一人旅。
一番気楽だし、一番現地の人とコミュニケーションでき
教会もゆっくり観られて最高です。

エキサイトのHP【informazioni】を中心にいろんな話を書いていますので
イタリアに興味のある方は是非観てやってください。

チヴァーテはロマネスクを愛する人にとって絶対、必須の教会です!

場所も当時を忍ばせますよ!

行く前のご教示ありがとうございました。

http://circle.excite.co.jp/bbs/view.asp?cid=o0300063&iid=9&num=776&pg=1


アンリー四世;自由を求めた王 投稿者:Hiroshi  投稿日:10月17日(木)09時23分01秒

むか〜し、昔。 映画『王妃マルゴ』を見て1つよく判らなかったことに、
フランスの王権の委譲の仕組がありました。 しかし今回『アンリー四世』
を読んでよ〜く判りました。

長い間一方はカソリックの盟主として敵対してきたバロア家のアンリー三世
が暗殺された直後、何故ユグノー(プロテスタント)の、しかもブルボン家
の彼が王権を受取ことが出来たのかという点。 これも長いゲルマンの伝統
であるサリカ法典が根拠になっているとのことでした。 つまりサリカ法典
では女性の王位継承権を排しているだけでなく、女性を介しての(つまり
夫とか)王権の委譲も否定しているから。p215 まだサリカ法典は脈々と
生きていたわけですね!

で、予想どおり、アンリー(後の四世)は現実的で、実際にはカソリックも
プロテスタントも心の底では信じていなかったのではないかと感じました。
 とても近代的、というよりむしろ現代的。 というのは、当時貴族の棄教
や改宗が稀でなかったにしても、彼の改宗にはよく計算されたものを感じて
いましたから。 

具体的には棄教や改宗の際、彼はかならず「改宗前にカソリックの勉強したい」
とかいって時間稼ぎをすること。 だから、とりあえずはその場を凌ぎ、
状況が変れば何時でも反故にできる体制をつくっておく、あるいはユグノー
にわずかな期待を持たせつつ状況の変化に対応させる状況をつくっておく
とかですね。 特に以下のような彼自身の言葉が彼の人となりを示している
ようです。

『煉獄に関しては私は信じている、と王は言った。しかしそれは、信仰箇条
としてではなく、ローマ教会の信仰としてである。 自分はローマ教会の子
である以上、彼等を喜ばせる為に信じるのだ。 なぜなら、「煉獄」が司祭の
パンであることは分かっているのだから・・・』p326

ここで言う、パンは免罪符の販売を皮肉っているとのこと。 私はこの箇所
で笑ってしまいました。  彼は危機の時にあっても自分を茶化すことの出来
る人のようですね! 著者自身もこの本の中で、「信仰上の彼の曖昧さは、
両宗教の価値に対する判断の不確かさと結び付いていた』p328 と述べられ
ています。 アンリ自身も親しい牧師に彼のカソリックへの改宗について
『フランスでは国王も王国も、(彼がそうしなければ)ほんの一時も
もたなかったろう』と述べていることからも分かります。p318 

いずれにせよ、彼の最後の改宗の場面は、その時代背景をよく示していて
とても面白いし、そんな中で生き抜いたアンリは私は好きですね。 よく
知りませんが、彼は現代フランスでも結構人気あるんじゃないでしょうか?


昨日のバリでのテロ事件で 投稿者:Hiroshi  投稿日:10月14日(月)10時39分23秒

またも私はブルーになりかけています。 これもどうやらイスラム過激派の
犯行と断定されているようですが、中世の宗教戦争を見るような今日のテロ
の続発に何がしかの解決の糸口はあるのでしょうか? 

それと、いま私が注目していることは、去年のNYのテロ直後のような
『倒錯した意見』は今ネット上にはあまり踊っていないこと。 
2001/9/20『サンチアゴ巡礼からゴート族へ』より ↓
それは単にインドネシアという場所で起った故の無関心か? それとも、
超高層ビルへのジャンボ機の突入といったような劇場型犯罪でなかったからか、
それとも、テロに対する人々の認識がこの1年で変ってきたからか?  
、、、それともアメリカの宣伝が進んだ結果か? 

無差別テロが人間を恐怖で支配する最も陰惨な『犯罪』だという私の意見は
かわりませんが、それにしても圧倒的軍事力をもってしてもテロにはあまり
効果がないということを早くアメリカは認識すべきですね。 最近のアメリカ
の動きを見ると行き過ぎだと感じる。 それから1つ不満なのは、9-11 直後に
アメリカを批判していた人達の声が小さくなっていること。 彼等は変説
したのか? それともあの時は単に<進歩人を気取った>だけだったのか。
北朝鮮の拉致事件の時もそうでしたが『歴史的責任』ということを私は感じる。
それにしても観光のみがほぼ唯一の産業であるバリの経済もこれで傾くのは確実ですね。

http://www.greengrape.net/bbs/rbbs_2001_1208.html


『アンダルシア風土記』 写本の流れと聖ヤコブの遺骸 投稿者:Hiroshi  投稿日:10月13日(日)11時57分29秒

永川玲二著、岩波書店 イベロアメリカ経由で本国にたどり着き、駆け足で
イベリア半島史、正確にはアンダルシア史を勉強してました。 読みやすい
本で、近世に入ってちょっとダレましたが、それは本のせいでなく私の興味
が薄れたから。 

で、面白いことが1つ2つ書いてあったので記録しておくと(汗)
あのガリシアの地で聖ヤコブの遺骸が見つかったとされたことが、
サンチアゴ・デ・コンポステーラ巡礼の爆発的流行を引き起こすことで
有名ですが、この遺骸、1説には4世紀ごろキリスト教内部のセクト闘争
で宗教裁判で最初に異端者として死刑になった、プリシリアヌスの遺骸で
ある可能性があるとか。 彼も清貧に甘んじピューリタン的な人だった
そうです。p46  

それと、6世紀末『(西)ゴート史』を書いたあのセビリアのイシドウス
(現地読みだとセビージャのイシドロ)の書いた百科事典『語源』は西欧
中世の修道院や大学で長く必読書とされていたとか。 ですから、以前
の私の疑問 「イシドウス・ルネッサンスからカロリング・ルネッサンス
に写本が伝わったか?」 というのは多分YESなんでしょうね。p65
こんなこと、大学で西欧中世史でも勉強していれば周知のことなんでしょうね(涙)

で、今はさらに北、ようやくフランスに進路をとり『アンリー四世』 
以前、『王妃マルゴ』という映画で注目した人物ですが、ようやく図書館に入
ったので早速借りて読み始めています。 なにしろあの『ロマネスク世界論』
より厚手、8000円もするのでとても自分で購入する自信がありませんでした。 /(^o^;; 
カソリックとプロテスタント間の宗教戦争の渦中にあって両者の和解に努め
「フランス」の基礎を作った人物。 中世の宗教戦争を見るような今日の
紛争の解決に何がしかのヒントを与えてくれるのではないかとの期待から。


二重の驚き 投稿者:Hiroshi  投稿日:10月10日(木)09時18分49秒

学位もなくて専門外のところでの快挙、しかも若い。 素晴しい!! 
これで日本も基礎研究力が認められるようになったということでしょう。
それに我々の世界の話に関係しますが。あの質量分析はこれからのプロテオ
ミクスの最大の推進力になってますからね。 『遺伝子から蛋白の時代』
への変化を象徴するものではないでしょうか? 

たまたまアルツハイマーの診断指標として尿からの排泄物の分析にも
HPLC-mass spectrometryが使われている論文を読んでいたところです。 
これは完全にOn line版、ハードコピー版はなし ↓ pdfかHTLM版のみ。
これは対象の産物の分子量は小さいですが簡便そう。
N.A.R. 30, (2) e7 (2002)
 
あの方も、常識に囚われず目の前の現象にこだわった成果ではないでしょうか。 
常識や偉い先生の説に流されると独創的なことは出来ないということだと思います。


ノーベル化学賞も 投稿者:iida  投稿日:10月09日(水)20時43分02秒

日本人ですね。しかも会社の方。
島津製作所の田中耕一氏

「生体高分子の質量分析法のための「脱着イオン化法」の開発が評価された。 」
とのこと。たしかに質量分析は急速によくなり、あたるようになりましたよね。

連日日本人受賞ですごいですね!

http://www.asahi.com/international/update/1009/006.html


祝;小柴先生のノーベル賞受賞 投稿者:Hiroshi  投稿日:10月09日(水)08時42分21秒

『教科書を疑い、信じるのは自分の出した実験結果』。 
嬉しいですね、こんな先生が世界的に評価されるのは♪ 
こんなことも言われてます。

『同じ戦い方をしたら負ける。義経のひよどり越えだ。
からめ手から勝負する・・』URL↓

工夫次第で、世界とも互角に戦えるわけですね!

http://www.asahi.com/people/update/1008/003.html


『ドイツ中世社会史の研究』 投稿者:Hiroshi  投稿日:10月05日(土)15時06分43秒

野崎直治著、早稲田出版部 1995年初版 ISBN 4-657-95419-9 をいま読んで
いるところです。 例のイタリアの掲示板で紹介していますが、むこうの方
では書名を出しませんでした。 この掲示板と読み合わせれば特定できるかと。


『森と悪魔』