パリ1 ルーブル 投稿者:iida 投稿日:07月24日(月)00時09分14秒
7/5 はローマからパリに移動。 しかしアリタリアの遅れのせいでパリ午後半日観光は おじゃん。 それでも家人をつれてルーブルをとおり、セーヌ川へ。 ●52 ルーブルのピラミッド 93年11月完成だそう。設計者は中国系アメリカ人のペイ氏。 11年前にいったときは外から見えていただけ。 95年にいったときはできてておどろいた。今回は もう驚く必要はないけど、やっぱりなんかすごいと 思わせるものはある。やっぱりフランスだ、とかかな。 でももともとフランスには古代中世通じて エジプト文化はながれこんでいたから、 日本のお城の前にピラミッドを作るほど違和感ないのかな? ●53 サモトラケのニケ パーフェクトといえる数少ない作品だ。 トルソになってしまっているとはいえ、体の動き、 衣服の流れによる風の可視化、大気を抱擁するような羽の広がり。 ギリシアでは紀元前にこんなのを作っていたのだ。 ●54 ミロのビーナス 中学生のときはこういうものにすごいと おもうことはなかったんだけど、今ではこれも パーフェクトといえることを知っている。 後世に限り無い再生産をもたらしたあるイデーのオリジナル。 ●55 ジオットのアッシジの聖フランチェスコ 重要な中世後期/ルネッサンス揺籃期の作品。 キリストは6枚羽の天使となって 聖フランチェスコにキリストは自らの十字架の傷を授け聖別する。 フランチェスコは清貧の聖者として記憶されるだろう。 ジオットは人物に表情を与え人間中心原理を導いたとされる。 しかし彼は遠近法をろくにしらなかった。 あの庵にどうやってはいれっていうんだ! まあ、それはともかく、その下には彼の逸話が描かれている。 なんでも鳥とコミュニケーションがとれたそうで、 鳥が彼の説教を聞いている。 ●56 ルーブルの傑作の一つ。レオナルドのヨハネ。 ヨハネはいままでキリストに洗礼をさずけるいわば脇役で 女にのぞまれて首まではねられて無事自分の指差す天国に いけたんだろうけども、レオナルドは天使もなしで このように描いた。レオナルドの作品は傑出している。 彼は目に見えるものしか描かなかった。 ●57 ルーブルのピラミッドを内側から。 やはり奇妙なハイテックと旧テクノロジーの対比。 デザイン、素材。しかしここはパリ。
オルセー・ポンピドー 投稿者:iida 投稿日:07月24日(月)16時55分42秒
ルーブル館内は7/6にはいりました。 そのあとはオルセーに。 オルセーにもロマネスクがあります。 というとびっくりするでしょうか。 もちろんロマネスク期につくられた ロマネスクではなくて追憶の ロマネスクというべきものです。 それはゴーギャンによって彫られました。 かれはタヒチ島で庵をあんだときに ファサードに彫刻を彫ったのです。 ●58 ゴーギャン デフォルメされた女、唐草模様に近付いた 植物、植物にともなう犬など、 彼のイメージにあったモニュメンタルな建築物が このデザインを決定付けたのでなければなんでありましょうか? ●59 セザンヌ 向き合ってトランプをする男 この絵はいかにも私好み。 対称性と非対称性が絵を構成しています。 もちろん色彩は実物を見ないといけないですが、 彼の色の置方は実に驚嘆すべきものです。 オルセーといえば私にとって重要な画家はオディロン・ルドン。 これはうまく撮影できなかったのでだしませんが、 いつもいつもとてもひきつけられて飽きるということがありません。 ●60, 61, 62 ポンピドー文化センター ポンピドー文化センターには国立近代美術館がある。4階かな。 あいかわらずこの建物は足場が組まれてて建築中なんだけど(嘘)、 僕にとってはいつも刺激と挑戦に満ちた場所。 ブーレーズ率いるIRCAMはストラヴィンスキー広場にいけってかいて あったけどなんなんだろう。 写真は建築だけで内部の写真はとってませんが 撮影もよいようです。 カンディンスキーとマチスは撮影したかったな。 マチスの王の悲しみやジャズのシリーズは格別。 かれがどれだけ大胆にフォルムと色彩を切り詰めたか。 いつも新鮮な気分になる。 カンディンスキーはベルンのほうがいいかな。 以前はここのがよかったけど。 主調曲線とか彼が音楽にアナロジーをもとめた 画面構成とかのものはほんとにきれい。色彩もいい。 マックス・エルンストがコンクリートで建築用のフリーズ を作成していたようなのですが、それもデフォルメして そのデフォルメがロマネスクチック。 記憶にうもれた形態の現代における結晶。 そういう意味ではピカソもアフリカンアートに インスピレーションうけましたっていっているけど ロマネスク最初期のものはアフリカンアートと かわんないから、ずらしてもっともらしく正当化した気もします。 彼はストラビンスキー同様、美術史を辿り直して 自分の作品をますます豊かにしていったのでしょうか。 それはそうと近代美術館は5年前きた時より、 現代美術が大幅に増強されて、まあ、がらくた 見たいなものなんだけど、ルーブル、オルセーときて 疲れ切ってた体はみごとに元気になりました。 こういう火花のちる空間はいかにもパリらしい。 そうそうiMacも作品として展示されていました。 初代のボンダイブルーってやつです。 フランスでは結構マックをみかけ、驚きました。